Wagon R:ホイール交換

交換前:13インチ 純正スチールホイール

昨年ネイキッドから買い替えたワゴンRが装着していたタイヤは、13インチの鉄チンホイールに、浅くて細かいヒビが無数に入ったエコタイヤ(145/80)。それから1年経過してみれば、順調にヒビが育ち、ぼちぼち交換の頃合いと相成りました。

交換後:14インチ 純正アルミホイール

で、どうせなので、ネイキッドでは試さなかったインチアップによる乗り味の変化を体験してみることにしました。もともと商用車みたいな雰囲気のクルマだし、あまり費用をかける気にもなれなかったので、期日を設けずネットでゆるりと中古品探し。お値打ち価格のタイヤつき純正ホイールが出品されたのを目にしたところで、そそくさとお店に電話を入れ、現物確認を行い、その場で取り付けてもらいました。

純正ホイールの仕様は、14インチ/4.5J/+45mm。履いていたタイヤも中古品だけど、まだまだフレッシュ感を残している MAXTREK M1(155/65)。

車体と似たような世代の純正ホイールだけに、見た目のバランスがよろしゅうおますな。ソリッドホワイトのワゴンRなんて一種の都市型迷彩車両で、街中で存在を感じさせないのが美徳かなと思ってたのに、いささか自己主張が出てきてしまった感がありますね。

乗り味の変化については、追ってまた。

HONDA MD90:再整備#9 スポークを張る

スポーク張り、初体験。
以下の作業は、そんな私の独自スタイルですので参考レベルまで。

スポークの表面を指先でなぞったときに少しザラつきが感じられたので(何らかの皮膜処理がなされていそう)、気持ちレベルのサビ予防を兼ねて、作業性向上のためのツヤ出しにシュアラスターのゼロウォーターを二度塗り込む。結果、つやつやスベスベお肌。

しかし。シュアラスターって聞くたんびにゼロテスターを思い起こしてしまうのは何とかならんか。

ニップル内部にも、気持ちレベルのサビ予防でシリコングリス塗布。

スポーク裁断前に撮影した写真を参考に、まずはインナーから1本1本張っていく。1本通したら、抜けない様にニップルで仮止め。インナーを張り終えたら、続いてアウター。すんごく、裁縫気分。

ふふ。できたぜ。
アウターで通すべき穴が1つズレたけどな。

やり直し、か…。

全スポークをハブに残したまま部分的に通し穴を変更しようとしても上手く行かず、無理しているうちにスポークがリムの縁に突き刺さり、塗装面を突き破る。あぁ。やっぱ不慣れな作業で手抜きするもんじゃあ、ありませんね。

結局、ほとんど初期状態近くまでスポークを外してからのリスタート。

そして、今度こそ、縫い目正しく完成。

新旧スポーク比較。

思えば、この郵政カブ以前に沖縄でバイクを乗っていたのって、毎年のように格安中古バイクを乗り換えていた学生時代まで遡ることになりますから、スポークつきの車両が手元に長いことあるのは今回初めてです。保管場所が問題を大きくしていた可能性はあるものの、一連のサビ具合をみるにスポークホイールって潮風多めの沖縄には不向きな構造なのかもしれませんねぇ。

閑話休題。タミヤの方眼マットの水平面でバランス取り。基準面との距離が近いのと方眼のおかげで、ブレを把握しやすいです。14インチ小径ホイール様々ですね。

初回作業となったフロントでは、バランスが取れているってことはテンションがある程度揃っているハズって解釈で、そそくさとタイヤを履かせて車両に取り付け、入れ替わりで後輪の解体作業に着手。あとはスポークレンチで一定の回転角で均等に増す締めしてやればテンション調整を完了できるハズ、という思惑だったわけですが、実際には、ホント意外なほどキツキツとユルユルなスポークが混在。方法論を再考。

作業2回目となるリアでは、スポーク裁断前にテンションのかかり具合を手に覚えさせ、スポーク張り替え後に適当と思われる張り具合のインナー&アウター各1本を選び、そのニップル先端から太さが変わる箇所までの長さを指標に、定規や竹串を利用しながら他のスポークの長さを統一。その後、方眼マット上でバランスを確認しつつ、テンションを均等に散らしました。ただし、新品スポークはいずれ伸びるので、テンションは敢えてキツ目。しばらく乗ってから再調整、と。

ということで、フロントで得た教訓をリアに活かし、そしてまたフロントをやり直し、です。

やっぱり、スポーク張りって、場数を踏まないとダメな作業の典型ですね。

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HONDA MD90:再整備#7 前輪リムのサビ落しと塗装

焦げたトーストのようなサビにまみれたリムを、どう料理するか。手持ちの材料を吟味した結果、化学反応をサポートに力技で押し切るかいと、お酢つきボンスターで磨く事にしました。お酢レベルの酸性じゃ、気は心レベルかもしれませんけどね。

ゴシゴシゴシ…。飛び散る汗、したたるサビ汁。お酢をパートナーにした作業は、鼻につく匂いが難点。完全な平滑面にする意図も根気もなかったので、ひとしきり浮きサビが落ち、表面がある程度なだらかになったくらいで作業終了。台所洗剤で洗浄のち自然乾燥。

どうせ塗るならチョイと遊んでみようかなと想いを巡らせていたのですけれど、バンピーなサビ肌を目の当たりにして、遊びなし!保守優先!で心が定まりました。

まず、サビた箇所を安定化させる目的でサビキラーを塗り、サビの少ない健康的なクロームメッキ面を含む全面をミッチャクロンで下地処理し、再びサビキラーを上塗り塗料として塗る。この作業をリムの裏表に。

クロームメッキ上に塗ったサビキラーは、プラモ塗料のフラットアルミ的な質感。水性塗料だけに塗膜は弱い雰囲気です。でも、例え多少削れたとしても、下がメッキの光モノであれば、余り気にならないでしょう(きっと恐らく多分)。それに、傷がついても気にしない、オフ車のホイール的な感覚で捉えていれば、どうということでもありますまい。

サビが酷かった箇所は、シワシワちりめんテキスチャー(笑)。いやね、どうせまた、錆びるんですよ。何やったって。今後発生するサビをサビキラーで封じることを前提にしてしまえば、予めサビキラーで全面を覆っておけば色違いやら質感違いやらの違和感を最小限に抑えられるんではないか、という目論みでした(オイル耐性は未知数ですけどね)。

てか、このシワシワを均してキレイに塗装する手間(そしてサビが現れたときの落胆)を考えると、それくらいなら新品リムを買え!って状態ですからね。そこんとこは割り切りですな。

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