ケアンズ(豪):宿 インターナショナル・ホステル

エスプラネードの南端近く(港/PIER寄り)にある宿「インターナショナル・ホステル」。95年にケアンズを訪れた頃から「地球の歩き方」とかで上位にリストされるようなメジャーなバックパッカー宿のひとつでした。当時の私は海外での日本人との接触を極端に避けていたので、リスト上位の宿ではなく、あえて市街地の西外れにある「Up Top Down Under」というバックパッカー宿(以下、バッパー)を選んで1週間ほど泊まっていました。

エントランス
PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

そんな私が何故「インターナショナル」を選んだかというと。

サンシャインタワーを延泊して風邪を治してから1泊2日のホース・ライディングに参加したところ、さすがに病み上がりで馬乗りをしたものだから疲労は極限。夜にケアンズまでマイクロバスで送ってもらった頃にはヘットヘトでした。たいてい、この手のアクティビティは各参加者の宿を個別に巡回してくれます。まだ宿を決めてなかった私は、「次はインターナショナルだよぉ」というスタッフの呼びかけの中に含まれていた「インターナショナル」という単語に朦朧とした頭の中のかすかな記憶が共鳴し、そのままフラフラと泊まってしまった次第。写真で男性2人が立っている(写真に対して)左側の建物です。

ドミトリー(4人部屋)
PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

この宿にはシングル/ダブル/ツインといった部屋もありますが、やっぱり主流はドミトリー(相部屋。以下、ドミ)。ここでは4人相部屋(A$22)と8人相部屋(A$18)が選べました。1泊A$10〜15くらいが普通なドミとしては、少々高めの価格設定。ドミの面白さは、もちろん色んな国の連中と接する機会が増大する点にあるのですが、一方で、こういった小部屋スタイルの場合、同居人の性質によって居心地が極端に変動します。例えば、酔っぱらった若い欧米人の声のでかさは半端ないし、群れた日本人は五月蝿いし、部屋に女性を連れ込んで口説き始めるバカもいます(この傾向は都市の規模が大きいほど、また海が近いほど、強くなる)。ただ、私のように静かに一人旅を楽しむ人もそれなりに多いので、結局は当たり外れですね。いずれにせよ少人数部屋の方が静かだろうと、4人部屋をチョイス。なお、宿によっては男女同部屋のドミもありますが、ココは部屋ごと(ひょっとするとフロア別)に振り分ける方針のようです。

建物内観
PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

1階入口には観光案内所(日本人スタッフ有)があり、奥に向かってフロント/インターネットコーナー/自販機/共同キッチン/共同ランドリーと続きます。2階〜4階が宿泊部屋で、写真で4階の奥に見えるのが共同シャワールーム。もちろんトイレも共同。最上階は、大型テレビと複数のソファー、それに時間貸しのビリヤードコーナーのある娯楽室になっていました。

1階横にはレストランがあって宿泊者はフロントでチケット(A$10くらいだったかなー)を買うと、割引料金で晩ご飯が食べれました。宿泊2日目に利用しましたが、正直あまり感心しなかったので、それっきり。オーストラリアの食事代は、宿泊費に比べて明確に高い(日本と同等かもっと高い)ので、長期間滞在でバッパーを利用するような輩は自炊が当たり前になります。05年の2回の旅行は95年の旅とは違って一般的な観光旅行でしたからさすがに自炊はしませんでしたが、ニコチンのほかカフェインも必要な私は、スーパーで瓶入りインスタントコーヒーを買ってキッチンで沸かして一服してました。残ったコーヒーは相部屋の連中にお裾分け。

05年の旅行では日本人観光客の多さに驚いたのですが、それでも2月末という中途半端な時期だったせいか、バッパーで日本人を目にすることはほとんどありませんでした。そんなこともあり、同じ年の6月に出かけたときもこの宿を利用。バッパーの魅力は先に上げたガイジンさんたちとの交流のほか、もちろん安さと、あとはチェックイン時間を余り気にしないで良いところ。95年当時はグレハン(グレー・ハウンド、バス会社)の大陸東半周パスを使って経巡っていたのですが、だいたい前夜に電話予約しておくとバスの到着時間にクルマで迎えに来てくれるし、予約してなくとも他の人を迎えにきたスタッフに部屋がないか確認してもらったり、あとは飛び込みで気軽に尋ねてみたり(05年の2回がそう)、と、まぁ、融通が効くというか大雑把なあたりが私的に馴染みやすい宿泊サービスですね。

