オデッセイ(The Martian)

週末、「オデッセイ」を観てきました。リドリー・スコットのことだから、シリアス演出で臓物的なオドロオドロしさがあるのかと思いきや、全編通してストレートな娯楽作品でありました。「テルマ&ルイーズ」にも通じる、前向き映画ですな。そこらへん全く予期していなかったので(笑)、作品世界に馴染むまでに時間がかかっちゃいましたよ、と。実話ベースの「アポロ13」ほどカタルシスはなかったけれど、宇宙飛行士のくせにパニクリまくる「ゼロ・グラビティ」と違って、皆さん仕事がプロフェッショナルで良ござんした。

火星犬気分
(半段暗くすりゃ良かったな)
PENTAX K-S2 / HD DA 35mm F2.8 Macro Ltd.
f5.6, 1/80, ISO200

【追記】後日、原作を読みました。これまた面白かったです。

TAMIYA: 1/48 TIGER I & VW STAFF CAR (MAT Ver.)

おおよそ出来上がった TIGER I を MAT(Monster Attack Team)仕様にするにあたり、イロイロ頭にアイデアが浮かんだものの、一方でイロイロ面倒になっていたので(笑)、ごくごくシンプルな表現に留めることにいたしました。

何にしたって外すことができないマットチームのロゴは、エレコムのタトゥーシール(透明)を利用することに。Adobe Illustrator で元絵を作ってからミラー反転、そして顔料インクのプリンター(EPSON PM-4000PX)で印刷ベースシートに出力。

粘着剤シートを重ねて圧着し、形状に応じて切り抜いたらモデルに仮当て。そして水で軽く濡らし、頃合いになったらシートをズラして取れば完成。

テストしたり間違えたりで、本番までに印刷から貼り付けまで3回繰り返したところで分かったことが何点か。まず、出力後に粘着剤シートを圧着する際に角のあるモノで強くこすると、粘着剤ごとインクが動いて滲んだ様になることあり。そして、仮当ての際に押し当ててから微調整しようとすると、これまた滲みます。そこらへん、ご注意を。

他の怪獣退治の専門家チームにしなかったのは、もちろんミリタリーちっくな世界観に MAT が一番似合っているということもあるのだけれど、ユニフォームのシンプルさも後押し。過去に組み立てたスタッフカー付属のドライバー3体と、タイガー付属の戦車長1体を塗装。3体のドライバーのうち、デキが良い1体をオモテに出すことしました。

スタッフカーのドライバーは、座席に接着しやすいように背中から尻にかけてボコっと穴が開いています。そこで外に出した隊員の背中には、タイガーの余った部品で無線付きの背嚢(ぽいもの)を組み立てて背負わせておきました。

これにて、一件落着。
なんかもう、一生分のプラモを作った気分(笑)。

マットタイガー1号とマットビートル
後ろに見えるは 1/48 新マンの足首
PENTAX K-S2 / HD DA 35mm F2.8 Macro Limited
f5.6, 1/80, ISO200, -0.3EV

HD PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited

ある日の職場。
いつかそして何度か)目にしたことのある光景…。

中古の HD DA 35mm macro リミが届いたのでした。手持ちの標準域の単焦点が、やわらかーい描写をする A 28mm F2.8 しかなかったので、もうちょいメリハリのあるレンズが欲しくなっていたのです。

どうせなら FA 31mm F1.8 Limited、お手頃価格になった FA 35mm F2、FA 35 の光学設計を受け継いでいるという DA 35mm F2.4 も考えてみたのですが、価格/大きさ/外装の質感/設計の新しさあたりのバランスと、そして何よりもクイックシフトフォーカスの存在が強く後押しした次第。かててくわえて良品中古を見つけたのでポチったと。春先にフルサイズ機が出たって、私ゃしらんもん。フィルムカメラでも 35mm 域、ほとんど使ってこなかったし。APS-C 専用で良いのです。

たまたま K-S2 が事務所に置いてあったので、さっそく合体!

全長は、15mm リミより若干長いくらい。K-S2 とのバランス、よいです。
(奥のズームは DA17-70mm F4)

幅の狭いK-S2でも、少しフォーカスリングが遠いかな(あと5mmくらい手前にあると嬉しいな)、な印象。

でも、15mm リミや、ましてや 21mm リミと較べてリング幅が太くて断然操作しやすいし、かつトルク感が MF レンズ並みに素晴らしいから、少し遠いくらい何だってぇの、であります。
写真はフォーカス無限大位置。

マクロだけあって、最短距離まで回すとにゅいーん。
内蔵フードを伸ばすと、さらににゅいーん。ちょっとした大砲状態。

最近接(13.9cm)にある被写体との距離感は、こんな感じ。
被写体は、タミヤ 1/48 Volks Wagen TYPE82E STAFF CAR

フードを伸ばすと、被写体がフードの中に入ってしまいます(笑)。

これはあれですね。普段はフードを必ず伸ばすようにして、被写体をレンズに触れさせぬための触覚として利用するですな。ネコのヒゲのように。

とはいえ、ここまで被写体に寄れる(寄りたくなる、そしてそれが許される)状況が日常的にそうそうあるとは考えられないので、やっぱり「マクロレンズ」ではなく「どこまでも寄れる標準レンズ」という解釈が正しそうですね。今までにマクロ機能付きのズームレンズとか、接写リングをかました単玉でマクロ撮影していたことはありましたが、標準域のちっこい単焦点を付けたまま被写体に無段階で(ほぼ)無制限に近づけるという体験は新鮮でした。

こりゃ面白そうなレンズだぞ、と。

鼻先にピント
さすがにこの距離は嫌がる犬
PENTAX K-S2 / HD DA 35mm F2.8 Macro Ltd.
f2.8, 1/60, ISO1600, -0.3EV

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