AXIS Treat:復活の日(バッテリー充電ほか)

昨年11月に肩を傷め、年を越しても回復せず。さらには新型コロナの非常事態宣言の影響もあって、ようやく3月になってから病院で診てもらい、リハビリに励む毎日を過ごしておりました。

その影響をモロに受けたのが、トリートくん。ぜんぜん腕が上がらないってのに、うかつにスクーターで出かけようとして、スタンドの掛け下ろしで肩に激痛が走ったものだから、晩秋からずっと駐車場の片隅に佇む日々を過ごしていたのです。

そんなこんなで、今週末。リハビリのおかげでソレナリに肩が動かせる様になってきたぜ、ぼちぼちスクーター を動かす準備をしておこうぜ、 という機運が高まってきたのでした。

土曜日。まずは、干上がりかけているに違いないバッテリーから。

フロアマットを剥がしてみれば、バッテリー収納庫のフタを固定している2本のトルクスネジのうち1本が、イヤな感じにサビまみれ。下手に力をかけると山が崩壊しそうに思えたので、ラスペネを併用してトルクスドライバー(2.5)をじっくり回してやりました。

無事ネジを抜き、フタを外してみると、幸いなことに内部は思いのほか綺麗。

次にプラスドライバーでもって、バッテリーのマイナス端子→プラス端子の順にケーブルを取り外す。してからに、バッテリーを引き上げようとしたら、バッテリー本体が収納ケースにぴっちり嵌ってるわ、表面の滑らかなプラスチックに指がツルツル滑るわ。最終的には、本気の握力勝負。ようやく引き出したバッテリーは、台湾ユアサ製の YTX7A-BS でした。

部屋に戻り、半日ほど充電。さすがに蓄電量は下がっていましたが、充電器のチェッカーによると、バッテリー性能自体に問題はなさそう。

翌、日曜日、お昼前。逆の手順でバッテリーを格納。バッテリー充電の間にサビを落とし、サビキラーで銀色に塗りあげたトルクスネジでフタを固定。

で、スイッチ周りに接点復活剤を塗布してから、イグニッション・オン! 通電、オーケー! ライト、オーケー! ウィンカー、オーケー! クラクション、鳴らねぇー!と思ったらイキナリ鳴りやがったー! でもって、セル・スターター、うんともすんとも言わねぇー!

とりあえず、キックスタートしたら、意外なくらい簡単にエンジンが回ってくれて、一安心(ガソリンが腐ってなくってヨカッタ…)。各部のオイルアップ、簡単な清掃とワックスがけを済ませ、昼飯を買いがてら近所を一回りしてきました。

したら、カーブで後輪がグニョグニョする。そりゃまぁ、長期保管後の課題その2は、当然のごとくタイヤの空気圧だよね。走行前に確認するのを忘れてたわい。

安全運転で帰宅してから、リア 225kPa、フロント 150kPa を目安にエア注入。ふと思い出して、セル・スイッチを押してみたら、キュルキュルブルーン!で問題なしよ、と。

どうせだから、ついでにブレーキ周りをみておこうかなと思ったら、にわかに大雨、それも雷雨。

またの善き日を待つといたしましょう。

AXIS Treet:納車後補修#4 フレームのサビ退治

ミラー・アームのサビ処理が終わり、続いてフレーム周りのサビ退治を行うことにしました。

フロントとサイドのカウルを外し、部分的に洗浄しつつ状態を確認。って、基本、だいたいサビてたんですけどね(笑)。真鍮ブラシや耐水ペーパー(#600)で浮きサビを払い、シリコンオフを吹いて汚れを拭う。

してからに、黒サビへの転換を期待して50%程度に薄めたサビキラー Pro(シルバー)で手の届く範囲のサビというサビを塗り潰す。乾燥後、ほんの少し希釈したもので塗り重ね。そして一晩乾燥。

部屋に戻り、カウル固定用のネジ類のサビ除去に当たる。まずは、インジェクション車だけに無用の長物となってしまったキャブクリーナーの在庫消化を兼ねて、漬け込み洗浄。のち、サビキラー Proを筆塗りし、乾燥後にネジ頭だけサビキラーカラー 艶消し黒で上塗り。