一方で、正体不明の連中と同部屋になるので、身の周りの品や自分自身に対するリスク管理が必要です(貴重品はフロントで預かってくれます)。不幸にも五月蝿いガイジンさん達と相部屋になったら、毅然とした態度で「うるせぇ、静かにしやがれ!」くらい言ってあげましょう。アクション映画のノリで「この○○野郎!」まで付け加えると、ウェイトで不利な肉弾戦になる可能性が高いのでご注意を(実際そんな強く言わんでも、たいていの連中は静かにしてくれますよってに)。

|豪州2005:出発前夜出発到着初日
宿:サンシャインタワー宿:インターナショナル・ホステル
乗馬:スプリングマウント・ステーション

ケアンズ(豪):宿 サンシャインタワー

4年前のオーストラリア行を旅行記調に書き始めたのはいいけれど、ケアンズに着いた時点から4年間放ったらかし。何事にもケジメは必要という事で、テーマに分けて再開します。なお、この4ヶ月後にまたケアンズに出かけ、それより遥か昔(1995年)にも訪れていたのでそこら辺の話も交えるつもり。なお、写真はフィルムカメラ(PENTAX Super-A)とデジカメ(CASIO Exillim M20)で撮影したものです。

まずは、前回の日記の続きとして、ホテル「サンシャインタワー(Sunshine Tower Hotel Cairns)」の話題から。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

95年にオーストラリアに1ヶ月半ほど滞在したとき利用したのは、もっぱらバックパッカー宿。05年の旅行でもそのつもりではいたものの、10年振りの海外旅行ということもあって、現地の空気に馴染むまでの最初の2泊は日本でホテルを手配することにしました。基本的に私は海外で日本人に囲まれるのが嫌いなので、日本人の多い繁華街から少し離れ、かつ、相対的に安い宿をHISに探してもらい、その結果選択したのが、このホテル。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

ホテルのランクとしては「スタンダード」クラスでしょう。上の方のフロアだったので、窓からの見晴らしは良いのだけれど、海から遠いこともあって、悲しいかな見るべき物が余りない。部屋はエアコン/シャワー/トイレ/冷蔵庫/湯沸かし器/テレビつき。オーストラリアのあちこちで色んな宿に泊まりましたが、シャワーとトイレが共用じゃなかったのは、ここが2件目(笑)。日本から手配できるような宿なら別でしょうが、95年当時、現地での安宿探しで名前に「ホテル」なんてご立派な単語がついていてもバス・トイレ共用のところが珍しくなかったので気にする方は要注意。まぁ、あれからだいぶ月日が流れたから、変わったかも知れませんが。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

宿泊費はツインを1名利用で、当時の為替レートで1万円くらい(A$130前後?)だったかな。出発前夜にカラオケで騒いだ挙句、現地でひどい風邪っぴきに陥った私は養生のため1日延泊したのですが、その際にフロントのおばちゃんから「あなたHISの利用者?それじゃ」と言われて支払ったのがHISと同じ価格。おばちゃんの言葉のウラに<あんたホントはもっと安いんだよ>というメッセージが含まれていたのを覚えています。ちなみに日本語を話せるスタッフには遭遇しませんでした。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

裏庭には、比較的大きめのプールと、ジェット水流つきのこじんまりとしたSPAがあります。プールサイドの雰囲気はのどかで良ろし。これならまぁ多少高くても許してやろう、といったところですね。水は少し冷たかったですが、亜熱帯の強くも暑い日差しに焼かれた肌にはピッタリ。風邪を引いていた私は、テレビの映画鑑賞にあきると、熱冷ましと光合成目的でよく利用してました。ただ、夕暮れのキレイな時間から夜にかけては、ほろ酔い加減の白人カップルがSPAでいちゃつきはじめるので、性根の清らかな日本人はプールに入りづらくなる状況に遭遇するかもしれません。私ゃ性根が腐り気味な日本人なので好きなようにしてましたが。

1階の玄関側にはレストランが併設されています。初日、晩ご飯を食べに寄りました。落ち着いた雰囲気があり、料理も美味しかったですが、お値段がちょと割高。私みたいに旅行経費全般の削減目的でHISを使うような人が入る店ではありませんな。少なくとも、Tシャツ+短パン+サンダルで入るような雰囲気は皆無なので、多少は身なりに気をつけた方が良いでしょう(っても私だってポロシャツ+ジーンズ+ブーツレベルでしたけどね)。

