もやもやの対価

少し前の記事で、K10D後継機の購入は涼風が吹いてからかなーと記しましたが、舌の根の乾かぬうちにポチってしまいました(笑)。アウトレット品のK-S2、黒ボディ単品。着くのが楽しみ♪

しっかし、ここんとこ仕事が忙しくなって気分がモヤモヤしているときに限って、カメラ関連品ばかり購入していることに気づきました。つい先日買った DA21mm は、カメラ本体でモヤモヤしていた流れだったにせよ、そもそもカメラ本体でモヤモヤしていたのは、仕事のモヤモヤの憂さ払しのような…。DA15mm を買った昨年の春先も、同じような状況でしたし。

全然記事にはしてませんでしたが、昨秋 RICOH THETA (m15) も買ってました。これは珍しく積極的な買い物であったとはいえ、しばらくイロイロ試したあと、つい最近のファームウェアのアップデートの一報までその存在を忘れかけていた有様。いかんいかん。

思えば、一昔前なら、こういう鬱憤ばらしというか気分転換の買い物って、パソコン関連商品ばかりだったんですけどね。どうも近頃、パソコン(タブレットやスマホ含む)に対するモノとしての関心が薄れているような気配。買いはしませんでしたけど、最後に刺さったのって Apple の Magic Trackpad だったような気がします。

じゃ、なんでその関心が(再び)カメラに向いてきたのかといえば、うーん。なんでだろう。さいきん視力が落ちてきてて、視覚に関わるモノゴトに意識が行ってるのかしら。ただの懐古趣味でなければ良いのだけれど。

smc DA 21mm Limited、ぶら撮りするにゃいいかも。

一昨日、本部(ホンブじゃないよモトブだよ)で打合せがありまして。先日中古で購入した SMC版 DA 21mm Limited をつけた K10D 片手に出向きました。

名護にある21世紀の森ビーチ。曇天かつ通り雨。
PENTAX K10D / smc DA 21mm F3.2 Ltd.
ƒ8, 1/250, ISO100
でも、本部についたらピーカン♪
PENTAX K10D / smc DA 21mm F3.2 Ltd.
ƒ8, 1/400, ISO100
徐行も何も、何も通らず。
PENTAX K10D / smc DA 21mm F3.2 Ltd.
ƒ8, 1/320, ISO100
少し、寄りの画。
PENTAX K10D / smc DA 21mm F3.2 Ltd.
ƒ8, 1/250, ISO100
犬の散歩がてら、今日の宜野湾海浜公園。
さすがに0.3秒じゃブレますな。
PENTAX K10D / smc DA 21mm F3.2 Ltd.
ƒ3.2, 0.3″, ISO400

35mmフィルム時代に28mmの画角が好きだった私からすると、32mm相当のこのレンズはちょっと視界が狭いけれど、35mmほどの閉塞感があるわけでなし、なんというか、余り深く考えず気楽に写真を撮るのにちょうどいい具合。写りも良いですし、行程の記録用として単玉を1本だけ選ぶときに適当なレンズかな、という印象でありました。

Kの悩みを見える化

K10Dからの買換えに悩んだ挙げ句、転移行動でDA21mmをポチってしまったことはさておいて、改めて課題をクリアにすべく、思う所をまとめてみようかと。

高校時代からペンタックスのカメラを使っていた私が最初に買ったデジタル一眼レフが *istDSでした。詳しくは過去記事をご覧頂くとして(うわーもう10年前だ)、SFXやMZといったAF機を経由しないで、ME系ボディ(ME Super/Super-A)からすっ飛んできた私からすると、プラスチックの安っぽい外観と丸まるとしたデザインは気に入らなかったものの、ペンタの美徳である小型軽量な点は気に入っていたカメラでした。ただ昔のレンズを使うときに、1ダイヤルだとどうにも操作がしっくりこない。そこで買い替えたのが、K20Dが発売になって割安感が出ていたK10Dでした。

K10Dに触れて最初に感じたのは、デカイ・オモイでありました(※記事中の写真はマウントを指標にサイズと位置を揃えてあります)。*istDSでは小型軽量だから許せていた丸みを帯びた形も、大きくなってしまうとちょっとイケスカナイ。

その一方で、本体の質感と操作体系には満足。ただ、その後コンデジやらケータイやらで写真を撮ることが当たり前になり、出番が激減。(主に費用対効果的な理由で)買換えのタイミングを逸して今なお現役で使われております。

屋内ではオートホワイトバランスがトンチンカンなときが多いかな、とは思うものの、写り自体は悪くないですしね。それにMF馴れしている人間にしてみれば、QSFを使う限りAFの遅さ甘さも気になりませんし。

なんですけど。やっぱ高感度のノイズは最新機種の比ではなくって、ISO400が実用限界。特に最近の普及レンズは暗いので、ストロボなしでスローシャッターに耐えるのが、だんだん嫌になってきてしまったのです。それが、買換えようかなぁ…という考えが頭をよぎるようになってきた原因。

そんなタイミングで、新機種登場でソコソコ割安感が出て来たのがK-3。カッコイイなーと思っていたK-7のソリッドな雰囲気は世代を追うごとに薄れてきましたが、手に持つと実にシックリくる。元天文部としては、アストロトレーサー内蔵のK-3IIにも意味不明にクラッとくるのですが、まともな外付けストロボが手元にない現状に於いては、ストロボ内蔵の方が実用的かなぁ、と。しかも安いし(現時点では!)。

方や、大きさの点ではK-S2に魅力あり。K-S1ほどではないにせよ、まだ持ち運びに気軽さを感じられるボリュームですよね。ファインダー周りが格落ちなしなのもグッド(K10Dより広い)。持ったときの感触はK-3よりも劣るけれど、軽い分だけK-5みたいに右手の指が痛くなることはなくってソコソコ良さそう。だけど、工業製品としての魅力はK-3よりも段違いに下。プラスチック外装ですもの、いたしかたなし。

といった2台が、ほぼ同価格。しかも、中級クラスのデジタル一眼としてはこなれた価格だけど、絶対的に安価ではない価格。そりゃね、悩みますよ。使用頻度とか費用対効果まで考えちゃうと。

引き続き、大きさと重量の比較。まずはK10Dを基準にした場合。K-3が出たときにK-5よりもデカクなったかーと残念に感じたんですけど、K10Dに較べりゃ大した変化ではないのですね。幅が減った分、厚みが増してるものの、大抵のレンズはグリップよりも突き出るので、そこは重要でないかな。

次は、*istDS 基準。K-S2は、少し重いくらいでボリューム感は同程度。K10Dへの乗り換えでデカイと感じたのと同じ分だけ、小さくなったヨロコビを得られそうな気配です。やっぱ、K-S2なのかな。道具としては。

結論。今すぐ買うの、なーし! K-S2がもっと安くなったら考えよっと。今は不思議なくらい価格変動がないけれど、噂のフルサイズ機が発表される頃には動きもあるだろうし、お勤めは涼風が吹いてからですな、親方!

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