CASIO G-SHOCK GULFMAN GW-9110-1JF:電池交換

Amazon から電池(Panasonic CTL1616)が届いた昨夜のこと。そそくさと、先日ウラ蓋を外しておいたガルフマンの電池交換を済ませました。

まず、前段として。パッキン周辺の異物付着は浸水を招くので、視認に使うルーペとブロワーは必須。

各部の汚れは、無水アルコールを染み込ませた綿棒と、液晶用ウェットティッシュクリーナーで落としました。パッキンは、アルコールを付けたキムワイプで拭ったあと、シリコングリスを薄く塗布。

あ。前回の分解と今回の組み立ては、私なりの感覚と経験則で対処しています(だって、興味本位なだけだもの)。なので、文字通り「参考」レベルまで。

電池をハーネスで固定。いささか強引に外していたハーネスには、少し歪みが生じてました。電池を取り出す際には、ご注意あれ。

電池裏に貼られていた「電池交換後にショートすべし」ステッカーに準じて、クリップを使って2秒間ショート。シャーシを真上から見ると、8時半の方向に「+」、6時の方向に「-」の刻印があります。

ショート後、問題なく液晶が表示されていたので、裏蓋を密封。写真を撮り忘れましたが、裏蓋に張り付いていた内側上面を覆うゴム(裏表あり)を本体側に被せ、ごくごく小さなスプリング1本をイライラしながら刺し直し、裏蓋を被せてネジ止めするような流れ(たぶん)。

裏蓋を固定してから「電池交換後にショートすべし」ステッカーを貼り直していなかったことに気づく。ネジが余ったわけでなし、ステッカー1枚ごときでやり直す気にはなれなかったので、放念。実はこのステッカーの厚みが防振に効いていたら、困りものですけどね。

ちなみに、PROMASTER への買い替え理由にもなった不具合は以下の通り。

  • 満充電しきれない気配濃厚
  • 照明が点灯しない
  • 音が出ない
  • 暗がりですぐに液晶が非表示になる

先頭項目に関わる太陽光発電/充電については後日確認になりますが、その他の不具合は全て解消!

さて、一般的な時計としての動作確認を済ませた後、G-SHOCK 的な機能確認。激しくシェイクしても、約1mの高さから毛足の短いタイルカーペットに落としてみても、接触不良で液晶表示がリセットされるようなことはなし。

続いて2時間ほど水に沈め、それから自然乾燥(バンドを固定するネジ穴だけブロワーで水を吹き飛ばし)。

翌朝、ガラス面の内側に曇りなし(浸水なし)。てことで、もはや潜水時計としては全く信頼できないけれど(パッキンを使い回した時点でアウトでしょう)、少し水に漬かる程度なら問題なさそうな感じ。

私的試験に合格!てことで、清掃してシリコングリスを少量塗布したネジで、歯ブラシと中性洗剤で洗っておいたベルトを取り付け、作業終了。

なお。自分で電池交換してみた感想といたしましては。捨てるつもりでいたから分解する気にもなれたに過ぎないので、普段から水辺で防水時計を使ってる人は、素直にメーカーや店舗の電池交換&防水試験に出した方が良いです。絶対。自家作業じゃ、機能面で信用ならんもの。

ともあれ。そんな経緯で老兵ガルフマンは引退宣言を撤回し、プロマスターと共生することになりましたとさ。泥っぽいところや岩っぽいところへ行く時とか、長時間スクーターに乗る時とかに活躍してもらいましょうかね。

座間味島で、ホエールウォッチング

2月のある朝。眠い目を擦りながら泊港へ。高速船で座間味島に向け出発。

座間味島に来たのは、2009年5月以来、実に15年ぶり。さらにそのもっと前、学生時代には累計で2ヶ月くらい滞在していたこともあって、なんかもう、全力で久しぶり!でした。

来訪目的は、ホエールウォッチング。島内の「アイランドパワー」にガイドをお願いしました。座間味のホエールウォッチングは歴史が長いだけに、探鯨/情報共有の仕組みと観察ルールがしっかりしていて、船のマナーは良いし相対的には遭遇確度が高いです。とはいえ、自然相手の話だから、いない時はいないし、面白いシーンに出くわすかどうかは運任せでしょうけど。

さて。今回は2組の親子と遭遇。最初の親子は、ゆるーい感じでした。さりながら、学生時代に幾度も鯨類調査に参加して以来、ん十年ぶりのザトウさんですからね。それなりに感慨あり。

場所を変えて、二組目の親子の元へ。こちらの仔クジラはやたらめったらテンションが高くて、テールスラップ、バッシャンバッシャン。

その子がこちら。生まれてから日が浅いんでしょう、肌がつやつや。

テールスラップに飽きたのか、ブリーチが始まりました。水面から全身を飛び出せるほどの筋力は、まだまだお持ちでない様子。

そのうち「あんたヘタねぇ。こうするのよ!」とばかりに、おっかさんがジャンプ!

だんだん調子に乗る母(子供が赤面するタイプ)

ちなみに、今回の撮影は完全に AF 任せでした。速い AF 望遠ズームに新調した甲斐があったってもんです。うねりと風がソコソコあったので、あまり望遠で寄らず、シャッター優先モードで 1/500 固定、露出補正なし。K-S2 も古い機種になりましたけど、いまのところ私的には十分に現役かな。

そんな感じで、まったねー

CASIO G-SHOCK GULFMAN GW-9110-1JF:分解

PROMASTER に買い替えて、お役御免になったガルフマンを眺めていたら、そういや腕時計って分解したことないな、ということに気づきました。登山家マロリーの言葉を借りるなら「そこにネジがあるから」な気分ですね。

ベルト根本のネジをプラスの精密ドライバー(#0)で外す。
ベルトは、ケース裏側方向に押し出して外す。

ついでケース裏蓋のネジもプラスドライバー(#00)で取り外し。海水に浸かる度に塩抜きを心がけていたとはいえ、一点のサビも見られないのは、さすがガルフマン。

裏蓋を外してみると、Oリングの外側にはシルト状の汚れが堆積。内側はキッチリ防護されてキレイなもの。電池部に貼られていたステッカーには「電池交換後、2秒間ショート 当社指定電池CTL1616以外は、使用しないでください」と記載されていました。

そのステッカーのすぐ外側、1時の方向(写真で「ト」の右上)に縦に嵌まっている短いスプリングは、ピョーンと飛び出すと回収に苦労するので要注意。

電池を固定している前方後円墳状のハーネスがキツくって、マイナスドライバーで隙間を攻めているうちに本体部がスコっと抜けてビビりました。ケースに戻す際は、あらかじめケース側の4つの操作ボタンを内側から押し出しておく必要あり。

結局、半ば力技でハーネスの四角側(細い側)のヘリを外し、電池(Panasonic CTL1616)を取り出しました。ハーネス末端の形状を観察してみると、鋭いピンセットで屈曲部を掴み、手前へ水平に引っ張って外すべきだったのかもしれません。もっとも、写真ではハーネスの円側(太い側)のヘリに板バネっぽい構造が写っているので、ここを攻めるのが正解だった可能性もあり。はてさて。

ともあれ。気が済んだので、お片付け。
…どうせだから、電池交換、してみようかな

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