DAIHATSU NAKED:フロントパネルの交換

解体屋から買い取り、プラリペアによる補修を済ませたフロントパネルの交換作業について記します。

ちなみに、作業自体は3週間前。
なんで替えたかといえば、1年半前につけた割れと傷周辺の傷みが進行してきたから!

センターパネルの両サイド下部はバンパーで固定されているため、パネルを外す前に左右のバンパーを取り外す(少なくともパネルとの勘合を外しておく)必要があります。

最初にウィンカーを外し、その奥に潜んでいる10mm六角ボルトを抜きます。ただしこのネジ、150mmのエクステンションをつけたソケットレンチでもギリギリなくらい、深いところにあります。あとは外から見える範囲にあるトルクスネジを外していくだけ。

左右のバンパーを取り外し、パネルとフェンダーを締結しているトルクスネジも外したら、ボンネットを開けて、パネルを固定しているプラネジ&カラーを外します。

プラネジは写真のような構造。ネジを締めていくとカラーのスカートが末広がりになって目出たくパネルを固定します。私のクルマでは劣化が進んでネジがバカになり、また、ネジを抜いてもカラーが変形したまま。ドライバーが意味を成さないので、ウラから指を回してネジを押し上げながら上から摘んで抜き取り、同様にカラーもウラでスカートを摘みながら押し出しました。

パネル両端はフェンダーとプラ勘合していて、パネル下部は赤いプラフック5点で車体のフレームと連結されています(パネル補修時の写真を参考)。どうせ交換する私は両端の勘合を動かせる範囲で仮外し(?)したら、あとは腕力でガコッ!とパネルを手前に引き出しました。そうでない方は、プラ部品を痛めないよう慎重に!

といった流れで、顔の剝がされたネイキッド。

手抜きして、バンパーの一番後方のトルクスネジを緩めただけにして完全に取り外さなかった所為もあるのでしょうが、ボンバルビーというか、エピソードIのC3POというか、なにやら憂いのある表情してますねー。

で。あとは逆の手順。フロントパネルを嵌め込むときに、バンッ!!と派手な音がしておののきました。幸い、補修部が割れた気配はなかったので、これが通常の音でなければ、劣化したプラフックを割ってしまったのかもしれません。こういう機会にこそ、プラ部品なんか交換しておくべきなんでしょうけどね・・・。

それはさておき、ともかくもキレイな顔に戻りました。色や質感も同じような劣化具合で違和感がありません。短命モデルのメリットと言えますね(笑)。

さてはて。

これでここ1ヶ月続いていた週末整備のレポートも一段落、かな。古いクルマだけに、意識してしまうとアチコチ気になる箇所を見つけてしまって、際限なくなっちゃうんですよね。しばらくは放念することにいたします。そう決めた!

DAIHATSU NAKED:フロントパネルをプラリペア。

いささか旧聞になってしまいましたが、正月明けそうそうに解体屋で仕入れたネイキッドのフロントパネルの、その後の話なぞ。

外回りの状態を確認して購入したものの、実は1ヵ所、大きな亀裂が入ってました。

コの字状の1辺が完全に割れ、続く1辺に白化、残り1辺にヒビあり、です。

そこで武藤商事の「プラリシート」とやらで補修することに。

パッケージを開けて出て来たのは、石綿調のガラス繊維入りシートと薬瓶と小さいスポイト。なにやら化学実験が始まりそうな雰囲気で、理系心を鷲掴み(笑)。

まずは接着力を高めるために、処理する面を中性洗剤で脱脂し、乾燥後サンドペーパーで荒らします。

なお。この手の補修キットについてネットで調べているうちに、補修シートは患部断面には何もせず、補修シート自体の強度でもって患部を繋ぎ止めているに過ぎない印象を持ちました。一方で、今回の部品はサイズが大きく、かつ柔軟性のあるABS製で、しかも患部は応力のかかり易そうな中央付近で、かつ振動の大きいネイキッド。これ、硬度だけで大丈夫なんだろうか。パキッと割れたりしないんだろうか。

そんな頭もあって、薬品同士が喧嘩しないことを祈りつつ、保険で割れた断面に多用途型ゴム系瞬間接着剤(セメダイン スーパーX2)を塗り込んでから、プラリシートを貼付けることにしました。

今回はシートをハサミで短冊状にカットしたものを3枚用意し、硬化時間を入れてだいたい30分置きに横縦横と貼付けました。シートに薬品をかけてから患部に貼付け、位置を微調整するまでは、ちょっとした時間との勝負。なので写真を撮る余裕、まったくなし。

完全に硬化してからパネルを持って具合を確認してみると、補修部はかなりガッチリ。明らかに他の部分との強度が異なります。とはいえ、そうやすやすと割れが広がることはないんじゃないかという気配が感じられて、まずは一安心♪

写真は、補修作業から1週間後、車体にパネルを装着したときのもの。断面に塗った接着剤がはみ出ておりました。ま、こんなもん、気にしないもんね。

補修作業から4週間経った現在、これといって問題は生じていません。ほ。

DAIHATSU NAKED:リアハッチを静音計画。

リアハッチドアに、エーモンの「2650 風切り音防止テープ」を貼付けました。これ、リアハッチ用(5.1m)ではなくドア用(4.3m)ですが、その選択に深い理由はありません(笑)。

まずは中性洗剤で脱脂し、取付け位置を確認します。静音テープはボディ側のウェザーストリップに沿ってドア側に貼付けるのですが、下の方の曲線部の接触位置が目視観察ではよくわからない。なので、シートバック・トレイの滑り止めに使ったテープの残りを適当に切って(結果5点)、背側にノリを塗ってウェザーストリップに貼付けてドアを軽く閉めてみました。すると、テープがドアに転写されるって算段です。目論み通り、上手く行きました。

その目印を頼りにロック部からテープを這わせていき、残りは目視観察した通りに貼付けて行きます。今日の沖縄は暑かったので、ゴム製のテープは熱でクニャクニャ。作業としては、やり易かったです。

グルリと貼り付けたら、ドアをゆるりと動かしながら当たりの確認。特に位置調整する必要がなさそうだったので、圧着させるためドアを完全に閉めて放置しておきました。

4.3mあったテープの残りは、どう見ても1m超。陽気で柔らかくなっていたところで、引っ張り過ぎたような、なんかイヤな予感。この先冷えたときにギュッと縮まないことを祈るばかり。

静音テープの取付け後、開閉音はバンッ!!!からバンッ!!に変わった、ような気がします(笑)。ただし、ややくぐもった音質になったので、これだけでも作業した甲斐はあったかな。これ以上の開閉音の低減は、ドア自体の剛性を上げるか、中空部に防音材を詰め込むかでもしない限り難しいでしょうね。走行中の静音化は、さっぱり。リアハッチの気密性だけ高めても意味がないので当然ですわな。

あと、やはり緩衝材が増えた分、ドアが少し閉めづらくなりました。また、ドアノブを引いてロックを解除すると、ゴムの反発力が効いてガコッという、これまでにない感触と音が発生(これは私好み)。もっとも、しばらくしてゴムが馴染んでくると、こうした異質感は薄れるそうですが。

ま、そんな感じです。静音テープの効果云々というより、遊んでいるパーツが1つ片付いただけで、私的には気分がスッキリいたしました!

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