先日までに済ませた右後部ドアの修復の最終検証を行うことにしました。
の、前に。運転席側に貼られたエーモンの風切り音防止テープに一部ハガレがみられたので、この際だから左右とも取っ払うことに。海山へソコソコ出かけてると(さいきん出不精ですけど)、砂や泥がテープのフチに吹きだまりがち。そいつらが靴の裏やドアの開閉でコスラレまくるものだから、特に運転席足下の塗装面は、ギッタギタ。
方や助手席側は比較的キレイな状態を保っていたのですが、左後部ドア部同様、テープ剥がしで塗装まで一部ハガレてしまいました。その周辺の塗装面には気泡が多く見られたので、やはり、このクルマは、もともと左側面下部の塗装が悪かったくさいです。
ともあれ、これで残された風きり音防止テープはリアハッチのみ、となりました。
テープ剥がし作業を終えてから、馴染みのスタンドに向かい、補修のことは何も伝えず、機械洗車を頼む。洗車機の高圧放水によって再び車内に水が侵入したり、また、何も知らない人がフツーにドアを締めたときの一撃で補修部が破損するようなことがあれば、目前に迫った車検までの右後部ドア交換は絶対条件にすべきだし、程度の良い中古ドアが入手できないようならクルマの買い替えが妥当だろう、という考えでした。
結果、オーライ。この感じなら、しばらく中古ドアが見つからずとも、乗り続けることにしても大丈夫そうね。ただ、車両買い替えの可能性があったからこそ保留していた課題がアレコレあるので、実はあとあと面倒なんですが(笑)。
前回までに、
まずは中途半端に残っていた半円柱の残骸を、金ヤスリで切除。真鍮パイプを適当な長さに切断し、パテの食いつきを良くするために表面を耐水ペーパーで荒らす。してからに、真鍮パイプを渡らせる範囲のドア側に金属パテを盛り、真鍮パイプを押し付けて固定。真鍮パイプの下側にはウェザーストリップ下側が潜り込むので、溢れたパテをヘラで除去&成形。
真鍮パイプの両端と、ドア側の半円柱の破断面を金属パテで繋ぐ。でもって、サビを除去して薄くなっていた、半円柱よりも上部分の壁を金属パテで補修。ついでに、
作業を終え、ドアを締めるためにウェザーストリップを嵌めたところ、明らかに固定時のシッカリ感が増してました。これで、
ちなみに、パテが乾燥するまでの時間、前回剥がした右後部ドア部の続きで左後部ドア部に貼っていた
改めて眺めてみると、やっぱりサビかたがヒドイ。サビを一掃しようとしたら、大穴が空くのは必至。そこで、余り薄くなりすぎない範囲で金属ヤスリでウロコ状のサビをコソぎ落し、100番の耐水ペーパーでできるだけ平滑化しました。それからブレーキクリーナーを軽く吹いてウェスで清掃し、希釈したサビキラーを筆塗り。
ウェザーストリップが触れたり、ドアを締めたときの圧がかかったりしても、サビ転換中の塗装面への影響が少なくなるよう、できるだけ長く乾燥させた方が良いので、ドアを開いたまま他の作業で時間つぶし。まずは、ドアとウェザーストリップ(引いては再構築予定の破損部)にかかる圧を下げる目的で、
剥離作業は比較的淡々と進められたものの、さすがに屋外用の強力両面テープ。ところどころ、イヤな感じでカスが残ったので、ここは塗装面に使うのはマズイかもしれない両面テープ剥がし剤の力を借りる。
テープ剥がし前。
テープ剥がし後。
そして、ウェザーストリップなど各部のゴム部品(ただしパテ盛り予定範囲を除く)に新たに購入したラバープロテクタントを塗り付けて、機能改善を願ってみる。いや、今更ながら感アリアリで、思えば中古車購入時から心がけとけよ、って保守作業なんですけどね。