DAIHATSU NAKED:秋補修#19 割れたドアバイザーの補修

なかなか入らぬプラリベットを無理に通そうとして割ってしまった、運転席側のドアバイザーを補修。

手始めに、補修範囲の敷設ずみ両面テープを切断除去しておく。

バイザーの破断面にアクリル用接着剤を塗り、ズレが最小限になるよう慎重に貼り合わせ。

もともと3次曲面をしている上に、継年劣化でバイザー自体に歪みが生じていたようで(なんせ19年以上昔の製品ですもの)、さすがにキレイにピッタリ!とは参りませんでした。

二日間ほど放置してから、プラリペアによる追加補修。プラリシート併用の効能は過去にフロントパネル補修で確認済み。どちらかというと、接着剤は形を整えることが主目的で、強度面はコチラが本命。

亀裂の開口部は両面テープの接着力に任せるしかないので、そこからほど近い黒塗装部に大きめのパッチを当てることにする。接着力を増すために、シンナーと耐水ペーパーを使って塗装剥がし。してからに、シリコンオフで清掃。

リベット穴の反対側の亀裂をどうするか、しばし思案。亀裂全域を補強してしまうと、バイザーがたわんだ際に補強材を当てられないリベット穴付近にシワ寄せが来そう。小パッチ3点を均等配置して、平均的に支えてもらうとするかな。

プラリシート接着後、プラリベットのカラーが適度な抵抗で収まるようになるまで、棒ヤスリで通し穴を拡張。

黒帯部に貼った白いプラリシートが余りに目立つので、ミッチャクロンと Holts つや消し黒(いずれもスプレー)を塗料皿に吹き付け、それぞれ筆塗り。

最後に、除去した範囲に両面テープを貼りたして、準備完了!

そしてまた二日後の今日、車両に取り付けました。

当然が如く、白いプラリシートが自己主張する。いや、ソレは織り込み済みだったのですけど、自分が受け入れられる範囲だろうと考えていたんですよね。でも、ゴメン、ちょっと、ムリ。運転席のドアじゃなかったら、まだしもなんだけど…。

かくなる上は、シールを貼って誤魔化すしかない。そそくさとチラシで型を取る。

カーボン調シートに型を当て、輪郭線を整え、切り出し。このシート、目論見があって買ってはいたものの、結局使われることなく何年もホコリを被っていたシロモノ。ようやく出番が回ってきたねぇ。良かったねぇ。え? まだ迷彩柄が1巻ある?

ささっと貼り付け。うん、これなら受け入れられるよ。きっと、いつか洗車機のブラシに負けて剥がれてくるんだろうけど、そしたらまた作り直せばいいものね。

と、いった次第で。
2ヶ月以上前に着手したドアバイザー貼り直し作業が、ようやく終わりましたよ、と。郵政カブもそうなんですけど、古い車両って、何か修理しようとすると、芋づる式に作業範囲が広がっていくんですよね。いやはや、長かった。

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DAIHATSU NAKED:秋補修#18 エンジンルームのサビを塗る

先週、サビキラー処理をしておいたエンジンルーム。

本日、ささっと塗りたくってやりました。

使用したのは、サビの上から塗れるタイプの建材用油性塗料(ブラック/ライトグレー)と、クレの耐熱スプレー塗料(ブラック)。

ネイキッドのエンジンルームは、やや青みがかったグレーで塗られていたので、近似色としてライトグレーを用いたのですが、ぜんっぜん、色が違いましたよ、と。

美観は二の次というか脇に置いてサビのヒドイ箇所だけ筆塗りしていったものだから、トコロによりカナリいい加減な仕上がり。サビが深刻化しなけりゃ、それで良いのです。何というかもう、自家用車というより、港湾施設車両とか農業用車両とか、それくらいの扱いですね(笑)。

ラジエーター上部のフレームは黒く塗られていたので、ブラック塗料を筆塗り。プラモ用の小さな塗料皿で塗料を現場に持ち出したのですが、少量で浅いものだから、塗料がどんどん乾燥して重くなっていくのが厄介でした。

いかにもエンジンから熱が伝わってそうな箇所は、ささっとマスキングして、耐熱塗料をささっとスプレー。

1時間くらいボンネットを開けっぱなしにして塗料を乾燥させている間に、摺動部と非塗装範囲をグリスアップ。

以上、おしまい!

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DAIHATSU NAKED:秋補修#17 エンジンルームのサビ退治

先週のスピーカー交換時に改めて気づかされた、エンジンルームのサビ。

バイザーの取り付け作業が手早く終わったので(3枚しか貼ってないしね…)、こちらも手早く対策を講じることにしました。

まずは、オイルや何やらの交換年月日が記された歴代整備のアルミステッカーを最新版だけ残して剥がしてしまう。中でも厄介な紙製ステッカーが貼られたエアダクトチューブは、本体ごと取り出して強力粘着剤ハガシを塗布してステッカーを剥がす。薬剤が強力過ぎてプラが白化したことには目をつむり、外側を中性洗剤で洗って天日干し。

車両に戻って、サビの繁茂具合を再確認したのち、真鍮ブラシで浮きサビをコスリ落としていく。

さらに、サビ落し消しゴム(#240)も併用。これ、今まであんまり役に立ってこなかったのだけど、複雑に込み入ったエンジンルーム内のアレコレの表面をザッと均す作業には丁度イイ感じでした。

汚れたところは、バケツを持ち出して水洗いするのも億劫だったので、バイザー取り付けに使ったシリコンオフ&キッチンペーパーと、アルコール除菌シートでフキフキ(ホントはプラやゴムには良くないのだろうけど)。

浮きサビと汚れをザっと落としたところで、今度は表面処理。当初はサビの上から塗れる建材用の油性塗料(2色)を直に筆塗りするつもりでいたのですが、思っていたよりもサビに侵された範囲が広かったのと、今更ながらにエンジンルーム内の込み入り様に色分けする意欲が挫けたので、ひとまず赤サビから黒サビへの転換処置を施しておくことにしました。

残りわずかとなったサビキラーを希釈し、塗料ではなくサビ転換剤として利用。

そして、元の色が何色だろうがお構いなしに、手の届く範囲のサビつき面を嘘くさい銀色に仕立て上げていく。

サビキラー塗布後、エアダクトチューブの取り付け。しかるのち、プラ素材パーツにはダッシュボード用の艶出し剤を、ゴム素材パーツにはラバープロテクタントを塗り込んで、本日作業、終了。

来週あたりにでも摺動部品をオイルアップするかな。色塗装をどうするかは、その時にでも考えようかと。

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