ここ数年、順調に育ってきたボンネットのウォッシャーノズル周辺のサビは、夏を迎えた頃に崩落しはじめました。それだけならまだしも、ボンネットの溶接ナットが1箇所バカになって正しくボルト固定できなくなったものだから、ボンネットを開けるとグラッグラ、高速を走るとガッタガタ。それだけでも十分だのに、7月のある日のこと、たまたまボンネットを開けたら固定フックが壊れてボンネットが閉まらなくなってしまいまして。その修理を機に、ボンネット自体を交換することにしたのです。
実は1年前の車検の時もボンネットを交換するつもりで探してもらっていたのですが、状態の良い同色のブツが見つからずに断念した経緯がありました。そこで今回は、状態が良ければ何色でもヨロシ!で手配。どうせ同一カラーでも、微妙に色違いになるのは必至で、であればいっそ何色でもいっか、黒とか赤とか黄色なら合わなくもなさそうだしなーという頭でいたのです。
で、見つかったブツは、たまさか同一色。全体的にクリア塗料が白化していたり、2箇所ほど傷つき凹んでいたりはしていたのだけれど、機能面の問題解決が最重要課題であって、外観の問題なんざマイナートラブル。よって、交換修理自体は現状オッケー!にしていたのです。
でもね。ボンネットなんて目立つ部品だから、そのうち自分で塗ってやるかな、と内心企んではいたのでした。
で、塗料やら工具やらが揃ったところで作業スタート。
9月22日、塗膜の劣化が酷い範囲を集中的に処理しつつ、耐水ペーパー(#600)で全体的に荒らす。金属面が露出した範囲は一旦プラサフで目止め。
9月27日、引き続き耐水ペーパー(#600)で平均的に慣らす。
そして昨日、10月3日。
ボルト4本を抜いて車体からボンネットを取り外し、塗装の準備。
ちなみに、ウォッシャーノズルはボンネットの表側から突き刺さって4つのツメで固定されているだけでした。ラジペン等でフックの出っ張りを2本ずつ潰して押し出す様な感じで、取り外すことができましたとさ。
ネイキッドの
なかなか入らぬプラリベットを無理に通そうとして割ってしまった、運転席側のドアバイザーを補修。
バイザーの破断面にアクリル用接着剤を塗り、ズレが最小限になるよう慎重に貼り合わせ。
二日間ほど放置してから、プラリペアによる追加補修。プラリシート併用の効能は
亀裂の開口部は両面テープの接着力に任せるしかないので、そこからほど近い黒塗装部に大きめのパッチを当てることにする。接着力を増すために、シンナーと耐水ペーパーを使って塗装剥がし。してからに、シリコンオフで清掃。
リベット穴の反対側の亀裂をどうするか、しばし思案。亀裂全域を補強してしまうと、バイザーがたわんだ際に補強材を当てられないリベット穴付近にシワ寄せが来そう。小パッチ3点を均等配置して、平均的に支えてもらうとするかな。
プラリシート接着後、プラリベットのカラーが適度な抵抗で収まるようになるまで、棒ヤスリで通し穴を拡張。
黒帯部に貼った白いプラリシートが余りに目立つので、ミッチャクロンと Holts つや消し黒(いずれもスプレー)を塗料皿に吹き付け、それぞれ筆塗り。
そしてまた二日後の今日、車両に取り付けました。
かくなる上は、シールを貼って誤魔化すしかない。そそくさとチラシで型を取る。
ささっと貼り付け。うん、これなら受け入れられるよ。きっと、いつか洗車機のブラシに負けて剥がれてくるんだろうけど、そしたらまた作り直せばいいものね。