HONDA MD90:再整備#4 キャリアボックスとリアキャリアを外す

郵政カブには、6年前に収納ケースをボルトとステーでもってリアキャリアに装着していました。サビだらけのキャリアをドウニカするには、手始めにこのケースを取り外さねばなりません。

相手となるのは、ステーとの圧着に使用した M6 ボルト6本と、キャリア直付けの M8 ボルト2本。苦戦が予想されたので、前日までにラスペネ(浸透潤滑剤)を塗布してありました。

そして、エイヤ!…グニュン。

M6 6本のうち、4本が破断。 錆び付き、恐るべし。

ともあれ、ケースの取り外しに成功。 ケースの下敷きにしていたクッション材は、意外に達者でした。

だけど、キャリアがねぇ…。
お前はもう、死んでいるのでは。

絶望感に包まれつつも、キャリアを車体に固定しているボルト&ナット外しに取りかかる。案の定、力技が求められたけれど、キャリアの取り外しに成功。

かさぶた状のキャリアの塗装面を指先ではぎ、洗剤をつけたボンスターで落とせるモノはなんであれ落とし、乾かしたら一件落着!……だったら、どれだけ幸せなことだろう。

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HONDA MD90:再整備#3 ステップの再塗装

キックスターターアーム同様に4年前に塗装しなおしていたものの、キックスターターアームよりは念入りに処理していたハズのステップではありますが、もはや鉄屑の様相を呈しておりました。よって、再塗装。

ステップを外すには事前にマフラーを外さなくてはなりませぬ。MDって、こうした芋づる式の部品外しにゲンナリさせられる機会が多いバイクではありますね。

ほら、鉄屑。

例によって、ボンスターでガーッ!と磨いて、サビキラー塗布。周辺部品もついでにキレイに。

前回、下地処理なしに直接ブラック塗装したことが今の惨状を招いた一因と思われたので、今回はキッチリとプラサフをば。事前にゴム部分とエンジンとの勘合面をざっとマスキング。

キッチリと言いつつも、(面倒くさがって)古い塗料を完全に落としたわけでなし。入り組んでいる箇所なぞは厚塗りの極み。

プラサフの乾燥時間を十分にとってから、Holts つや消し黒を二度塗り。サビが出たらタッチアップ対応する前提なので、クリア塗装なし。

ま、こんくらいで良しとしましょう。

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HONDA MD90:再整備#2 キックスターターアームの再塗装

他の部品に比べれば軽度なものの、キックペダルのアーム部にもそれなりのサビ。4年前の整備では、ボンスターで磨いてメタリック塗料を直接吹いてオシマイにしてましたからね。まぁ、無理からぬこと。

今回は、ボンスターでサビ(と部分的に塗装)を落としたあとにサビキラーを塗る工程を追加。そして、4年前から使い残されていたボデーペン(ガンメタ)の出番。

ガンメタ二度塗り乾燥後、同じく4年間熟成されていたクリアを二度塗りして、はいオシマイ。

靴やズボンでこすられ続けているうちにクリア層なんて容易に剥がれそうな気はすれど、ウレタン塗料なんてもったいないし、都合5層もあればサビの侵攻を少しは遅らせられるんではないかと期待しているところ。

ペダル部分のゴムが鈍く光っているのは、4年前の手抜き塗装の名残り。あのときは、マスキングすらしてませんでしたからね…。あとでつや消し黒でも塗っておくかな。

そのペダルを固定する役目を担うバネが完全にバカになっていて、いとも容易にペダルが回ってしまう。これ、走行中にふくらはぎに当たって結構うっとうしいのだけれど、上から圧入されたリングでバネが固定されているぽいので、ドウニカするのは難しそう。よって、ここは放置&我慢、かな。

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