60cm水槽:角を矯めて牛を殺す

【12月23日】
事務所の海水水槽のガラス面が藻類で見苦しく成って来たばかりか、ライブロックも草まみれになっていたので、水槽の大掃除をすることに。

まずは、前回4ヶ月間放置していて今後は性根を入れ替えて3ヶ月ごとに洗ってやろうと心に決めていた EHEIM 2215 を、5ヶ月ぶりに清掃。って、こら。

あ、いやでも、思ってたより、汚れてませんでしたよ。

【12月28日】
大掃除を敢行。半年ぶりにライブロックを芝刈りしてみれば、当時と同じくらいの取れ高でありました。

芝刈りしたライブロックと生体を小型水槽に隔離して・・・

ガラス面をフィルム貼り用のスクレーパーでガシガシワイプ。

水が汚れたついでに、表層の底砂を軽く撹拌して沈殿物を浮遊させ、ほぼ全水交換。

ちなみに、前回水槽をリブートした際に底砂は平均して10cmくらいの厚さを持たせてあり、表層から2cmくらいのところに鉢植え用の網を敷いてあります。なので、清掃で撹拌された範囲も限定的(なはず)です。

スキマーを強めにかけて水の澱みが薄れたころに生体を戻して作業完了!

やっぱキレイな水槽は気持ちえぇわぁ〜。

だったのですが。放流直後からクマノミ♂の元気がなくなって、数日後☆に。残されたクマノミ♀とミスジリュウキュウスズメダイも、な〜んか、大人しい感じ。水質が一気に変わってしまったのか・・・。

【1月3日】
クマノミとミスジの健康に問題はなさそうだったので、水にも問題ないだろうと判断。魚が2匹だけというのも寂しすぎるので、正月セールで新魚を導入。放っておくと暴徒化するミスジの頭を抑える目的でルリヤッコを、そして水槽内の彩りを増やす目的でバイカラードッティバックを選択。

気の強いヤツらばっか(笑)。

【1月20日】
珪藻とトロロ状の藻が繁茂。大掃除前はそんなことはなかったので、やっぱり水質が随分変わってしまったわけなのね。

11月にツマジロサンゴヤドカリとセットで導入したタカラガイは、1個体しか見当たらず。かつ、窓ふきとして全く機能せず。頑張っているのは1年以上勤務しているシッタカ1個体のみ。

【2月1日】
シッタカ1個体だけでは如何にも戦力不足なのだけれど、季節的なものなのか何なのか、このところシッカタがサカナ屋で売られておらず。昨日、ようやくシッタカぽい巻貝を見つけたので、ルリヤッコの整備要員スカンクシュリンプとセットでお買い上げ。

導入前に排水チューブをあてながらスクレーパーで藻を軽く落とし、10リットルほど水を替えておきました。あとは水槽内の連中の力でドウニカ安定するといいなぁ。

しっかし、この水槽崩壊に繋がりかねない一連の流れは、明らかにワタクシ自らが引き起こしてますな。さいきん水槽への注意/関心が薄れていたせいで「基本的なコト」がおろそかになっていたと、水槽よりも深く反省中であります。

60cm水槽:EHEIM CLASSIC 2215 不定期清掃

昨年9月に立ち上げ直した事務所水槽。半年を経過した3月初旬に外部フィルターを清掃したとき、余りの汚れ具合に今後は3ヶ月毎に洗ってやろうと心に誓いました。で、それから4ヶ月以上経ってましたよ、と(笑)。

恐る恐るフタを開けてみれば、あれ、案外キレイじゃないですか。

3月に清掃したときは、フタを開けた時点で水からフィルターからコーヒー色してましたからねぇ。

とはいえやっぱり、底の方はどよどよ。

ろ材は、物理ろ過層(エーハイムメック)と生物ろ過層(エーハイサブストラット)をそれぞれ半量交換。使い回す分は人工海水で2回ほどゆすぎ、追加する分は水道水で軽く洗ってからガッチャンコしました。

内部に敷く2点のスポンジフィルターのうち、前回交換した粗目はゆすいで使い回し、細目は新品交換。

タマイタダキイソギンチャク吸い込み防止策として、ストレーナーに無理矢理被せたプレフィルター。2〜3週間に1回くらいの頻度で軽く洗っていたとはいえ、いまやイロイロ付着してヤな感じでありました。これまた新品交換。

