隙間収納を作る

先日、オーディオ機器を新調したのを機に、オーディオラック周辺を整理してやることにしました。トコロテン式作業の一発目は、ラックの片隅を占めるネットワーク関連機器を束ね直す家具作りから。

先週末、ざっくり引いた図面を片手に、さくもと(DIY ショップ)で部材を物色。

パイン集成材(12mm厚、W300×L900mm)1枚と、図面の細板から転じたバスウッド丸棒(直径20mm、L900mm)3本、計二千円ちょいお買い上げ。スピーカーを自作したときと同様、店内で裁断してもらう。

部屋に戻り、切断面を紙やすりで均す。それからビス留め位置と脚取り付け位置などを罫書きして、ドリルで穴あけ。

してからに、木工用ボンドと木ネジでもって、そそくさと組み上げ。壁面なし構造ということもあって、当初は剛性を増す目的で柱(丸棒)6本のつもりでいたのだけれど、いざ組んでみると収納物の邪魔でしかなさそうなので四隅4本に変更。

そして、紙やすりで全体的に磨きを入れた段で作業に飽きてしまって、なんかもう、このままで良いかな?という気持ちになる。だがしかし。カビが大量発生した今年の梅雨を思い返して、ちゃんと表面処理してやることに。

近所のダイソーで、水性ニス(けやき)と万能ハケを購入。

ざざっとハケ塗り。思ってたより、黄色味が強い感じ。やすりがけが甘くて表面がザラザラなんだけど、ぱっと見はちゃんとしてそうに見えるから、まぁ、良いか。

あらかたニスが乾いてから、アジャスター機能付きの脚を取り付け。太いドリルの持ち合わせがなかったので、台座は本来の向きとは逆にネジ留め。どのみち、高床式にして床下にケーブルを這わせるつもりだったので、そこらへんはテキトーであります。

そして1週間後、機材を収納してやりました。

QNAP TS-431P:バックアップ用HDDを交換

11月半ばの夜のこと。NAS 付近から「クケ、クキョキョ、ピキ?ピーピキ?」なんて鳴き声が聞こえまして。ヤモリかなと思ったら、NAS のデータをフルバックアップ中の USB 外付 ハードディスクからでした。

そこで、そそくさと外付 HDD の電源を落とし、熱帯雨林で交換用 HDD をポチっとな。選んだのは、壊れた HDD と同容量でお手頃価格の Seagate BarraCuda 4TB。数日後にブツが届いてみれば、珍しく化粧箱に入っていたのが新鮮でした。

今まで使っていた Seagate/ELECOM 製 USB HDD 筐体は捨てることにして、7月に空き家にした Buffalo HD-ADU3 Series の筐体へインストール。そして NAS に繋ぎ、QNAP 側でフォーマット&バックアップディスク設定して一件落着。

で、壊れたと思しき HDD(Seagate IronWolf 4TB)を廃棄するのに、Mac でゼロ書き3回処理を加えることにしたのですが。ほぼ丸二日間のフル稼働中、異音も何も、しねぇでやんの。不思議に思って、Windows に Seagate 純正チェッカーをインストールして動作検証しても、問題なし。万事オーケー。

明らかに物理現象由来の音がして、かつ、QNAP 側の履歴で書き損じのエラーログもあるのに、ハテナ。なんか捨てるのモッタイナイ気分になってきてしまったので、BarraCuda の箱に入れて保管しちゃいましたよ、と。いまいち信用できないけれど、RAID 5 で使う分には、うーん、どうだろう。

判断は、未来の私に任せた。

M-AUDIO air 192|6

3月あたりのこと。最近メールの見落としが多いなと思ってたら、Mac mini(2018)に繋いでいた USB DAC(Deff Sound DDA-DAC1U)が壊れて無音状態が続いていたことが原因でした。

そこで、液晶モニタのヘッドフォン出力に PC スピーカーを繋ぎ、HDMI 経由の音を流すことにしてメール受信音対策はバッチシ、だったのですが。間が良いんだか悪いんだか、そんなタイミングで映像編集案件が舞い込みまして。

液晶モニタ越しのショボい音は、スピーカーならまだ我慢も出来たのだけれど、ヘッドホンで聞き続けているうちに、もう、イヤ、こんな生活!という気持ちになってしまったのです。

その段になって、MacBook Pro(Late 2006)で使っていた USB オーディオ・インターフェース(M-AUDIO transit)の存在を思い出したものの、いくらなんでも古すぎて、残念ながら現環境では使い物にならず。

つまるところ、2年前に MacBook Pro が他界してからこっち、マトモな音声入出力環境が手元になくなっていたわけで。実際、近頃ソコラヘンの案件がなかったから問題にならなかったのだけれど、仕事があろうがなかろうが、機材がないのは、なんか寂しい(キッパリ)。

てことで。4月に M-AUDIO air 192|6 を買いましたよ、と。

選定基準としては、USB-C 接続が絶対条件で、さらにヘッドフォン端子が標準プラグで、入出力端子が RCA PIN 以上の太さの規格であること。いやまぁ、つまりはステレオ・ミニが大っ嫌いなだけなんですけどね(携帯機ならまだしも)。あとレベルゲージがついてたら嬉しいな、あたり。

本商品を選んだのは、価格と仕様のバランスのほかに、transit のおかげで M-AUDIO というブランドに対する信頼感を持っていたからというのが大きかったです(ただし、ブランド保有企業は変わっているのかも)。また、簡素版とはいえ Pro Tools 付きだったのも嬉しいポイント。

で、その音といえば。広大な無音空間の中、なんの装飾もないデジタル的で無機質な音がキレイに鳴り響く感じ。CD の音を、CD デッキ搭載のヘッドホン出力で聞いている様な印象です。そこらへん、音楽を聴く目的の DAC ならもう少し温かみとかナニガシカの演出が欲しくなりそうですけど、インターフェースですからね。素直なことは良いことです。

少々カサは大きいけれど、その分ケーブルの抜き差しに安心感があり、ツマミやダイヤルの感触も良し。モニター出力とヘッドホン出力の音量調整が独立している点も利便性高いです。

てなわけで、概ね満足。

残念な点を挙げるとしたら、常駐ソフトの Avid Link が鬱陶しいこと、くらいかな。簡単には起動条件から外せず、かといって起動条件から外した時に悪影響があるんだかないんだかよく分からないこともあって、毎回毎回、Mac 起動後に手動で落としているのでした。

Copyright ©2025 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.