smc PENTAX-DA L 50-200mm F4-5.6 ED WR

ごく、たまーに、望遠レンズが欲しいな、と思うときがあります。気分的には DA★ 200mm。でも、高い。かといって、ミドルクラスの 300mm ズームだと、画質は担保できそうだけど半端に高くて半端にデカイくて、しかも暗い。となると、費用対効果含めて割り切り易いのは DA 50-200mm WR の中古品か…。ホッソリとした HD DA 200mm F4 WR なんてシロモノが、ホドホド価格で存在すればいいのに。

なんてことを考えていた、そんな折。キットレンズ DAL 50-200mm WR の別売フード付中古品が、送料込みで約8千円という、大変お求め易い価格で売られていたのを目にしてしまった訳ですよ。ほんとにねぇ。困りますねぇ

WR の証の赤いOリングと、
DAL の証のプラマウント。

単品販売レンズから省かれているのは、フード、クイック・シフト・フォーカス(QSF)、前玉の SP コート、そして距離目盛。目盛を省くんかっ!と割り切りの潔さにミョーに感心したりして。

3月に荒天用レンズとして中古購入していた DA 18-55mm F3.5-5.6 AL WR との比較。50-200 の方が若干長くて重いけど、収納時の存在感はほぼイコールです。

DA 17-70mm F4(中央)と、おまけで A 35-105mm F3.5(右)も並べてみた最伸長時の比較。いずれも望遠端で、A はマクロ位置です。

太さは、明らかに 50-200 が細いものの(だってフィルター径が 49mm と 67mm ですもの)、伸ばした時のかさばり方は似たようなものですね。いささかフードがデカイってこともありますが。

K-S2 につけたところ。18-55mm よりも少し長い分だけ、手が大きめの私にはフォーカスリングに指をかけやすいです。それに 18-55mm に比べればズームリングが重いこともあって、ピント合わせしようとしてズームリングまで動かしてしまう、ということは起こりにくそう。いや、QSF がないなら MF で使えばいいやと考えていたので、結構重要だったり。

言うまでもなくフォーカスリングはスカスカ。思いのほか回転角が大きくて戸惑いました(なおさら距離刻みが欲しい…)。滑り止めラバーの指がかりの良さに救われている感じでしょうか。

使ってみての印象はこちら

※7年後、HD DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE を購入しました。

smc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5 ED [IF]

先日、むかぁしから関心があったステレオ・アダプターをポチったおかげでナニカのタガが外れたようで、むかぁしから関心があった魚眼ズームにまで手が伸びてしまいました。HD DA15mm Ltd. 以来、久々の新品レンズです。

いやぁね、この先ペンタが 35mm フルフレーム機に注力していくのであれば、こんな APS-C 専用の変態レンズや変態アダプターなんて絶対モデルチェンジしないだろうし、だったら今のうちに買っておくがよろし、ナンテ考えもあったりしたのです(が、結局はタダの物欲勝ち?)。

各種 DA レンズとの比較。左から、リミでは大きめの HD 35mm Macro Ltd.、Fish-Eye、18-55mm WR17-70mm

サイズ的には 18-55mm WR と同等。重さ的には 17-70mm より165g 軽いはずなんだけど、手にしてみると同じくらいな印象で、凝縮感強し。高価格帯のレンズではないですから質感については期待してませんでしたが、リミテッド・レンズには及ばないものの、他のズーム2本に比べりゃマシ。フォーカスリングのトルク感も少しだけマシ。

K-S2 につけたところ。ボディとの重量バランスは悪くはありませんが、ズシリときます。ストラップを巻いとかないと怖いかな。もちろん片手で持ち歩ける範疇だけど、気軽に、とはいかなさそう。かてて加えてレンズ剥き出しだし、ラフに扱わないように気をつけなきゃ。

各リングの位置関係は良好、ではあるものの。18-55mm WR 同様、フォーカスリングに指をかけたときに親指の腹がズームリングに触れるので、QSF 時に両方とも回してしまいそうな気配。もう少しズームリングを削って、その分をフォーカスリングに割り当ててくれてたなら良かったのになぁ。ま、慣れるですな。

早速試し撮り
画角の広さ・歪みっぷりには笑いますな
PENTAX K-S2 / smc DA Fish-Eye 10-17mm
10mm, f3.5, 1/15, ISO1600, -0.3EV

しっかし。*ist Ds を使ってた頃からフルフレーム機の登場を期待してマニュアルレンズ数本でヤリクリしていたというのに、ほんのここ数年で APS-C 専用レンズが妙に増えてしまいました。まぁ、現時点に於いては、フルフレーム機のファインダーの心地良さよりも、気軽に持ち出す気になれる APS-C 機のコンパクトさにメリットを感じているので、それはそれでいっか、と。なんたって、道具は使ってナンボ、ですものね(自戒含み)。

PENTAX Stereo Adapter D Set

フィルム時代から気にはなっていたんだけれども、余りにイロモノ過ぎて買うところまでいかなかったペンタのステレオアダプター。だったのですが。つい気の迷いが生じてしまいました。きっと、あつさのせーいーさー。

現行版はフルサイズ換算で50mm相当のレンズにつけて使うモノなので、49 → 52mm のステップアップリングをかまして DA35mm Macro Ltd. に付けてみました。かなり、かさばります。それなりに、重量感もあります。イロモノだけど作りはシッカリしていて、思いのほかチャチさがありませんでした。

マニュアルを斜め読みして、立体感を得られるのが 1.5〜4m 程度の範囲、F5.6〜8 くらいまで絞れ、傾きに気をつけろってことだけ覚えて、さっそく試し撮りー。

撮影した写真は、中央の黒帯で左右が分割されたイメージになり、「左を左目・右を右目」で見ることになります(平行法)。以下に掲載する写真は、簡易的に「寄り目(左を右目・右を左目)」で立体視できるように左右の画像を入れ替えています(交差法)。

犬まで1.5mくらい。
遠近2段のシンプル構成。ちょっと嘘くさい。
PENTAX K-S2 / HD DA 35mm F2.8 Macro Ltd.
f8, 1/250, ISO200, -0.3EV
車まで3mくらい。
なだらかに奥行きを繋げると、割と自然?
PENTAX K-S2 / HD DA 35mm F2.8 Macro Ltd.
f8, 1/160, ISO200, -0.3EV
斜めの構図と段々。
「1.5〜4m」で距離違いを重ねると面白いのかも。
PENTAX K-S2 / HD DA 35mm F2.8 Macro Ltd.
f8, 1/80, ISO400, -0.3EV

ステレオ撮影はフツー以上に気にせにゃあかん点がいくつもあって、屋外の手持ち撮影だと脳内指先確認が気ぜわしかったです。注意していたんだけど、上に掲載した写真、アダプターがちょっと傾いてるし…。

試しに被写体までもっと近づいた写真も撮ってみたのですが、視差が大きくなりすぎて(人の眼と違って勝手に寄り目になりませんから!)使い物になりませんでした。

いまいまの感想としては、だいたい予想通りの絵だなー、いろいろ撮影に工夫の余地がありそうだなー(でも面倒くせーなー)といったあたり。ま、「簡易」3D撮影キットですからね。オモチャ感覚で遊んでみますか。

ちょっと 35mm(53.5mm換算)だと狭苦しく感じたので、今度は A28mm(43mm換算)を試してみようかな、と。

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