藻に悩まされた挙げ句、天然海水による換水でお茶を濁そうとしていた訳ですが、思えば大型連休なので大掃除することにしました。てことで、昨日のうちに海まで40Lの水汲み。
今日の午前中から作業開始。
まずは一時避難水槽としてホコリを被っていた60cmスリム水槽を洗いーの、本水槽の水と外部濾過装置を移しーの。
ライブロックと生体を移しーの。
んでもって、本水槽からヒーターやらスキマーやらパワーヘッドやらの装置類を外し、スポンジでガラス面をゴシゴシつるピカ。
さてここで取り出したるは、コトブキの水切り抜群スコップ。
底砂を取り出してから洗うのは面倒だし海水も余計に必要になるので、洗いながら掬い取ることにしたのです。だもんだから、水槽内はうへって状態に。
約3年半前のリブートで底砂を3層構造に分けてまして、一番上と真ん中は鉢植えネットで仕切ってありました。今回取り出したのは最上層の底砂のみ。されど、約1年半前の大掃除ではネットの下まで手を付けていなかったこともあり、下層までチョッカイを出すことにしました。
真ん中のネットを外して一番底に敷いてある底面フィルターまで穴を掘り、サイフォンで汚物を吸い出そうって算段です。
吸い出して注水してを3度繰り返したところで清掃終了。底砂を均してネットを敷いて…
取り出していた最上層の底砂を、例のスコップでバケツの中で軽く濯ぎながら水槽へドカドカ投入。そして天然海水を注水。したら、みごとな白濁っぷり。避難水槽で使用中の濾過装置はさておき、パワーヘッドとスキマー(とヒーター)を元に戻してスイッチオン!
なんせ、底砂の深い所(嫌気層が発達していたであろう所)まで手を入れてしまったので、イヤナモノがワンサカ表出していること間違いなし。白濁しててちっとも不思議はないのであります。実際、今回のやり方はヒトに勧められる方法ではないよなぁ…。ともあれ、しばらくスキマーを強めにかけておくことにしたら、短時間で写真の通りの成果。
この成果にいささか不安を覚えたので、いそいそとサカナ屋に向かって硝化菌を購入。スキマーを照明用のタイマー(日中8時間通電)に繋ぎ直して動作を止めてから、菌をブチ込んでやりました。
あとはチョイチョイ様子を見ながら放置の予定。1週間後に生体を戻すことができればいっかー、くらいの心づもりにて。
1週間ごとに水換えをしながら清掃せねばならなかった事務所水槽を
ガラス面には、およそ10cm四方の面積で2ヵ所、藻が広がってました。また水面には、直径2mm程度に凝縮された藻の玉が、鶏鍋で出るアクのように漂っておりました。粒子が細かい珪藻とは違って、もっと粗いヤツらです。
そんな訳で、天然海水の利用は有効だったぞ、と。もっとも、天然海水が良い、というよりも、事務所の水道水に問題があった(或は問題を大きくしていた)可能性が高かった気配もありますが。だって、貯水槽付きの集合住宅ではことさら、昔から沖縄の水道水って雑味が多くて美味しくないんですもの。事務所では飲料用の水をポリ容器で買っているくらいなので、なんとなれば人工海水もソレ使えば良いんでしょう。リッター28円だから、20リットルで560円+塩代。…高いな。
1ヶ月を過ぎたあたりから、粘着質の藻が大量発生するようになりました。ガラス面とライブロックに付着したヤツラを、1週間ごとにサイフォンしながら除去せにゃあかんくらいに。
途中、クリーナーを増員するも、状況は変わらず。
そして先週末、外付フィルター(EHEIM 2215)の流量が落ちてきている気配があったので、大掃除することに。濾材の半量交換と、本体とインペラー周りの水洗い、それにホースとパイプの内外をクリーンアップ。
それから一週間も経たないうちに…。ぐはっ。
そして今日。ここ2〜3年、人工海水ばかり使っていたので、趣向を変えて、海まで水を汲んでくることにしました。例によってサイフォンしながら藻を除去したあと、水槽の半量程度を天然海水で換水。
今回のような藻類の繁茂は過去にも幾度か生じていて、その度に割と大掛かりな清掃活動で対応していました。今回は清掃1ヶ月後に発生したこともあって、一時的な藻類のブルーミングかなーと様子見してたんですけどね。3ヶ月にも渡るとなると、もはや常態化してしまっているわけで。