KENWOOD KFC-RS163S

先ごろ交換したフロントスピーカー「KENWOOD KFC-RS163S」に関する話題なぞ。
先んじて、主な定格を以下に記しておきます。

  • スピーカー形式:2way 2speakers
  • インピーダンス:4Ω
  • 定格入力/瞬間最大入力:30W/150W
  • 出力音圧レベル:92dB
  • 再生周波数帯域:30〜30,000Hz

それまで使っていた Protone 勢(VSP-03T / VSP-16)よりは全体的にスペックアップ。まぁ、エントリーモデルとはいえ相対的に高い商品なんだから当然だろうという気がしますけど。

ドアスピーカー同士で比較すると、昔ながらの紙っぽい「VSP-16」に対し、カーボンファイバー配合pp振動板を使ってるんだからね!ワンポイントのオレンジ色が素敵でしょ!な点で、見てくれは「KFC-RS163S」の勝ち。反面、マグネットのボリューム感や全体的な剛性感は「VSP-16」に僅差で負けている印象。もっとも、同軸2ウェイとフルレンジという構造的な違いもあるやもですが。

メインユニットが「carrozzeria DEH-P640」、リアスピーカーに「Protone VSP-04R」を設置したネイキッドで鳴らしてみると、上から下までフラットで繋がりの良い素直な音してました。いささか耳を突く印象のあった「VSP-03T」に比べて滑らかな高音域に好印象。反面「VSP-16」に比べても低音が弱く、「ドン!」というより「モンッ」て印象。

結果的に、Protone 組で得られていたメリハリには欠けるうえ、速度が上がり走行音が大きくなるにつれ低音でリズムを刻むベースやドラムの音が聞こえづらくなりがちなので、欠落した音の脳内補完を迫られることしばしば。もっとも、ネイキッド自体が五月蠅いクルマだし、かてて加えて私ゃ窓を開けて運転する人ですからね。エアコンがデフォルトの人なら問題にならない、のかもしれません。

音楽のジャンルでいうと、ジャズやボサノヴァにはホド良かったです。ロックのような強いビートの音楽や、やたらに音を詰め込んだ楽曲では少々物足りなし。私自身のライブラリがロック多めなこともあって、ドアスピーカーだけ元に戻そうかななんて考えがチラと浮かんでいるものの、人間の耳(ましてや私の耳)なんていい加減なものですから、そのうち慣れちゃうんじゃないかな?とも思っている今日この頃です。

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