ホテルの周囲は、道路以外に見るべき物なーんもなし。繁華街まで歩くと結構な時間がかかるのと(中心部まで15分くらい)、そこに至るまでの雰囲気が余りよろしくないので、女性の方にはタクシー利用をお勧めします(特に夜)。積極的にこのホテルを選ぶのだとしたら、あくまでも「泊まるところ」と認識して、現地のアクティビティのピックアップポイント(たいてい送迎サービスがある)として活用。そして、休息日はホテルのプールでのんべんだらりんとする、と。そこらへん割り切れれば、値段も手軽だし、良い宿だと思いますよ。

なお、市街地から離れているから日本人が少ないものと期待していたものの、日本から手配できる低価格帯の宿が限られるからでしょう、日本人20代グループと少なからず遭遇しました。その点を気にされる方は、もう少し高い、中途半端な価格帯のホテルにシフトした方が、より海外旅行気分を味わえるかと。

|豪州2005:出発前夜出発到着初日
宿:サンシャインタワー宿:インターナショナル・ホステル
乗馬:スプリングマウント・ステーション

PENTAX *istDs

高校3年のときからペンタックス一眼ユーザの私。一昨年に*istDが出たときにかなり食指が動いたのですが、いかんせん先立つものがない。というか、果たして今、まだ完成されたとは言えない高価なデジ一眼を購入する必要があるのか?という思いが浮かんでは消えしているうちに1年が過ぎて行きました。そして*istDsが発売。4年ちょい前に購入した300万画素のコンパクトデジ・NIKON COOLPIX880とほぼ同価格まで売り値が下がってきた今年の正月、ついに財布の紐が弛んでくれました。

一眼レフとしては大学の時に中古で買ったSuper Aから15年ぶりの新機種(笑)。時が経っても、小型でかつシンプルなあたり、相変わらずペンタックスらしくてなにやら少しホッとしました。ただまぁ、プラスチックの丸みを帯びたボディには、一眼と言えばメタルでカクイという刷り込みのある私にはあまり魅力的ではありませんでしたが。

小型といっても、さすがに昔のカメラと比べると太って見えますよね。寸法上はそんなに違わないのですけれど…(横幅は*istDsの方が小さい)。ただその分、グリップした感じは良くって、重めのズームレンズを装着したときのバランスも良いですし、単焦点レンズをつけているときなどストラップをかけずに片手で掴んで持ち歩くようになりました。

私の所有レンズは全てマニュアル仕様(MとA)。マニュアルモード(M)で撮影するときに、シャッターを切る前に「AEロックボタンでで絞り込み測光」というステップが必要なのには慣れましたが、内蔵フラッシュ部のオーバーハングで絞り環が見づらいのが少々気分悪いですね。ファインダー内にはほとんど情報出ませんですし。もっとも、昔のレンズが今のカメラ(しかもデジカメ)で使えるだけでも嬉しいので、そこらへんはまぁ、許してやろう(でも改善してね)。Exifにレンズ&撮影情報がマトモに入らなくっても、まぁ許してやろう(でも改善してね)。という気持ちで過ごしております。

と、いいつつも。実際にあちこち持ち出していたら、やっぱデジカメはAFズームが楽しいのかなーなどと思うようになってきてしまいました。昔のカメラ(銀塩カメラ)の楽しみは「現像時の映像を想像してカンと経験を元にイロイロ調整しながら撮影」して「現像したときにイメージ通りなら嬉しい♪」あたりにあると思うのですが、デジカメだとその場で確認&修正できてしまうので、「仮に標準設定で撮影して、確認後に調整版を撮影」していくという変に作業的な撮影になりがちな気がします。それに*istDsのファインダーが良いとはいえ、所詮APSサイズのファインダーではマニュアルフォーカスがしにくくて、やっぱフォーカスする楽しみ以前にこれまた作業的に感じられてしまうのです。MF向きの交換スクリーンを出してくれれば印象も変わると思うのですけれども‥。

と、いいつつも。さいきん一眼を使わなくなっていたのが、*istDsを買ってからあちこち持ち歩くようになりました。ので、何だかんだ言ったって、オッケーな存在なのです。ランニングコスト(撮影枚数)を気にしないメリットが大きいのでしょうね。それに使っているうちに銀塩カメラ(というかマニュアル仕様の35mmフルサイズファインダーのカメラ)ならではの美点を再認識してきたので、案外Super Aと共存できそうだなぁ、という感じです。そういう意味でも私的にはちょうど良いポジションのカメラなのかもしれません。

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