カビとサビと梅雨と

沖縄の梅雨って、だいたいスコールが降る頻度が高まるくらいな感じだというのに、今年は1日中雨が降り続く日が続く、なんて内地(てか東京)の梅雨の様相。おかげで期間を通して湿気がヒドく、湿度計には高頻度で「100%」という値が表示されてました。で、そんな湿気を糧に頑張っちゃったのが、サビとカビ。

クルマ(NAKED)とバイク(MD90)については、どちらも年式が古いし青空駐車場保管だから、サビても仕方ないやと達観している(諦めている)んですけど、カビはちょっとね…。浴室トイレのタイルはもとより、革ジャンと革製バッグが白と緑色のふんわり仕上げになっている姿を目の当たりにすると、イヤんバカん、なのです。

そこで、先月末の晴れた日に(梅雨明け宣言が出た日だったかな)、カビ退治を敢行。手段としては、50%くらいに希釈したエタノールによる拭き取りに加え、革製品は陰干ししてからのオイル塗り。カビのひどかったカバンは、さらに防水スプレーでコーティングしておきました。

ところが、梅雨の戻りでその後も雨続きの日々。本日ふとカバンに目を向けてみれば、カビが再発しているじゃあ、ありませんか。てことで、ベランダに持ち出し、キムワイプでカビを払って改めて陰干ししておきました。

それから買い物がてら、梅雨の間ほぼ出番のなかった郵政カブを久々に動かしてやろうかねとヘルメットを手を伸ばしたら、白と緑色でふんわりと仕上げられた革製グローブがメットの横に鎮座しておりましたよ、と。

通気性の良い場所で保管してたから、大丈夫かと思ってたんですけどね。やっぱり壁の近く、それも隅っこではダメだったようで。てか、ほかの革製品がカビていた時点でグローブもチェックしとけよって話なんですけど、暖かくなってからこっち、その存在をすっかり忘れてました(笑)。ということで、こちらもキムワイプでカビを払ってからの陰干しに。週末にでも、アルコール&オイル処理をするつもりです。

あぁ。早いとこ、カラッとした陽気になって欲しいなぁ…。

DAIHATSU NAKED:後部ドアから浸水

時を少し遡った、春先の話。泥やら犬の毛やらで汚れてきたネイキッド車内を清掃してくれようと思い立ち、運転席のゴム製トレイマットを持ち上げてみれば、運転席下から右後部座席足下にかけて、ゴム製フロアに結構な量の水たまり。以前から、運転席のドアバイザーの内側から雨水がしたたるようになってはいたものの、それにしては量が多い。となると、1ヶ月ほど前の機械洗車のときに半ドアだったのかもしれないなーと考えつつ、後始末いたしました。

それから時が流れ、5月末。馴染みのスタンドでタイヤ交換した際に、洗車もしてもらっていたのですが、スタッフから「すみません、半ドアだったみたいで車内が濡れてしまいました」との謝罪。「いっスよー」と笑って済ませたものの、帰宅後にフロアを確認してみたら、水の溜まり具合が春先と全く同じ。となると、浸水は洗車のタイミングにあったことは間違いなさそう。

なんだけど、二回続けて半ドアが原因で浸水するか?という疑問が浮かんで、ドアのウェザーストリップを確認してみたら、右後部ドア上辺前方が広くサビっサビ。ウェザーストリップとドアとの間に、サビた金属片が大量に堆積しているじゃあ、ないですか。

そういえば、このドアを締めるときにギチャッ!なんて甲高い音がしたときがあったんですよね。完全に閉め切っていなかった窓ガラスが鳴ったのかな?と考えていたんですけれど、きっと、サビた金属構造が粉砕する音だったのでしょう。

サビ片を除去してから状態確認。ウェザーストリップを固定するための内外のレール状の突起構造が破断され、サビ平原が広がっておりました。この突起は防波堤の役割も担っているでしょうから、ゴムが歪んだ状態で、横から洗車機の高水圧を受けた日にゃ、そりゃ車内に水がまき散らされるのも道理ってもんです。

