金曜日
水曜日のサビ削りに続き、サビ表面の黒サビ安定化のため、腹側と背側の全面を希釈したサビキラーで筆塗り。
土曜日
穴が空くほどのサビをどう処理するか、ポクポクと考える。あんまり広い範囲をパテ埋めしてしまうと、いずれサビが膨張したり表面のサビが剥離したときに、パテ全体がゴソっと剥がれるような、いささか危険な香りがするんですよね。思案の結果、穴の周辺、剥離して薄くなっている面や断面など、背側のダメージの大きいポイントに限定して、接着力の強い金属用エポキシパテを用いることにしました。
ということで、スポット充填!
いや、全然、スポットじゃあ、ないじゃないか…。
いわゆる、計画倒れ。
かくなる上は、毒くらわば皿まで。かかる範囲全体をパテ埋めすることと相なりました。
パテ盛りしなかった範囲には、(前段でサビキラーで処理していたとはいえ)念のため、皮膜を生成するタイプの黒サビ転換剤を筆塗り。
日曜日
1日おいて、黒サビ転換剤の皮膜とパテの乾燥にあてる。だがしかし。
ここで痛恨のギックリ腰。
そして今日、再び月曜日。
硬化したパテにエッジやツノが残っているとアンコを傷めそうなので、痛む腰をだましだまし、気になった箇所だけ400番の布ヤスリを当てる。
以上、外観を気にしないで良い面だけに極めて雑な作業となりましたが、これにて下地処理、オシマイ。あとは、塗る、だな。
先週の日曜日、
月曜日
火曜日
水曜日
こうして作業が進むにつれ、もともと空いていた穴は順調に成長。いやね、サビを全部落とすつもりで作業したら、大穴が空いたり、カミソリの様に薄っぺらくなる箇所が出てくること必至。適当なトコロで踏みとどまらないと、守るべきものを踏み抜いてしまう恐れが多分にあったのです。
先日、
作業前に、張替用シート皮販売「スタンダード」さんの、
前方5カ所のツメは一つ折り、残り11カ所はカタカナの「ム」の字ふうに二つ折りになってました。全般にサビが酷く、指の力だけで「ム」の長辺(被さる面)が剥がれ落ちたのが2点、作業過程で破損したのが1点。ただし、うち2つの短辺(皮に突き刺さる面)は幸い残っているので、シート皮の固定自体には極端な影響はなさそう。
メリメリ言わせながら、慎重に皮をはぐ。
三枚におろしたところ。
サードメーカー製(NTB)新品アンコとの比較。
シートフレーム裏面。
洗浄後、観察。
なお、シートフレームとアンコは大き目の両面テープで3カ所固定されていた痕跡がありました。また、洗浄時に汚れとともに洗い流してしまいましたが、シートフレームと外周のモールは、少なくとも3カ所、マスキングテープ?で固定されていたようです。