HONDA MD90:再整備#19 課題と宿題

今回の整備シリーズの、最後のまとめ。
備忘録がてら、今後の課題を記しておきます。

3年前に交換したバッテリーは、+端子にナニカの結晶がまとわりついておりました(硫化塩?)。端子の洗浄&研磨後、サルフェーション分解機能つき充電器で正常にチャージできたので継続利用としましたが、ボチボチ寿命なのかも。

ハブ側の固着していたネジを外しても抜けなかったスピードケーブルは、切れたときに店に持ち込んで交換してもらうとするかな。

後輪のベアリング3点およびオイルシールは今回未交換。
ブレーキシューは、前後とも約3mm残。そのうち交換のこと。

春先に購入していた格安のチェーンカバーは、残念ながら私の郵政カブ(P型)には装着できませんでした。「あんどんカブなどの古いカブやインジェクションのカブには使用できません」なんて但書きがあったのだけれど、それでも範囲がアバウトですやね。

穴位置がズレているというより、スプロケカバーの開口部とチェーンカバー先端の形状が合っていないのが原因ぽい。また、サイドカバーとのクリアランスが小さく、サスが動いたときに干渉しそうな気配もあり。

…先端を切断すれば、少なくともネジ位置は合わせられるかもしれないな。でもステンレス製でカッタイんだよな。適当な切断工具がないな。よって、これまたペンディング。

アルミが腐食して表面が凸凹マダラになっているウィンカー4点は、配線に触れる機会があるときに取り外して補修のこと。

※ストップランプのメッキ部は、サビ削り&サビキラー塗布済み。

今回、過去ユーザが貼付けていたステッカー類を剥がしたのですが、何せ古いものだからリムーバーだけでは完全に落としきれず。これはもう、塗装を傷める覚悟で削り取るしかなさそう。

ただし、この先ずっと乗り続けていれば、いずれ車体全体の根本的なサビ対策が必要になるのは確実で、それにもれなく再塗装がついてくるのも確実。よって、その時に改めて考えようかと。過去ユーザが塗ったボディカラーに色を合わせるのは手間なので、ツートーン化かなぁ。

当初、キャブレターを分解してキレイに清掃してやろうかと企んでいたのですけれど、組み立て時に交換が必要となるOリングキットが既に廃番。一応、比較的世代の近いセットを購入していたものの、酷くサビついた締結部品の存在もあって、作業着手に及び腰になってしまいました。

それに、結果的に2ヶ月もの間ガソリンを空にしていたことが、それまで機能していたアチコチに悪影響を与えていることが懸念され、「とりあえず走ればよいのだ(どうせカブだし)」の基本的なスタンスに立ち返って、作業期間がより長期化する可能性のあるキャブの分解整備は将来に持ち越し。信号待ちでたまにエンストするけど、気にしない気にしない(少しは気にしろ)。

これまた当初、フロントフォークのオイル&シール交換も考えていたものの、フォークチューブがステムに固着しているらしくビクともしませんでした。手持ち工具で何とかしようとすると、ハンマーでぶっ叩くしかなさそうだけど、弊害を考えるとできるだけ避けたい作業。方や、構成部品のサビ具合からして、ステムごとまるっと交換してしまっても良さ気でもあり…。よって、「とりあえず走ればよいのだ(どうせカブだし)」精神で、現状まま保留。

もっとも、バイク屋にフォークオイル交換を頼みがてら状態確認くらいしておこうかな、という頭もありはするのですけどね。

そして最後に。何年か前にバイク屋で「エンジンの音がおかしいんじゃね?」的な発言を受けたのと(そんなこと言われても買ったときからこんな音だもの)、ほとんど乗ってなかったくせに春先のオイル交換で汚れ方がひどかったこともあり、いささかシリンダー&ピストン周りに懸念があるんですよね。クリアランスが拡大して、ピストンが暴れているんじゃねぇかと。

エンジン分解、かぁ。それもサビまみれの。私ゃバイクに乗るのもいじるのも好きだけど、ソコまで行っちゃうと別次元だなぁ。バイク2台持ちならともかく、日常の足として使っている(正確には、改めて使おうとしている)中古のゲタ車にソコまで手をかけるか、悩みどころです。まぁ、とりあえず、今以上に悪化せずに走ってる間は手を触れずとも良いか、な(どうせカブだし)。

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