5月24日。約1ヶ月に及んだ整備が終わった〜と思いきゃ終わってなかった日から、1ヶ月経過。仕事も一段落し、陽気も良かったので、郵政カブの整備を再開いたしました。課題はリアブレーキからのカツっという異音発生です。

問題は、整備開始の段から外れなかったブレーキロッドの蝶ネジ。これをドウニカしないとドウニモならないので、錆び落とし剤とピカールと真鍮ブラシを組合わせながら、蝶ネジの可動範囲を徐々に広げていきました。そして、蝶ネジが外れたー、ドラムブレーキが外れたー、クララが…(以下自粛)。

後輪ごとブレーキを部屋に持ち込んでカムシャフトを動かしながら現象を確認してみると、カツっという音はブレーキ内部ではなく、パッドがロックした衝撃で外側のカバーがホイールにぶつかって生じているっぽい。なんだ、じゃあ、後輪の締め付け具合の問題っぽいやん。とはいえ、どうせ外したので、もろもろキレイにしてやることにしました。
では、カムシャフトを抜きましょう。

が、てんで抜けやしない。
しかたないから、ハンマーでカンカンカン。
シャフトも穴の表面も、サビがきてました。とはいえ、シブくても回ってはいたので、耐水ペーパーではなくピカールでシコシコ研磨。そしてグリースアップ。
パッド周りも分解し、各部品をブレーキクリーナーで洗浄し、スプリングにグリースを塗って再組み立て。
ホイールもサビサビだったので、#320の耐水ペーパーでザザっと浮きサビを落としてからサビチェンジャーをヌリヌリ。記録として左の写真を撮ったところで終わりにしようかなーと考えていたものの、好奇心から試しにウソくさい色した耐サビ塗料のシルバーをスポークにちょっぴり塗ってみたら、ちょっぴりどころか全て塗りつぶさないと見た目におかしくなってしまったので、面倒くせーと思いつつヌリヌリヌリ…。
そして後輪を車体に戻して、様子を伺いながらナットを締め付けてみると、緩くてもカツっ締め過ぎてもカツっ。なんだそのビミョーなバランス。ということで、ビミョーな締め付け具合なところで割ピンつけて、今度こそ本当に作業完了〜♪です。
まだ大した距離は走ってませんが、整備した効果はバツグン!ではないにせよイイ感じ。まだチェーンの張りが強いせいか、最高速度がちょっと落ちたような気がしますが、それでもイイ感じ(ということにしておこう)。
さて、これでリア&駆動周りは終わったから、今度はフロント周りだな。うん、そのうちだな。そんな気分になったらだな。
郵政カブのフロントのブレーキシューとブレーキワイヤーをバイク屋で交換してもらいました。店員さんによると、ピンが固着してブレーキを引きずっていた状態だったそうな。
ブレーキ修理に出していたネイキッドが戻って参りました。分解診断結果は、右前のパッドが固着してピストンにも傷が入っていたよと。結局、前パッドと後ろのシュー、フロント左右のカップ/シール/ピストン等々を交換し、ローターの研磨も入りました。町の整備場でまとめて安く済ませることができて良かった・・・。
学生時代の経験で、沖縄の自動車整備って仕事がいい加減な店が多いと頭に刷り込まれてしまっているので(笑)、こうなると代わりの店探しが厄介。内地の大都市圏と違って、店のクチコミ情報がネット上に現れるほど利用者が多くありませんからね。結局、自動車メーカーの看板をキチンとかかげて、かつ、販売や車検ではなく修理を中心に商売してそうな店を目視で探し廻っていたのでした。で、なんとなく良さげな店を見つけ出したわけです。