昨年引っ越してからというもの、郵政カブは野ざらし保管。やがて、雨後にシートにまたがると、じょ〜っとオモラシすることに気づかされました。シート表皮に生じた細かい穴から雨水が染み込んで、中のクッションが水浸しになるのですね。
以来、手でシートを押しつぶし排水してから、適当な大きさにカットしたPVC生地を尻に敷いて乗るようにしていたんですけど、さすがに頻繁に雨に降られると嫌気がさしてくるものでして。
そこで、シート表皮の張り替えないしシートの全交換を検討しはじめたのです。だがしかし。手元のパーツリストによると、私のP型だけ嫌がらせの様に他と部品番号が違う。しかも、純正品は後継パーツごと廃番。なんて仕打ち。
しかたないので、対応範囲にP型が含まれているっぽい、NTB の郵政カブ用シート張り替えセット(ST-121)を注文。本日、ブツが到着しました。
この商品は、張り替え用シート(CVH-121)とアンコのセット。シートは縫製ではなく高周波溶着されていて、アンコもスポンジの積層ではなく金属心材入りの一体成型品。耐水性に期待できそう。
でもなんか、今のシートとは形状が少し違うような気が。やっぱり、P型のシートは特異なのかしらん。
(後日追記:形状は問題なし!でした)
表皮を軽く被せてみたところ。沖縄仕様の白シートとはオサラバになるけど、黄色い車体にラクダ色なら合わなくもないだろうから、許す。
シートの張り替えついでに、昨年の再整備では手抜き作業で済ませたシート裏のサビ対策をキッチリしておきたいので、作業工程をちゃんと考えなくちゃいけないな。大型連休は仕事になりそうだし、かといって沖縄の梅雨入りは早いし、意外にせわしなくなりそうな予感です。
しっかしなぁ。引っ越し前は雨のかからぬ半地下の駐車場に停めていたから(そして余り乗っていなかったから)、シートの水濡れを全く意識していなかったんですよね。シート表皮にあけられた穴は、当時の駐車場に住み着いていたノラ猫一家が残した爪痕でしょう。ちょくちょくカブのシートで昼寝していたし、ネイキッドのキャリアパッドで爪研ぎしてやがったしなぁ。憩いの場を提供してやってたんだから、少しは感謝なさい。