昭和のラジカセ(AIWA CS-W33)を整備、したものの。

4年前に琉大の先生からもらいうけたラジカセ AIWA CS-W33 でしたが、なんせ回すテープがなかったので事務所の片隅でホコリを被ってました。だがしかし、先の出張で実家からカセットを数本持ってきたぜ、鳴らしてみようぜ、ということに相成りました。

いきなりテープをかけてワカメに転ずる事態を避けるべく、まずは清掃から。準備したのは、無水アルコールに接点復活剤に綿棒に、そして実家から持ち帰った TDK のクリーニングカセット(何年前のだ??)。

いざ電源を入れてみると、4年前とは違ってブ〜〜とハム音が盛大に鳴り出しました。水槽で使っているモーターや蛍光灯からのノイズかなーとも思ったのですが、コンセントを変えても同じ状態。さい先悪い予感。

ともあれ、いじっているうちに直る可能性もゼロではないので、整備し易いように分解開始!

大丈夫かどうか知らんけど、ヘッドクリーナー代わりの無水アルコールをプラモの塗料皿に移し、綿棒を使ってヘッドやピンチローラー等々をフキフキ。昭和の汚れを落としていきます。

音量スライダーがガリっていたので、手が届く様にカセット部を取り外し。スライダーの溝に接点復活剤を一拭きし、スライダーをガシガシ動かしてから、ティッシュをドライバーで突っ込んでフキフキ。ついでに各部の接点に復活剤を少量塗布。

そして電源を入れてみたら…
ラジオと外部入力で盛大にブー!
カセットの再生ボタンを押すと控えめにブー!

このハム音は、音量スライダーの位置には関わらず、一定の音量で存在していました。ヘッドホンで聞いても同様。私は電気のヒトではないので何とも言えませんが、アンプ部のコンデンサーが壊れてるんではなかろうか、という印象。

ともあれ、せっかくテープを持ってきたわけですし、ヘッドクリーナーを回してから「FLASH! Ah Ah—!!」。ワカメにもならず、無事 Queen が歌い始めましたとさ。幸いテープ再生では音量を上げるとハム音が音楽に隠れがちになったので、離れて聴く分には耐えられました。

ちなみにこのテープは、中1の頃に同級生が買った LP レコードをダビングさせてもらったもの。XLI-S は、当時のマクセルでノーマルテープの最上位グレード(その昔ケースが割れたらしく、DENONのケースに入ってますな)。いや、このラジカセがノーマルしか対応していないから、クロームやフェリクロームやメタルは持ち帰らなかったんですけどね。って、今回の投稿、カセットテープを知らん世代には何のことやらだろうなぁ(笑)。

ともあれ。このラジカセが使い物になるかというと、なりませんな。もっとも、カセット録音の主立ったところは DAT にダビングしていたハズなので、実害なし(いや、未コピーを残していたような記憶もあるぞ)。いずれにしたって、今回のトライは「古いモノが使えるものなら使ってみようかい」レベルのノスタルジーでありますゆえ、ま、使えないなら、それはそれでイタシカタナシであります。

Jeff Lynne’s ELO : Alone in the Universe

ELO としては、前作「Zoom」から15年の時を経て発表された今回の「Alone in the Universe」。その「Zoom」は「Balance of Power」から14年のブランクがあったわけで、まぁ、なんとも気まぐれな出し方しやがるな、ジェフ、であります。

ジェフ・リンのソロアルバムやプロデュース作って(先日買ったブライアン・アダムスの「GET UP」もそうでしたが)、アナログで多重録音を繰り返して音が飽和しちゃったような圧迫感があって、そうした傾向が既に「Zoom」で現れてました。曲のトーンもあって「Zoom」は ELO なのかジェフ・リンなのかどっちつかずの印象を受けていたのですが、今回のアルバムには ELO らしい音の広がりが感じ取れました。もっとも、それだけが ELO らしさというわけでもないのだけれど、現在のジェフが過去の ELO を振り返った上で再構築したのかな、というような印象。

時系列をさておいて、脳内で ELO のアルバムを座標化してみると、今回のアルバムは「Eldorado」寄りの「Secret Messages」あたりに位置するかなぁ。もはやエレクトリックでもオーケストラでもないですけれど、ちゃんとライトは残ってました(笑)。全盛期のノリの良いキャッチーな曲はありませんが、しっとりとした、いい雰囲気のアルバムですよ。買って直ぐってこともありますが、目下ヘビロテ再生中です。

Bryan Adams / GET UP↑

先日、オンラインストアを彷徨っていたときに目に留まったのが、ブライアン・アダムスの7年ぶりのオリジナルアルバム「GET UP」。昔から聴き続けてるお方なので、ろくすっぽ内容を読まずにポチッ。その CD が本日届きました。

仕事中のBGMとして聴いていたらナカナカ良かったので、帰りの車中でも流しておりました。カーステに CD を挿入したのって、たぶん5年ぶりくらい。出て来なくなったらどうしようとドキドキしつつ(笑)。

はじめて1曲目を耳にしたときから、なーんかジェフ・リン臭いなぁと思っていたのだけれど、自宅で解説読んだら、やっぱりジェフ・リンのプロデュースだったんね。それもアルバムごと。昔、トム・ペティのソロだけではなくバンド名義のアルバムまでプロデュースしたときも意外さを感じましたが、BAとか年下のロックなヒトとのコラボってのは面白いなぁ。

そのジェフ・リン、14年ぶりに ELO 名義のアルバムを出すらしいですね。BAのアルバムをポチるときにセットで予約を入れてしまいましたとさ。

Copyright ©2024 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.