電卓(SHARP EL-W222)の電池交換

20年近く使い続けていると電卓も知性を持つようで、手帳型ホルダーを開くたびに人類には理解できぬメッセージを表示しはじめました。

クリアボタンを押せばリセットされてフツーに機能するとはいえ、光発電が稼働しない低照度下では液晶表示が薄れて使い物にならなかったりもしていたので、試しに内蔵電池を交換してみることに。

本体裏の刻印に従い、交換用ボタン電池として CR2016 を用意。

本体裏側の6本のプラスネジを精密ドライバーで外し、背面カバーを取り外す。してからに、基盤上にハンダ付けされた電池ホルダー左端の隙間からマイナス精密ドライバー等の薄手の工具を突っ込み、内蔵電池を右に押し出す。続いて逆の手順で新品電池を装着し、動作確認。最後に背面カバーを固定して、作業終了。

いまところ、正常に稼働中。電算機による反乱の兆候はみられません。
めでたしめでたし。

iMac i5 21″(Late 2013):故障、内蔵ドライブ摘出。

一昨日、iMac 21″(Late 2013)で古い iTunes ライブラリの整理中に、突然ブツン!と電源が落ちました。以降、あれこれ条件を変えて電源を入れてみましたが、うんともすんとも言わなんだ。

電源が入らないのでは対処しようがないので、廃棄決定。数年前にリセットして、古いアプリ起動マシンとして利用していたので大したデータが残されているとも思えないのですが、念のため、内蔵ドライブを取り出して確認することにしました。

この iMac は、6年前にドライブ交換とメモリ増設済み。恋ならずとも開腹も二度目なら、大したコトではありませぬ。まして本体の完全復旧を考えなくて良いのであれば、なおさら。

そんな次第で、純正 1TB HDD から換装していた 500GB SSD をちゃちゃっと摘出。別の Mac に繋いで中身を確認してみたら、やっぱり大したファイルは入ってませんでした。ひとまず、フォーマットを済ませ、次回登板までブルペン待ちよ、と。

それにしても。思い起こせば5年前に壊れた MacBook Pro(Late 2006)も、いきなりブツン!でした。予兆がないと、壊れた時の備えができないので、どうにもイヤな傾向ですね。

IN HOUSE 置き時計のムーブメント交換

沖縄で結婚式を上げた同級生から頂戴した引き出物の時計が、ふいに動かなくなりまして。式から14年が経ちましたから、まぁ、よく頑張った、とは言えますね。

動かなくなったムーブメントには「SKP NO(0) JEWEL JAPAN QUARTZ」の刻印。調べたところ、日本のセイコータイムクリエーション社製で、現在でも、誠時という会社が扱っているらしい。どうせなので、交換修理してみることにしました。

ネットに掲載されていた製品仕様を参考に、現物の主要部位をノギスで計測して類似品を探索。置き時計に秒針がなかったこともあり、カチコチ音のしないスイープタイプの「SP-350」を通販で購入しました。

表裏の比較。どちらも左がオリジナル、右がSP-350

現物が届いたので比較。見事にそっくりさん。単純なリプレイスが期待できそうな雰囲気ぷんぷん。よくよく見ると、分針用の軸のスリーブの高さが違ってたのだけれど、パツンと切断するだけで済みそう。

何事もなく、ムーブメントをクルクル回して文字盤ウラに設置完了。

だがしかし。時針が入らない。ノギスで測ってみたら、時針の穴径が 5.0mm であるのに対し、SP-350 の軸径は 5.5mm。なんだ、その嫌がらせ。

SP-350 を文字盤から外してフタを取り、分解したオリジナルと中身を比較。なんとなく、軸部以外の部品は共通っぽい気がする。で、あれば、だ。部品を移植してやろうでないの。

アナログ式の時計は、部品が込み入っているから、作業メモと記録写真が大事。

移植パーツは、時針用と分針用の軸2点。上がオリジナル、下が SP-350。

そして組み直して電池を入れてみれば… 無事、作動(ほっ)
電池を抜いて、再びムーブメントを文字盤に据え付ける。

6時ちょうどを真っ直ぐ指すよう、時針と分針をセット。
そして、電池を入れてみれば… 無事、作動(改めて、ほっ)

文字盤とガラスを清掃し、組み立て、作業完了。今回の部品移植が計時精度に影響するかどうかは分からないけれど、だからと言って他にできることがあるわけでなし。しばらく様子をみておきます*。

*その後3日間でのズレは1分未満。問題なし、です。

しっかし。腕時計の新調からの、G-SHOCK の分解電池交換からの、置き時計の修理、ね。気分はもう、エセ時計屋!な1週間でありました。

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