
2月半ばにネイキッドからワゴンRへの乗り換えた前後に、純正オーディオ交換やドラレコ設置に備えてアレコレ物色していたのですが、その流れで目に止まったのが、やたら安く売られていたエアコン吹き出し口用のメッキ・リング。きらびやかな装飾パーツには余り関心なかったのですが、安いならいいかとポチっとな。
そして、商品が届いてから1ヶ月経過。関心が薄かった故に、遅まきながら開封しました。細かいバリ等はあるものの、プラ成形のメッキ製品としては許容範囲。

だがしかし。裏面の両面テープが朽ちてました。ほぼ粘着力が失われ、テープのゴムがブロック状に硬化・収縮し始めていたのです。
以前、ネイキッドのドア・バイザーを取り外した際、点々と硬化した両面テープの処理に手を焼いたことがあるのですが、その状態に至る途中経過を目の当たりにしましたよ、と。

ともあれ。朽ちた両面テープを除去。幸い、まだ柔軟性が残っていたので、指先でテープの大半を擦り落とすことができました。残滓は、粘着剤はがしで撃退。

そして、ハサミで細切りにしたダッシュボード用の超強力両面テープに貼り替え。この両面テープの剥離紙は、薄いけど硬めのプラスチック製(?)で横方向の柔軟性なし。よって、予め剥離紙を剥がしてからリングに貼り付ける必要がありました。
つまり、リングに両面テープを貼りつけたなら、早いとこリングを車両に貼らねばならぬ。今日は下準備だけしておけばイイかな、なんて悠長に構えていたのだけれど、え、〆切、今日?今すぐですか?!な展開に。

両面テープ貼りを終え、そそくさと車両へ。
シリコンオフで吹き出し口を清掃して…

ぺったん!
いかにもビジネスライクな車内に、ちょっとしたアクセントが生まれて良かったかな、と。運転中、メッキの反射光が目に入ったらヤだなと思っていたのですが、そこまで視界を妨げるような気配はなさそうです。って、曇天下での印象ですけれども。
ドア窓を下ろし、バイザーを仮当てしてプラリベット穴の位置を見定め、上辺のウェザーストリップを少し引き出してクリップを潜り込ませる。そしてウェザーストリップを元に戻し、再度バイザーを仮当てしながら、プラリベット穴と重なる位置までクリップを滑らせる。
事前にバイザーの取り付け方法を調べた範囲では、先にプラリベットを通してしまうらしい。だがしかしけれども、如何せん今回使用した両面テープの台紙が硬い上に、複数枚に分断されているため、狭い隙間でも一気に剥がせる様な代物ではない。よって、三度バイザーを仮当てし、クリップ穴との位置、および、押し付けたときのドア縁との位置関係を頭に入れ、あとは一発勝負。台紙を剥がしたドアバイザーを慎重に貼り付けました。
そして、接着部に圧を加える。これでどうだぁ。
かくして、左側2枚、完了♩
起伏の少ない上辺だけに両面テープがかかるよう、現物合わせでソコだけ細切りにした両面テープを貼り付けることにした次第。
うん、いい感じ。
数日前、試しに取り付けてみようと思い立ち、途中で詰まったプラリベットのカラーを無理に押し込もうとして、バイザーを割っていたのでした。
エーモンの超強力両面テープ 3928(10mm巾、2m長)を3巻用意しておいたものの、実際には2巻で少し余りが出たくらい。バイザー側の被接着面をシリコンオフで清掃し、貼り付け作業開始。
私のネイキッドに付いてたバイザーは、magical gear 印のブリスタータイプ。フロント用の前方は弧を描いています。使用した両面テープの接着テープ自体はゲル状で縦横自由に曲げられるのですが、プラスチック製の台紙は横には曲がらない。よって、曲線部では、無理やりテープを横に曲げて台紙を浮かせ、浮いたところをハサミでチョン、の、繰り返し。
硬い台紙に守られたゲル状の接着層をソコソコ長い距離に貼り付けていると、どうしても手元が微妙にズレて、接着層に歪みが生じて凸凹になることしばしば。また、当然の様にあちらこちらに気泡が混ざったりしてしまいます。
生じてしまった気泡には、上からカッターで切れ目を入れて空気を逃し、凸凹の凸部は切り割いて圧を逃がせる様にしときました。ゲル状だけに、一度貼り付けてしまうと「剥がして貼り直す」ことが出来ないのがツライところでしたね…。