HONDA MD90:再整備#17 あちこち塗る。

過去記事で触れなかった塗装まわりをまとめて。

ヘッドライトのフレームは新品交換する予定だったのですが、型式を誤って部品発注してしまうという痛恨のミスを犯してしまい、買い足すのも癪だったので塗装でごまかすことにしました。

耐水ペーパーでサビ落とし→サビ部分にサビキラー→ミッチャクロン塗布、まではリム塗装と同じ工程。メッキ地へのメタリック塗装で質感がどうなるか、といった点に興味があったので、プラサフ(グレー)を塗らずにボデーペン(チタンシルバー)を二度塗り&クリア塗装してみました。結論としては、よほどメタリック塗料を薄く塗らない限り、下地がメッキでも質感には影響しない感じ。ごくごくフツーのメタリック塗装な仕上がりでした

続いてハンドル周り。写真上段の通り、作業前はサビッサビな状態でした。当初、ハンドルを外してスプレー塗装してやろうと考えていたのですけれど、左側のスイッチボックスの固定ネジが固着してしまって外れない。よしんばドリルで揉んで外したとしても、ウィンカーを外す必要がある。それには、ライト裏の配線の巣をいじくらなくてはならない。今回の整備シリーズでは電装周りに手をつけたくはなかったのと、なんかもう面倒になってきたので、キーシリンダー部だけ外してハンドルをつけたままサビ落しと筆塗り塗装を敢行しました。

ハンドルは、サビキラー。三叉とキーシリンダー部は、サビキラー後にサビの上から塗れる系のマットブラック。キーシリンダーの刻印部にはサビキラーの銀色を流し込み、オン位置の「●」にタミヤカラーの赤を上塗り。

4年前に交換したナポレオンのラジカルミラーもサビがキテいたので、分解のうえサビ落し→サビチェンジャー→マットブラック塗装。なお、写真の様にミラー裏側のネジ2本を完全に外してしまうと、ミラー内部でアーム部を固定する金具が迷子になって復旧にモノスゴク手間取りますのでご注意を。いやホント、投げ捨てようかと思ったもの。

鮎の塩焼きのようになっていたホーンは、サビキラーとサビの上から塗れる系のマットブラック対応。ここまで朽ちていても、ちゃんと機能していたのはエライ。

タンクのキャップと残量メーター部はサビキラー。ガソリンがかかる可能性の高い場所だけに水性塗料であるサビキラーだけでは心もとなかったので、さらにクリアを筆塗り(少しでも効果あればヨシとする)。

焦げたサンマのようなマフラーは、耐水ペーパーで全体的に浮きサビを落としてからサビキラーを塗り、耐熱ブラック塗装。過去の塗装を完全に落とす気力はなかったので、部分的に新旧耐熱塗料の重ね塗りになっています。全く褒められた塗装ではありませんけど、今以上に劣化が進んだらもう、新品交換するしかないだろ、な判断にて。

リアサスはダンパー部をサビキラー、バネをサビチェンジャーで済ませました。マフラー同様、これも交換レベルだろうと考えてはいるのですけどね。

といった作業の効果のほどは、と言いますと。試験走行から10日ほど経った今日、あっちこっちに点サビが出ていることが判明いたしましたよ、と。まぁ、今回の一連の作業は対処療法に過ぎませんからね。サビについては根本的に根絶しない限り、再発を防ぐのは難しい(てか、無理)でしょう。なのだけど、根絶のための手間と時間を考えると、なかなかね…。

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