自作スピーカー2:スピーカーユニットが届く

左右フロントスピーカーのみ接続した AV アンプ Pioneer VSX-S510 で CD を聴いていると、PURE DIRECT では中低音が薄く、かといって何かしら音響補正をかけると効きが強すぎて不自然さを拭えず。結果、1ヶ月経っても音にイマイチ馴染めていないので、サブウーファーで中低音を補強してみようかな、という気になりました(面白そうだしね)。

また、フロントサラウンド・アドバンス(F.S.S. ADVANCE)モードでの映画鑑賞時に、たまにセリフが聞き取りづらい作品に出くわしたりもしたので、ついでにセンタースピーカーの導入も検討。

樹脂コーティング ノンプレスコーン
ウーハーユニット 8インチ/4Ω/MAX100W

ということで。置き場所との兼ね合いで適切サイズに収める必要もあり、4年ぶりにスピーカーの自作です。

前回は使い古しのカー・スピーカーを再利用しましたけど、今回は FX-AUDIO- ブランドで(一部の層に)お馴染み、NFJ ストアにて新品購入。サブウーファー用として8インチ/4オームユニット1基と、センタースピーカー用に3インチ/8オーム*ユニット2基、しめて約7千円也。

*8Ω2基を並列接続して4Ω化する予定(既存のフロント左右に合わせて4Ω揃え)

ファブリックセンターキャップ&ケブラーコーン仕様
フルレンジスピーカーユニット 3インチ/8Ω/MAX60W

もし、サブウーファーの追加で「人の声の帯域の弱さ」まで改善されるのなら、センター用のスピーカーは他の使い方をしようかなという頭もあり。てことで、まずはサブウーファーから作り始めることになろうかと。

まぁ、なんにしたって急ぐ必要はないので、準備が整い次第、ゆるりと作業を進めていくつもりでおります。

【自作スピーカー2:序, 小型スピーカー篇, サブウーファー篇, 費用

Wagon R:リア・スピーカーの取り付け

先週、フロント・ドアから外した純正スピーカーをリア・ドアに取り付けることにしました。以下、作業をかいつまんで。

トリムを外したところ。スピーカー配線はキチンとリアまで届いていて、カプラについたフックで内壁に固定されていました。

水避けのビニールがスピーカー取付口まで覆っていたので、余分な範囲をハサミで裁断。プラスチック製のヘラとブレーキ・クリーナーを併用して、余分なブチルゴムを除去。ヘラ作業もブレーキ・クリーナーも塗装面には悪いので、ホドホドで。

ドア内面をブレーキ・クリーナーで洗浄&脱脂後、吸音材を貼り付け。

古いブチルゴムの断線部をブチルテープで繋げ、雨水の導線を適正化。

そして、純正 17cm スピーカーを結線して再生確認。続いて、フロントで使われていた固定具(プラ製ネジ受けとネジ、3セット)を使って設置。トリムを戻して、作業完了。

ちなみに、上の写真でコーン下方2箇所についている白い斑点は、革用補修剤。フロントのドア・トリムを取り外す際、カプラ外しに苦戦している間に、トリム付属のプッシュ・リベットでスピーカーを突いて穴を開けてしまったのでした。ご注意あれ。

さて。これで、フロントに取り付けたセパレート・ツイータータイプの KENWOOD KFC-RS163S と合わせ、6スピーカー搭載車と相成りました。走らせながら聴いてみたら、思っていた以上に、前席ではリア・スピーカーの存在が希薄。運転席に座る者としては、フロントの 16cm だけでは不足気味に感じていた中低音に少し厚みが増したかな、総じてバランスは悪くないよね、といった印象でした。

思えば、ネイキッドで Protone のスピーカーで揃えていた時は、セパレート・ツイーターに、フロント・ドアの同軸2ウェイに、リア・ピラーの3ウェイで、合計12スピーカー搭載なんて意味不明な構成になっていたこともありましたっけ。それに比べたら、すんごく素直。素直が一番。

Wagon R:フロント・スピーカーの交換

ネイキッドから取り外した KENWOOD のスピーカー・セット、KFC-RS163S のツイーターを先週設置したのに引き続き、本日、ウーハーを交換しました。

17cm の純正スピーカーに対し、KFC-RS163S のウーハーは 16cm で、取り付けには何らかのブラケットが必要。あれこれ眺めて考えて、ちょっとお高いけどアルミとゴムのハイブリッド構造の KENWOOD SKX-202S を選択。

ついでなので、簡易的な音響対策も施すことに。ネイキッドでも使った、エーモン「音楽計画」シリーズのスピーカー周辺簡単モデルを用意。

いきなり、フロントのドア・トリム取外し後から。
MH23S のドア・トリムの取り外し方法はネットにいくらでも転がっているので、割愛します。

ドア裏面の中外を清掃してから、スピーカ背面制振吸音材を貼り、アルミ製ブラケットをボルト留めし、ポイント制振材をスピーカー周辺にテキトーに貼り付け。

なんせ10年落ちの中古車なので、いずれナニガシカの修理が生じるのは必然。ちゃんとしたデッドニング処理にも関心はあるのだけれど、今回は整備性を損なうような処理は問題外としています。

純正ウーハーから抜いたカプラ(オス)と、別途用意していたエーモン「2974 カプラー2極」のメスとを勘合確認。ツメを上にしてカプラを立てた時、上段が赤(桃)/黒のマイナス線、下段が赤(桃)のプラス線。

部屋に戻り、ウーハー側のケーブルに端子を圧着。カプラに組み込み。

車に戻って配線し、再生確認。ツイーターの時と同様、カプラがドア壁に当たってカタカタしないよう適当なクッション材を巻いておく。

そして、幅半分(2cm → 1cm)にカットしたスピーカー用防音テープをスピーカー外周に貼り付け、ドアトリムを戻して、オシマイ!

さっそく、車を走らせて音を確認してみました。純正ウーハーよりも、中高音が澄み、かつ、低音に芯がある感じ。ネイキッドとはドアの構造や容積が随分違うし、ブラケットの有無もあるから単純比較はできないけれど、ネイキッドの時よりもズンドコしてる。

その一方、ネイキッドの時と同じように、速度が上がって環境音が大きくなるにつれて中低音が不明瞭になる傾向あり。この点、中低音が強い純正ウーハーの方が聴きやすいかも。

てことはだよ。今回取り外した純正ウーハーをリア・ドアに取り付けて、中低音に厚みを持たせられたら、案外バランス良くなるのかもしれないなぁ。

てかね。17cm スピーカーを付けられるってのに、あえて低音再生に不利な 16cm を取り付けようとする人はレアですよね。我ながら貧乏性だこと。

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