HONDA MD90:シート張り替え#10 閑話休題

シートの張り替え作業が終わり、あとは車体に取り付けるだけ。なんだけど、センタースタンドの上げ下げで腰骨が砕け、洗車の姿勢で腰回りの筋肉が悲鳴を上げる、そんな悪いイメージしか頭に浮かばなかったものだから、本日は腰休め。ついでなので、取り外した古いシートの話題なぞ。

当初、せっかくだから部屋で使う座布団にでもしようかなーと企んでいたのです。そこでカビキラーでシートカバー裏面に茂った黒カビ退治。その後、カビキラーを洗い流さぬままバケツに移し、水で希釈してカバー全体を漂白、してからに乾燥。

一方、雨水を盛大に吸ったアンコは、ベランダで陰干し。ここしばらくの沖縄は雨天続きだったせいも大きいのでしょうが、10日経っても完全には乾燥しませんでした。それに、カサブタの様にアンコにこびりついたシートフレームのサビの固まりよ…。指でつまんでも簡単に取れないくせに、触っているとサビ小片がポロポロ落ちてくる。かてて加えて、右側面を広範囲に渡って浸食していたカビの存在は、乾いた後でも如何ともしがたく…。

そんな次第で、再利用は断念。廃棄することにしました。

アンコはそうそう乾燥するものではないし、カビやすくもあるので、シート表皮に穴や亀裂が生じたら、速やかにシートを張り替えること。そんな教訓を残してくれましたよ、と。

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HONDA MD90:シート張り替え#9 (懸念を残しつつ)完成

組み付け作業が進展しなくなってしまったので、休憩を取りつつハンターカブのシートカバー交換例のページで工程を再確認してみる。勝手に予想していた「あとは張りを調整するだけ」に相当するようなステップの記述はカケラもなく、いきなりツメにかけにいっている。順番は、①前方角→②後方→③両側方→④後方角→⑤前方。MD とハンターカブではツメの数や配置は異なるけれど、似たような形状&構造だもの。理屈は同じはず。

じゃあ、1つ1つ、ツメに引っ掛けていこうかい。

本来はカバーをツメにグサッと突き通していくのでしょうが、いかんせん劣化したツメではそうもいかず。カバーを引き伸ばしてツメが当たる位置を確認し、カッターで切れ目を入れ、ツメに通し、ラジペンでツメを押し倒していくことにする。

今回使用したのは NTB の郵政カブ用シート張り替えセット「ST-121」(カバー単品は「CVH-121」)。1つ目のツメにかけようと、カバー周辺の黒い帯にカッターで切れ目を入れたところで気づいたのですが、この黒い帯、ゴムでした。繊維こみのPVCだとばかり思い込んでた…。カッターで切れ目なんて入れちゃマズイんでないの? でももう切っちゃったし…どうせツメで穴あけるんだよな?? と、いうことで、なんかもう半ばヤケ気味に作業を進めちゃいました。

そうして続いたカバーがけの作業は、とことんチカラ技。親指がバカになります。まして、腰が痛いときにはやらん方が良いです(キッパリ)。

てな感じで作業を終え、ひっくり返して眺めてみれば。
いいハリじゃん。初めてにしちゃ上出来じゃん。
商品到着時に気になっていたアンコの形状違いも問題なし。

でも裏側は…。ツメ周辺のゴムの切れ目がイヤな感じ。
ゴムが切れてツメから外れる前に、PVC が伸び切ってくれるのを願うばかりですわ。

もし、その前に切れたら…。ゴム部の縫製を解いて、ナイロンテープに付け替えるかなぁ。でもその前に、朽ちかけている上に何度も開閉することになる、ツメの強度が課題になりそうだなぁ。…うーん。

いーや、考えるの、止め! ユーミンの歌にもある通り、それはそのとき決めること。

さて、あとは車体に取り付けるだけ、か。
シート周りの古い部品はどうしたものか、な。

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HONDA MD90:シート張り替え#8 カバーとアンコとフレームと。

昨夜で下準備は完了。本日一気にフィニッシュへ。

シートフレームのヘリを囲っていた黒いモールは、カッチンコッチンに硬化していたうえに内側はサビまみれ。使い回す気になれなかったので、たまたま手元にあった自動車用ドアモールで代用することにしました。

両モールの太さは似たようなものだったのですけど、もともとついていたモールの断面が「U」型だったのに対し、ドアモールは「J」型。そこで、長辺をシートフレームの背側にして囲って行ったところ、前方の2つの角で波打ちが目立ったので、ソコだけハサミで細くして対応しました。

なお。シートカバーを伸ばして行くうちに、容赦なくモールが外れていくので、少なくともモールの両端だけでもテープでフレームに固定しておいた方が良いです(と、後になって思いました)。

してからに、アンコを包んでいたビニール包装を、ハサミで切り開いて平面化。あいにく何カ所が穴が空いていたため、その穴がシート上面に当たらないようにレイアウトしてから、適当なサイズにビニールを裁断。シート壁面に位置することになった穴には、梱包用クリアテープでウラから目止め。

念のため、というか、気分的に、シートフレームの表面保護の意味合いでシリコン・スプレーを吹いておきました。

そして、シートカバー、ビニール、アンコ、シートフレームを重ね合わせ、カバーを引っ張り上げながらグイグイ包んでいく。

ある程度までカバーで包みこんでしまえば、「あとは張りを調整するだけ」の段階でひと休みポイントがあるんじゃないかと勝手に予想していたのですが、さにあらず。確かに、包みが安定して手を離せるタイミングはあるのですけれど、そこからシートフレームのツメまでの距離が思っていた以上に遠かったのです。カバーのコッチを引っ張るとフレームのアッチが滑り出て、そんなことしているうちにアンコの先端で押し出されたモールが外れていく。そんなコントを続けているうちに、腰が痛くなってきたので作業中断、いったん休憩。その間に作業工程を再確認することにしました

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