昨夜で下準備は完了。本日一気にフィニッシュへ。
シートフレームのヘリを囲っていた黒いモールは、カッチンコッチンに硬化していたうえに内側はサビまみれ。使い回す気になれなかったので、たまたま手元にあった自動車用ドアモールで代用することにしました。
両モールの太さは似たようなものだったのですけど、もともとついていたモールの断面が「U」型だったのに対し、ドアモールは「J」型。そこで、長辺をシートフレームの背側にして囲って行ったところ、前方の2つの角で波打ちが目立ったので、ソコだけハサミで細くして対応しました。
なお。シートカバーを伸ばして行くうちに、容赦なくモールが外れていくので、少なくともモールの両端だけでもテープでフレームに固定しておいた方が良いです(と、後になって思いました)。
してからに、アンコを包んでいたビニール包装を、ハサミで切り開いて平面化。あいにく何カ所が穴が空いていたため、その穴がシート上面に当たらないようにレイアウトしてから、適当なサイズにビニールを裁断。シート壁面に位置することになった穴には、梱包用クリアテープでウラから目止め。
念のため、というか、気分的に、シートフレームの表面保護の意味合いでシリコン・スプレーを吹いておきました。
そして、シートカバー、ビニール、アンコ、シートフレームを重ね合わせ、カバーを引っ張り上げながらグイグイ包んでいく。
ある程度までカバーで包みこんでしまえば、「あとは張りを調整するだけ」の段階でひと休みポイントがあるんじゃないかと勝手に予想していたのですが、さにあらず。確かに、包みが安定して手を離せるタイミングはあるのですけれど、そこからシートフレームのツメまでの距離が思っていた以上に遠かったのです。カバーのコッチを引っ張るとフレームのアッチが滑り出て、そんなことしているうちにアンコの先端で押し出されたモールが外れていく。そんなコントを続けているうちに、腰が痛くなってきたので作業中断、いったん休憩。その間に作業工程を再確認することにしました。
本日は、
例外は、簡易的にでっち上げたお手製フック。無事シートカバー取り付けの重荷に耐えたなら、アロンアルファで完全に閉じてしまうつもりでいるので、接着予定面だけ塗装しないでおいたのです。
ということで、ちゃちゃっと塗装終了。ここ2週間ほど、ほぼ毎日30分かそこらのチマチマとした作業を続けてきたのだけれど、今日が一番作業時間が短かったような。
昨夜、
シートカバーをかけるツメが完全に折れていた箇所が1つだけあったので、何か手はないか考えてみる。手元にある部材から選ぶとなると、紙フォルダのファスナーなんて、どうかな。
適当な大きさ、適当な形状にハサミで切断。何せ指先の力で曲がり、ハサミで簡単に切れるくらいヤワな部材なので、二枚重ねにしてみる。
ゼリー状アロンアルファでシートフレームに接着。
そして最後にラジペンを手に取り、捩じれたり折れ曲がったりしているツメの姿勢を、破断しないよう慎重に正す。これにて本日の作業は終了。