しっかし、これ、解決策が複雑な、どうしたって対処に時間がかかる案件。しかも、梅雨。

フツーに雨に降られる分には問題なさそうなので、暫定処置として、サビた範囲をサンドペーパーでザザッと均し、赤サビ置換剤を塗っておきました。

そして1ヶ月。梅雨は明けたけど、また、雨の日が続く、だと? ともあれ、ウェザーストリップの新調も問題解決の一端になりそうだし、準備だけでも先に進めておくべと、昨日ディーラーに部品発注に行ったのです。したら、部品は生産中止かつ在庫なし。

2004年でネイキッドの車両販売は終わっているんだもの、それから15年も経ちゃ無理からぬ話。とは、いうものの。うーん、どうしようかなぁ。今回の浸水はドウニカして対処できたとしても、部品交換が必要になるトラブル対応が今後難しくなるよなぁ。来月、車検だよなぁ。今秋、増税だよなぁ。最近、クルマ使ってないしなぁ。エンジンと足回りは、まだまだ元気なんだよなぁ。ちょっと、モヤモヤしてます。

HONDA MD90:春の大清掃#2 サビ退治サービ退治♪(森高風)

3月末にサビた部品を取り外したその日の内に、クルマ用洗剤につけたボンスターで汚れを落としつつ、軽く錆び落とし。

マフラーステーとエアクリーナーカバーは、一晩サンポール漬け。

ボルト類は小型容器で2時間ほどサンポール漬け。

翌朝引き上げ、中性洗剤でゴシゴシ洗ったステーとカバー。

完全にではないにせよ塗膜がペロリと剥け、サビもソコソコ剝がれてました。サンポールだけでサビを完全に落とそうとしたら、もっと長く漬込む必要がありそうです。しかしながら、酸はサビを選択的に落とすのではなく金属表面を溶かしているので、私ゃホドホドで済ませた次第。

そのまま放っておくと簡単に錆びてくるので、#600でペーパーがけしたあと、WD40(内地ならCRC/556が定番ですね)を大量にぶっかけて保管しました。

ボンスターと中性洗剤で洗ったステップ周りには、HoltsのRust Remover を試してみました。浮きサビには有効なのですが、まとまったサビにはいささか力不足。

そこで、#180相当のサビ落とし用ナイロンたわしにポッカレモンを染み込ませ、流しでゴッシゴシ。なかなか良く落ちてくれます。

ポッカレモンは(サンポールほど強くない)酸性の液体として購入したものです。別に薬局でクエン酸を買っても良かったんですけどね。残っても調味料として使い回せる点が、ヒジョーに魅力的でして(笑)。

パッと見キレイになったところで乾燥させ、Holts のサビチェンジャーで黒サビ安定化。

サビの固まりと化したマフラーは、Rust Remover のあと #320耐水ペーパーで2日ほど研いでみたものの、ラチが開かない。そこでインパクトレンチ(BOSH PDR14,4V/N)を使うことにしました。

使用したアタッチメントは、YANASE の軸付ユニロンブラック。サビに触れた途端、粉と散って気持ち良かったです。なんだけど、屋内で使ったら床がサビ粉だらけに。鼻の奥までサビつきました。

インパクトを10分くらい回すと全体的にスベスベに。地金が広範囲に膨れ上がっている箇所は、無理して均すと強度が落ちたり穴が開いたりする恐れがあるので、ホドホドに抑えました。

#600でペーパー掛けして全体を均しつつ表面の状態を確認したのち、またしてもサビチェンジャー(どんだけ使ってるのやら)。

…なんてまとめると順調に作業が進んでいる様ですが、実は4月に入って直ぐに仕事が忙しくなってしまい、出勤前の30分とか、帰宅後から深夜前までの1時間とか、チマチマとした時間のやりくりをしておりましたとさ。

さて、次回は、カバーとステーとステップを塗るの巻、かな。

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