翌日、車両に戻ってサビキラーカラー艶消し黒を筆塗り。ただし、どうせ靴底で塗装が削られていくキックペダルとカウルに隠れて目に触れない範囲は(無精して)シルバーのまま。

最近までサビキラーがカラー展開していたことを知らず、今回初めて艶消し黒を使ってみたのですけど、明るいところで見ると真っ黒というよりチャコールグレーな感じですね。ダイハツ・ネイキッドのエンジンルームの塗装に利用した油性塗料を使わなかったのは、どうしてもバイク相手だとチマチマとした作業になるので、そこでさらに塗料の揮発に気を取られたくなかったから。水性塗料の耐久性がどうなのかは、これから検分、と。

塗料の乾燥を待つ間、未塗装プラにダッシュボード用の艶出し剤を塗り込み、ゴム製品にはラバープロテクタントを塗り込み、配線カプラに接点復活剤を噴霧し、やや死んだ魚の目の様になりつつあったヘッドライト・レンズをピカールで軽く研磨。塗料がおおよそ乾燥したら、カウルを車体に取り付けワックスがけ。してからに、摺動部をオイルアップして、一連の作業、完了。

車両からサビ色が失せ、ほぼ灰色していた未塗装プラ部が黒っぽく変わったおかげで、随分キリリと引き締まって見えましたよ、と。

で、あとは足回りの世話が残っている感じです。

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AXIS Treet:納車後補修#3 ミラー・アームのサビ退治

沖縄の安価な中古バイクの例に洩れず AXIS Treet もサビ多めの車両でした。

過去、長年に渡り MD90 を舞台に繰り広げられたサビとの闘いで学んだのは、1)中古車両は入手した時点=状態が最良の時点で処置しておくこと、2)サビ汁が下に流れて侵食範囲を広げぬよう上部のサビから封ずること、3)どーせまた錆びるので根を詰めすぎずテキトーに付き合うことの3点。

ということで、まずは最上部のサビ、即ちミラーのサビをテキトーに始末してやることにしました。

車体から外したミラーをチラシの上に置いただけだというのに、ボロボロと剥がれ落ちるサビ…。

最初、布ヤスリ(#400)でヤスっていたものの埒が明かず、インパクトレンチを持ち出す。

電動工具でのサビ落しは、加減を間違うと削り過ぎる場合があるので余り好まないのですが、今回は相手が無垢の金属棒ですもの。ここは遠慮なしに、いや、実際にはおずおず遠慮がちにブラシを当てましたですハイ。

ある程度サビを落としたところで、耐水ペーパー(#600)にスイッチ。かなり根深いサビだったので、全除去は諦め。サビ膨れがなくなり、表面に均等なツヤが出てきたあたりで研磨終了。

サビキラーProで、黒サビへの転換を祈願。乾燥にほぼ24時間あてる。

翌日、自動車用のカラースプレーで塗装。使用したのは、昨秋の自作スピーカー製作でも使い切れなかった長年の在庫品・日産チタニウムシルバーと、クリア。マスキングの手間は省いて、手持ちでそれぞれ三度吹き。

ちなみに、アームの色はオリジナルは黒だったのですけど、黒スプレーを自作スピーカー塗装で使い切っていたがため、チタニウムシルバーを用いた次第。そのチタニウムシルバーは、今回の作業でもまた残ってしまいました(いい加減、ねばるなぁ)。

塗料乾燥後、ミラー裏側のプラ部分に耐水ペーパー(#1000)を軽くあて細かい傷を落とし、ダッシュボード用艶出し剤を塗り込み、ミラー内部にシリコンスプレーを噴霧して、軟質プラ製アームカバーとの勘合部にダイビング用シリコングリスを塗りたくって、加工終了。

そして車両に取り付けたら、まぁ、清潔感が増しましたよ、と。

引き続き、今度はフレーム周りのサビ処理の話題なぞ。

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