座間味島で、ホエールウォッチング

2月のある朝。眠い目を擦りながら泊港へ。高速船で座間味島に向け出発。

座間味島に来たのは、2009年5月以来、実に15年ぶり。さらにそのもっと前、学生時代には累計で2ヶ月くらい滞在していたこともあって、なんかもう、全力で久しぶり!でした。

来訪目的は、ホエールウォッチング。島内の「アイランドパワー」にガイドをお願いしました。座間味のホエールウォッチングは歴史が長いだけに、探鯨/情報共有の仕組みと観察ルールがしっかりしていて、船のマナーは良いし相対的には遭遇確度が高いです。とはいえ、自然相手の話だから、いない時はいないし、面白いシーンに出くわすかどうかは運任せでしょうけど。

さて。今回は2組の親子と遭遇。最初の親子は、ゆるーい感じでした。さりながら、学生時代に幾度も鯨類調査に参加して以来、ん十年ぶりのザトウさんですからね。それなりに感慨あり。

場所を変えて、二組目の親子の元へ。こちらの仔クジラはやたらめったらテンションが高くて、テールスラップ、バッシャンバッシャン。

その子がこちら。生まれてから日が浅いんでしょう、肌がつやつや。

テールスラップに飽きたのか、ブリーチが始まりました。水面から全身を飛び出せるほどの筋力は、まだまだお持ちでない様子。

そのうち「あんたヘタねぇ。こうするのよ!」とばかりに、おっかさんがジャンプ!

だんだん調子に乗る母(子供が赤面するタイプ)

ちなみに、今回の撮影は完全に AF 任せでした。速い AF 望遠ズームに新調した甲斐があったってもんです。うねりと風がソコソコあったので、あまり望遠で寄らず、シャッター優先モードで 1/500 固定、露出補正なし。K-S2 も古い機種になりましたけど、いまのところ私的には十分に現役かな。

そんな感じで、まったねー

ザトウクジラの取り持つ縁。

昨日、国際通りにある「てんぶす」広場で開催されていた「地産地消フェア」に行ってきました。

最前列に設けられた離島コーナーに、座間味ホエールウォッチング協会(→Link)が出店!

出かけた理由は、コレの入手。
pokkeさんデザインのカレンダー。無料配布♪

ウラから手を回して確保しておいてもらいました(笑)。

いや、金曜日に事務所で協会副会長と打ち合わせがあって、その下調べをネットでしているうちに、この存在に気がついたのです。pokkeさんと親交のあるイベント師匠に教えたら「入手すべし」の指令が下ったと(笑)。

前にも書いたかもしれませんが、その昔、東京から琉大に進学したのは鯨類の研究をしたかったから。だけど、入学してみたら鯨類の先生は東京の科学博物館に転任済み(涙)。そこで2年生の後期から半年間、先生を追っかけて博物館で修行(?)していたのです。

沖縄に戻ってから、その先生の縁で海洋博水族館の鯨類調査のお手伝いをするようになり、やがて座間味島を拠点としたザトウクジラの個体識別調査に参加しました(協会が発足する前年だったかな)。そのザトウ調査よりも前、座間味の海岸に打ち上げられ骨格標本にするために浜辺に埋められた、コマッコウの発掘をしに出向いたときにお世話になったのが、その後の副会長。

結局、(少なくとも日本での)研究職は性分に合わないと判断して、内地に戻って就職し、いまやWEBディレクターなんぞになっている訳ですが(笑)。

長くなりましたが、そろそろオチ。

昨秋、十数年ぶりに沖縄に戻って間もない頃、国際通り近くにあるサーフショップ「green」までイベント師匠の打ち合わせに金魚のフンとして出かけた時、初めてお会いした社長がしていたのがサーフボードへのクリア吹き。そのボードは、pokkeさんがペイントしたもの。そして、打ち合わせ中、偶然姿を見せたのが副会長(笑)。

さらに、これまた偶然なのですが、昨日はその社長との打ち合わせもありました。
なので、金曜土曜と2日続けて、過去と現在の繋がりが入り乱れていた次第。

いやぁ、人の縁って、つくづく不思議かつ面白いですね。

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