続いてインペラー周りの部品を清掃。2211でインペラーシャフトをへし折ってからというもの、いささか作業が慎重になってます。

内部のセッティングを済ませ、人工海水をそそいで密封。できれば口での吸い上げは避けたかったので、出水ホースと海水タンクをシリコンチューブで繋ぎ、目一杯エーハイ内部に海水を注ぎ込んでみました。

それでもエア噛み。水槽内は泡地獄。いっぺん動作を止めて、バイクのブレーキフルード交換時のエア抜きの要領でエーハイ本体をポンポン叩いて、また電源入れて・・・をしばらく繰り返しているうちに安定しました。

口で吸った方が早かったかも(笑)。

60cm海水魚水槽リブート:#1 屍を超えて

去年9月から飼い始めた事務所第1水槽のヌシたるルリヤッコが3月に予兆もなく☆になり、5月には半年飼っていたエイブリーエンゼルと1年半になるデバスズメが薬浴の甲斐もなく☆になり、ルリヤッコ亡き後の地位を引き継がせるべく4月に導入したアカハラヤッコがこれまた予兆なく7月に☆になり・・・。昨年も一昨年も、春先から夏場にかけて☆になりがちだったこともあり、水温変化が背景にあるのかなぁと漠然と受け止めておりました。そして、ヌシ不在になってミスジリュウキュウスズメダイが暴徒化するのを防ぐ目的で、8月に入って直ぐにナメラヤッコを導入したのです。

それから3週間も経たない、8月21日のこと。そのナメラが妙に隠れがちになってました。エサを与えても積極的に食べにも来ない。どうにも挙動がおかしいので、その翌朝サテライトボックスに隔離して観察することにしました。が、そのまま仕事に没頭してしまい、夕方になってからその姿を見てみれば、ヒレが溶けた様に蝕まれてる・・・。急遽、淡水浴させ、引き続きヒコサンZを溶かした小水槽で薬浴。しかし、翌朝にはヒレがほぼなくなった状態で☆になっておりました。

他の魚も観察していると、最古参のミスジリュウキュウスズメダイの動きが少しおかしい。ナメラと同じ様に隠れがちになり、泳ぎにも落ち着きがないし、ときどき頭を小刻みに振るような挙動をする。でも、そう簡単に倒れるとも思えなかったので様子見していたのが大きな間違い。翌日☆に・・・。タフなミスジが倒れるとなると、水槽内はかなりヤバイ状況なのでしょう。元気に泳ぎ回っている残されたデバとニセモチノウオも薬浴させることにしました。

もうこうなると、第1水槽の仕切り直しは必須だろうと。個体数も減ってしまいましたし、第2水槽のクマノミ2匹/ミスジ1匹/タマイタダキイソギンチャク2個体を移植して、一つの水槽にまとめることにしました。模造ロックはデバたちと共に薬浴させ、ライブロックとウミキノコ(の残滓がついた石)は魚のいない空き水槽に隔離。

ナニモノカに汚染されているであろう60cm水槽の底砂は、いささか危険だけど廃棄するのももったいないので使い回すことにしました。様々なサイズが入り交じっているので、簡単にふるいにかけて天日干し。

さてさて次はどんな構成にしようかねぇ、と沈む気持ちの中にも微妙に光が射しているような精神状態でネットショップを眺めていたら、水槽(プログレ600)と同じコトブキの水槽台(プロスタイル600S)が特売価格! この2年間使っていたメタルラックにサビがきていて強度的に不安を感じていたので、この際だからってんで買っちゃいました。

件の水槽のフィルターは、上面フィルターと底面フィルターを併用していたのですが、EHEIM CLASSIC 2211 + マメスキマー3で回していた第2水槽の状態が悪くなかったので、EHEIM CLASSIC 2215 を導入することにしました。第2水槽の底砂も再利用するとなると砂が大量に確保出来てしまうこともあって、底部はプレナムを有するモナコ式で構築してやろうかと。

なんてことを考えながら、ついでに機能不全に陥っていたディフレクターの修理。パワーヘッドとの勘合部がすり減ってしまったらしく、しばらく回しているとポトリと落ちてしまうのでありました。もっとも、修理といっても、パワーヘッドに接着剤で固定してしまっただけの話ですが!

60cm水槽リブート:#1, #2, #3, #4, #5, #6, #7

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