9月2日(立ち上げ2日目)
前日、外部フィルターの吐水口にディフューザーを取付けたものの、余りの泡の量に水槽内は五里霧中。そこでディフューザーを嵌めたパイプにドリルで穴を空け、水圧を逃がすことにしました。結果、水の流れが複雑になってしまったきらいがあるものの、視界は開けてイイ感じに。
9月8日(立ち上げ8日目)
水槽リセット前に使っていた底面フィルターのエアストーンほどではないにせよ、ディフューザーから出てきた泡がはじけて水槽のフチに部分的な塩ダレが発生。そこで、覆いを作ることにしました。材料は、下敷き。
足と重しを兼ねたプラ棒を貼付けたところ。
で、こんな感じに設置しました。
効果バツグン、ではないにせよ、十分。
ちなみに、パワーヘッドの下に見える底面フィルターは、第2水槽用に余り部品を使って組み上げたヒーターカバーを延長したものです。
一方、こちらは塩害で曇ってしまった蛍光灯カバー。ネジ受けがボロボロになって、2ヵ所留めでかろうじて落ちないでいるような有様だったので、取っ払うことにしました。
蛍光灯の金属面をセロテープで覆って載せてみると・・・、弾けた泡が蛍光管にこびりついてなんか怖い。
仕方がないので、第2水槽(GEX グラステリアスリム 600)についてきたガラス蓋を照明スタンド(NISSO ライトラック)の脚部に載せて利用することにしました。ま、見た目に五月蝿くもないし、マメに洗ってやればいっかと。
手前を空けてあるのは、第2水槽で使っているLED灯(ZENSUI LED LAMP 60cm(B/W))を載せるスペースを確保しているためです。
ということで、水槽全景。
底砂の使い回しで懸念していた水質も、テトラの試験紙(TEST 5 in 1)で調べた範囲では問題なさそうだったので、隔離していた模造ロック&ライブロック(イソギンが活着している1点を除く)と、コサボテングサを移植。
さらに藻類が生い茂るライブロックの刈り込みと、テストフィッシュ代わりとして、シッタカ2匹&マガキガイ1匹を移しました。
これでまた週末まで放置プレイ。
9月1日、防災の日。
その上に、水道水で洗浄してから4日間ほど天日干ししていた粗目のサンゴ砂を敷き詰め。
さらにその上に、同じ様に天日干ししていた細目のサンゴ砂の約半分を敷き詰め。実は散発的に底砂を干していたので、この段階で敷いたのは生乾き状態の代物でした。ビミョーに漁港臭とゆーか干物臭。って、発酵臭じゃん、腐ってんじゃん、なんですけれど、どうせココイラは嫌気層になる範疇だし、細菌とはいえ陸の連中が海水中で生き永らえて悪さするとも思えないので、ま、大勢に影響はないんじゃねぇかと、安易かつ雑な考え。
そして今度は、第2水槽(クマノミ水槽)から生体を取り出して、底砂の引き上げ準備。これまた安易に細菌ごと利用してやろうかと(世間では避けるべき行為と言われていますが)。上の方は好気がちだろうし、下の方は嫌気がちだろうと、大雑把に2回にわけて底砂を採取しました。こちらは全て細目のサンゴ砂。
よくもまぁ、あんな汚いものの上で暮らしていたね、あんたたち。
クマノミ達が見つめる中、取り出したるは園芸用の鉢底ネット。ベントス系のハゼは居ないとはいえ、ミスジリュウキュウスズメダイが派手に底砂を巻き上げるときがあるので、その防護壁代わりです。
鉢底ネットを敷いたところ。
汚れたサンゴ砂にフタをする意味合いで、今度は天日でキチンと乾燥させた細目のサンゴ砂の残りを鉢底ネットの上からザラーっと流し込み。
底層の厚さは、だいたい10cmくらい。砂サイズの構成比は、感覚値で粗目2:細目6:パウダー1。細目主体の組成とはいえ、嫌気層の発育には十分な厚さじゃないかという気になっておりまする。もっとも、実証する気はないですから感覚の世界ですけれども。
外部フィルターを取付けて、パワーヘッドで水を回して、さらにスキマーを稼働させている図。
去年9月から飼い始めた事務所第1水槽のヌシたるルリヤッコが3月に予兆もなく☆になり、5月には半年飼っていたエイブリーエンゼルと1年半になるデバスズメが薬浴の甲斐もなく☆になり、ルリヤッコ亡き後の地位を引き継がせるべく4月に導入したアカハラヤッコがこれまた予兆なく7月に☆になり・・・。昨年も一昨年も、春先から夏場にかけて☆になりがちだったこともあり、水温変化が背景にあるのかなぁと漠然と受け止めておりました。そして、ヌシ不在になってミスジリュウキュウスズメダイが暴徒化するのを防ぐ目的で、8月に入って直ぐにナメラヤッコを導入したのです。
それから3週間も経たない、8月21日のこと。そのナメラが妙に隠れがちになってました。エサを与えても積極的に食べにも来ない。どうにも挙動がおかしいので、その翌朝サテライトボックスに隔離して観察することにしました。が、そのまま仕事に没頭してしまい、夕方になってからその姿を見てみれば、ヒレが溶けた様に蝕まれてる・・・。急遽、淡水浴させ、引き続きヒコサンZを溶かした小水槽で薬浴。しかし、翌朝にはヒレがほぼなくなった状態で☆になっておりました。
他の魚も観察していると、最古参のミスジリュウキュウスズメダイの動きが少しおかしい。ナメラと同じ様に隠れがちになり、泳ぎにも落ち着きがないし、ときどき頭を小刻みに振るような挙動をする。でも、そう簡単に倒れるとも思えなかったので様子見していたのが大きな間違い。翌日☆に・・・。タフなミスジが倒れるとなると、水槽内はかなりヤバイ状況なのでしょう。元気に泳ぎ回っている残されたデバとニセモチノウオも薬浴させることにしました。



