自作スピーカー:#5 吸音材を貼る

エンクロージャーの塗装から数日後、塗料が乾燥した頃合いに吸音材の貼り付け作業に着手しました。

初心者で具合が良くわからなかったので東京防音の吸音材を2種類準備していたのだけれど、商品説明の吸音グラフをまじまじと眺めた結果、低音域の吸音が弱い、密度の低い方(ESW-430-500)だけで組んでみることにする。

吸音材1枚からスピーカー2台分の部材を切り出す。幅の短いのが底面用、正方形っぽいのが背面用、横に長いのが天面〜側面用という3点構成。

切り出した吸音材をエンクロージャーに詰め込んで、収まり具合を確認しながら固定位置を決める。この吸音材、もの凄く軽いので、ごくごくフツーの両面テープ(ナイスタック)で貼り付けることにする。

固定箇所は必要最小限にしてくれようと、背面の上部と両側面の真ん中あたりに水平に3本敷設。

次回で紹介する配線済みターミナルをエンクロージャーに固定してから、吸音材を貼り付けていく。

で、内張作業、完了。
この吸音材はポリエステル製なのだけれどほとんど布団の中綿じみていて、作業していると細かい毛羽が舞い散ったりエンクロジャーのエッジにこびり付いたりします。ので、最後はちゃんと掃除しようね、と。

続いて、ちょと前後するところもありましたけれど、内部配線の話題へ。

|自作スピーカー:#1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

自作スピーカー:#4 エンクロージャーを塗る

先週末からのできごと。

接着した木材パーツの乾燥を十分に済ませてから、やや隙間が大きいように感じられた箇所と段差の大きな箇所に木工パテを塗り込む。

パテの乾燥に1日置いて、100番の布ヤスリで研磨開始。以降、240番と400番の布ヤスリを使って毎晩少しずつ全体的な研磨を進めていく。

しかし。久々の木工作業で思い出させられたのですけど、柔らかい木材につけた硬いパテを削っていくのって、何気に難しいですよね。ついつい金属パテのノリで「あとは削ればイイよねー」とペタペタ盛ってしまったのが運の尽き。なんかもう面倒臭くなってきたので(今回、そんなんばっかし)、パテ盛り部の平面化を諦たところでこの連休を迎えていたのです。

11/21(土)

エンクロージャーの塗装に着手。いつまでも手元に残っている部材を消費してやろうという裏テーマに準じて、自動車用塗料で塗装してやることにしました。

MDFは吸水性が高いので、シーリング材としてホルツのバンパープライマーを試すことにする。ミッチャクロンに浮気していたせいもあるのだけれど、これ、購入から8年以上経過しているんじゃないかしら。

塗装1回目、ものの見事に板に吸い込まれる。2回目、少しは表面に濡れ跡が残るくらいな感じ。あまり効果に期待できないっぽいので(ちなみに取説には木材には使えない旨の表記あり)、容量半分ほど消費したところで次のステップに進むことにする。

続いて手にしたのは、新品購入したソフト99のプラサフ。1回目、染み込む染み込む。2回目、なんとなく均一に色が乗ったくらいな感じ(写真)。ここで日没サスペンデッド。初めてソフト99のプラサフを使ったのですけれど、同じグレーでもホルツのプラサフより色が暗いですね。

11/22(日)

600番の耐水ペーパーで軽く空研ぎして塗装チリを払ってから、プラサフ3回目。微妙に残ったので、補助的な4回目を実施して使い切る。

1時間ほど乾燥させ、耐水ペーパーで再びチリ払い。ホルツのつや消し黒で、前面・底面・背面を2回塗装。天面・両側面をソフト99の日産車用チタンシルバー(多分これは6年モノくらいだはず)で3回塗装し、その上からホルツのクリアを3回塗装。

11/23(月)、つまり今日、ついさっき

昨日までのスプレー塗装ではマスキングを一切していなかったので、黒色部の一部にシルバーが回り込んでおりました。前面だけ、その銀色を上塗り退治しましたよ、と。ついでに、クリアが若干薄くザラついていた箇所を塗り足してやって、塗装作業、終了。てか、終わったことにする。

自動車用スプレー塗料で木工品を塗ってみて感じたことは。うん。こうした塗り方するくらいなら、カッティングシートを使った方がキレイに仕上がるかな。あるいは、素直にニス塗装した方が味わいが出るよね。…って、全否定じゃん。

まぁ、今回はいつまでも手元に残り続けている塗料を少しでも減らしてやろうという企みがあったればこそ、な、作業ということで。ちなみにスプレーは、1缶追加、3缶廃棄。うち1缶は塗料ではなく10年以上モノのエアダスターだったとはいえ、まぁ少しは目的を果たせたかなと。

さて、残るは内装と配線か

|自作スピーカー:#1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

自作スピーカー:#3 エンクロージャーの組み立て

先々週の週末に揃った部品を、先週末に組み上げてました。以下、振り返りで。

木材部品はDIYストアの店員さんにバッサバッサと切り出していただいたもの(しかも無料)なので、まずは積み木して現物による組み合わせを確認。上手い店員さんに当たったようで、寸法のバラツキが少なくて助かりました(感謝)。

エンクロージャーは「カラーボックス1段に無理なく2台収まる大きさ」を参考値として、当初は一辺 20cm 程度のサイコロ形状の密閉型にしようかな、と考えていました。

ただ、その大きさだと 16cm ウーハー相手では容量が少な過ぎ、さらに密閉してしまうと音が詰まり過ぎるような気配が。また、スピーカーユニットと接地面が近くて足元が板切れ一枚というのも、なんとなく剛性不足が懸念されそうな気がしたり。

ということで、ソコラヘン(の気分)を解消するために、板厚2枚分の床下構造を追加。前出しの角形バスレフのようだけれど、音ごもりを避けるためだけの穴であって低音強化は意図してません。てか、初めてスピーカーを作る人間の脳内イメージを投影しただけなんで、あソンナツモリなのねレベルにて。

仮組みで穴の通し方を決めたら、組み上がり部品となる床下ユニットを作成。接着剤をたんまり塗って、鉄アレイで丸一日圧着。待っている間に、スピーカーユニットとターミナルの取り付けネジ位置にドリルでガイド穴あけ。

翌日、同じ幅を有するハズの部品を並べ、正しく同じ幅になるように100番の布ヤスリで研磨。が、これ、どう考えてもカンナを使う事案。カンナがないからヤスリで頑張ろうとしたのだけれど、ぜんっぜん進まねぇ。

しまいには面倒になって、寸法が近似する2山に部品を分け、隙間なんざ接着剤とパテでドウニカシテヤルわいということになりました。で、溢れるほどの接着剤を使って一気呵成に組み立て、鉄アレイで筋トレに励んでいただきましたよ、と。

|自作スピーカー:#1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

Copyright ©2024 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.