HONDA MD90:2度目のエンジン・オイル交換

台風8号から2週間経った先週末、塩まじりの強風でベタベタしていた郵政カブを洗車しました。洗いながら約2ヶ月ぶりに観察していたら、春に塗装したアチコチからサビが…。下地処理にはそれなりに気を使っていたものの、結局のところ上っ面な処理しかしていませんでしたから、まぁ、ソンナモンなのでしょう。

そんな折、ふと気づいたのが、ずいぶん長いことオイル交換していないなぁ、という事実。過去記事を見かえしてみると、前回の交換は2年2ヶ月前のことでありました。

と、いうことで、本日オイル交換。使用したオイルは前回の残り、バイクに使っちゃダメよ印の「カストロール GTX 10W-30 SL/CF」。3L缶に入れたまま暗所保管していたとはいえ、ビー玉で缶内の空気を抜くといった対策をとっていたわけでもなく、恐らくは盛大に酸化していること間違いなしの一品でもあります。まぁ、カブだし、交換しないよりはマシ、くらいな感じで。

さてはて、2年2ヶ月ぶりのオイル交換とはいえ、その間の走行距離は700km。さすがにそんなには汚れてはいないだろうーという思惑は外れ、見事な汚濁っぷり。考えてみりゃ、前回の交換時に、もう1回くらいフラッシングしようかなーなどと思っていたくらいなので、ある意味当然だったのかもしれません。

走らせてみると、少々シブくなっていたギアの入りが改善。さりながら、そんなことよりも、長らく整理棚の奥に陣取っていたオイル缶を捨てられることの方に、オイル交換の意義を見出していたりするワタクシがおりましたとさ。

DAIHATSU NAKED:NGK Premium RX を奢ってました。

昨年9月の車検の際、「交換からあまり経ってないから、そのままでイイですよー」とテキトーに伝えていたネイキッドのプラグ。その後、記録簿を見直したら、交換から既に2年、距離にして18,000kmを走っていたことが判明。歳を取ると時間の経過が早くなるなぁ、とシミジミとしていたことはさておき、交換せにゃあかんよね、と思ったのは年も暮れようとしていた頃の話でした。そして購入したのが、NGK Premium RX。イリジウムより1グレード上のシリーズです。

選んだ理由としては、高性能がどうこうより、高耐久・高寿命に惹かれて。それまでは、ごくごくノーマルの NGK BKUR6EK-9 を付けてました。

上の燃費の推移グラフでは、プラグ交換のタイミングで急に燃費が上がってますが、たぶん、これ、車検のときに交換したタイミングベルトと補機ベルトが馴染んで来た影響が極めて大きいと思います。よって、新プラグの省燃費性能は、いまいち分かりません! ちなみに、右端の方でグラフがぐっと上がっているのは、3月に本島北部をぐるりとドライブしたときのもの。19.65km/l でした。

私のネイキッドには 3,200-3,300rpm あたりでエンジンが息切れするポイントがあって、毎日の通勤で4速でその回転域を超えてればラッキー、回転が足りなければ3速にシフトダウンするような坂道を通ります。だいたいにおいてプラグを交換した直後というのは、モノがなんであれ調子が良くて当たり前で、以前のフツーのプラグでも息切れ領域を感じさせずに4速ホールドで登りきってました。でも、その状態、2ヶ月くらいで元に戻っちゃったような記憶があります。さりながら、今回のプラグは、交換から4ヶ月以上経った今も平然と回ってくれるのでストレスがないですね。さすが高いだけのことはあるわい。ということで、今の状態をどれだけの間維持してくれるのか、ソコントコロを期待しちゃっているわけであります。

と、この記事を書くのに交換当時の写真を見ていて思い出したことがひとつ。一番左のプラグのところから、オイルが滲み出てたんだった…。プラグ交換したら暫く走って再確認しようと考えていたのをスッカリ忘れてました。ちょうどインパネの塗装自作のリング加飾作業の合間に片手間で交換したから、注意がソッチに行ってたかなぁ。でも、こないだウォッシャー液を補充したとき、べつだんオイル臭はしてなかったよなぁ。でも、こないだって、いつだったっけ。はて。

HONDA MD90:春の大掃除#8 リアブレーキとリアホイールの整備

5月24日。約1ヶ月に及んだ整備が終わった〜と思いきゃ終わってなかった日から、1ヶ月経過。仕事も一段落し、陽気も良かったので、郵政カブの整備を再開いたしました。課題はリアブレーキからのカツっという異音発生です。

問題は、整備開始の段から外れなかったブレーキロッドの蝶ネジ。これをドウニカしないとドウニモならないので、錆び落とし剤とピカールと真鍮ブラシを組合わせながら、蝶ネジの可動範囲を徐々に広げていきました。そして、蝶ネジが外れたー、ドラムブレーキが外れたー、クララが…(以下自粛)。

後輪ごとブレーキを部屋に持ち込んでカムシャフトを動かしながら現象を確認してみると、カツっという音はブレーキ内部ではなく、パッドがロックした衝撃で外側のカバーがホイールにぶつかって生じているっぽい。なんだ、じゃあ、後輪の締め付け具合の問題っぽいやん。とはいえ、どうせ外したので、もろもろキレイにしてやることにしました。

では、カムシャフトを抜きましょう。

が、てんで抜けやしない。
しかたないから、ハンマーでカンカンカン。

シャフトも穴の表面も、サビがきてました。とはいえ、シブくても回ってはいたので、耐水ペーパーではなくピカールでシコシコ研磨。そしてグリースアップ。

パッド周りも分解し、各部品をブレーキクリーナーで洗浄し、スプリングにグリースを塗って再組み立て。

ホイールもサビサビだったので、#320の耐水ペーパーでザザっと浮きサビを落としてからサビチェンジャーをヌリヌリ。記録として左の写真を撮ったところで終わりにしようかなーと考えていたものの、好奇心から試しにウソくさい色した耐サビ塗料のシルバーをスポークにちょっぴり塗ってみたら、ちょっぴりどころか全て塗りつぶさないと見た目におかしくなってしまったので、面倒くせーと思いつつヌリヌリヌリ…。

そして後輪を車体に戻して、様子を伺いながらナットを締め付けてみると、緩くてもカツっ締め過ぎてもカツっ。なんだそのビミョーなバランス。ということで、ビミョーな締め付け具合なところで割ピンつけて、今度こそ本当に作業完了〜♪です。

まだ大した距離は走ってませんが、整備した効果はバツグン!ではないにせよイイ感じ。まだチェーンの張りが強いせいか、最高速度がちょっと落ちたような気がしますが、それでもイイ感じ(ということにしておこう)。

さて、これでリア&駆動周りは終わったから、今度はフロント周りだな。うん、そのうちだな。そんな気分になったらだな

|MD90 春の大掃除:#1, #2, #3, #4, #5, #6, #7, #8|

Copyright ©2025 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.