「マフラーがつけられるのはいつの日か」なんて前回の記事で記しましたけれど。過去2ヶ月強に渡った整備について整理しながらチマチマ書いているうちに、作業の方が一段落してしまいました。そして本日、マフラーに吹いた耐熱塗料の焼き上げを兼ねて試験走行してきたのです。
今回の整備では、曲がりなりにも機能していたキャブやエンジンには敢えて触らず、そして結果的にサスにも手をつけられなかったとはいえ、新タイヤと新ハブダンパー、それに各部のフリクション低減の相乗効果なのでしょう。全体的に「滑らか」になった印象でした。もっとも、走行フィール改善よりも、視界や指先にサビの存在を感じられなくなったことが一番気持ちよかったですけどね。
ついでに、今回手をつけなかったキャブとエンジンにヨサゲな添加剤を求めて、バイク用品店に立ち寄ってきました。さりながら、今世紀に入ってから添加剤を買おうなんて気持ちになることが一度もなかったので、最近のソコラヘンの商品についての知識がゼロ。よって、素直に店員の薦めに従ってみました。
買ったのは、LIQUI MOLY のエンジンコーティング&クリーナーと燃焼向上剤の使い切りタイプ。「両方いっぺんに入れちゃって良いですよー」と言われたのだけれど、タンク容量と濃度を考えるとそれもどうかな…と思えたので、まずはクリーナーのみ注入しときました。もっとも、昔からこの手の商品の効果については額面通りに受け取れない人なので、内側をマシな状態にしてくれるというのなら、少しでも良いからそうしてくれろ、程度の期待でしかありませんが。
整備の記事は、もう少し、続けます。
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その撮影から1ヶ月。純正ガスケットが届いたところで、汚れを落として再確認。汚れを落としたらなおさらエンジンと一体化しているように見えてしまい、単なる段付き構造なんじゃねぇか? やっぱガスケットはナイんじゃないか??という疑念が湧いてくるわけですよ。
余りに自信がなくなってきたので、ここで一旦作業を中断して、カブのエキゾースト・ガスケット周りの写真をネットで探してみる。だけど、ほとんどが「これから作業しますよ」写真で、ガスケットを外したあとの写真が見当たらず。いわんや古い郵政カブの写真をや。ともあれ、調査の結果、普通のカブのエンジン側にはガスケットの台座となるような段差はなく、ツルンとしている可能性が高そう。
ということで、ガスケットがない状態だと、ツルンとしてますよ、二段構造なんかじゃありませんよ、と。
そして、新旧ガスケットの比較。











