M-AUDIO air 192|6

3月あたりのこと。最近メールの見落としが多いなと思ってたら、Mac mini(2018)に繋いでいた USB DAC(Deff Sound DDA-DAC1U)が壊れて無音状態が続いていたことが原因でした。

そこで、液晶モニタのヘッドフォン出力に PC スピーカーを繋ぎ、HDMI 経由の音を流すことにしてメール受信音対策はバッチシ、だったのですが。間が良いんだか悪いんだか、そんなタイミングで映像編集案件が舞い込みまして。

液晶モニタ越しのショボい音は、スピーカーならまだ我慢も出来たのだけれど、ヘッドホンで聞き続けているうちに、もう、イヤ、こんな生活!という気持ちになってしまったのです。

その段になって、MacBook Pro(Late 2006)で使っていた USB オーディオ・インターフェース(M-AUDIO transit)の存在を思い出したものの、いくらなんでも古すぎて、残念ながら現環境では使い物にならず。

つまるところ、2年前に MacBook Pro が他界してからこっち、マトモな音声入出力環境が手元になくなっていたわけで。実際、近頃ソコラヘンの案件がなかったから問題にならなかったのだけれど、仕事があろうがなかろうが、機材がないのは、なんか寂しい(キッパリ)。

てことで。4月に M-AUDIO air 192|6 を買いましたよ、と。

選定基準としては、USB-C 接続が絶対条件で、さらにヘッドフォン端子が標準プラグで、入出力端子が RCA PIN 以上の太さの規格であること。いやまぁ、つまりはステレオ・ミニが大っ嫌いなだけなんですけどね(携帯機ならまだしも)。あとレベルゲージがついてたら嬉しいな、あたり。

本商品を選んだのは、価格と仕様のバランスのほかに、transit のおかげで M-AUDIO というブランドに対する信頼感を持っていたからというのが大きかったです(ただし、ブランド保有企業は変わっているのかも)。また、簡素版とはいえ Pro Tools 付きだったのも嬉しいポイント。

で、その音といえば。広大な無音空間の中、なんの装飾もないデジタル的で無機質な音がキレイに鳴り響く感じ。CD の音を、CD デッキ搭載のヘッドホン出力で聞いている様な印象です。そこらへん、音楽を聴く目的の DAC ならもう少し温かみとかナニガシカの演出が欲しくなりそうですけど、インターフェースですからね。素直なことは良いことです。

少々カサは大きいけれど、その分ケーブルの抜き差しに安心感があり、ツマミやダイヤルの感触も良し。モニター出力とヘッドホン出力の音量調整が独立している点も利便性高いです。

てなわけで、概ね満足。

残念な点を挙げるとしたら、常駐ソフトの Avid Link が鬱陶しいこと、くらいかな。簡単には起動条件から外せず、かといって起動条件から外した時に悪影響があるんだかないんだかよく分からないこともあって、毎回毎回、Mac 起動後に手動で落としているのでした。

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