オフィス海の環境調査

どうにも藍藻の領土拡大に歯止めがかからない事務所の60cm水槽。そこで思い出した様に水質を確認することにしました。使用したのは、テトラの「TEST 5in1 Marine」。

サンゴ砂を入れている所為か、Caがやや高目ではありますが、その他は良好。いい感じの水でありました。

1ヶ月半前に水槽をリセットして、新しい魚達を迎え入れてからは、天然海水20Lをほぼ毎週交換していたから、そんなに悪いはずはないと思ってはいたのですが、ひとまず、ほ。

となると、藍藻どもの繁栄は、単に豊栄養だから、とも言い切れないですね。もう少し、生物の構成に多様性を持たせた方が良いのかな、という気になってまいりました。

といった頭とは別に、底砂の撹拌要員としてミズタマハゼを、さらにガラス面のクリーナーとしてシッタカ2個体を導入しました。

このミズタマ、いささか痩せ気味で不安があるのだけれど(だったら買うなって?)、ハゼのもつシブトイ生命力に期待。

サカナは、あと1匹くらいで打ち止めかなー。暴徒と化したミスジリュウキュウスズメダイどもを牛耳れる、カラフルなヤツが居れば良いなぁ。

気まぐれ器具

約1ヶ月前に仕切り直したオフィス水槽でしたが、どうにもこうにも藍藻が・・・。

2週間前に入れたルリヤッッコのエサの取り方がヘタなので、飼料をばらまくことになっているのが原因で富栄養化しているものと思われ。その対策で、いつもは隔週で行っている半分弱の水交換を毎週行っているんですけどね。追いついていないのでしょう。

てことで、他力本願。バクテリアとバクテリアのエサつきフィルター、ドクター・バイオ。3ヶ月は有効らしい。

とはいえ、この手のヤツは額面通りの効果を期待するだけヤボなので、まぁ、気休めにて。

さらに、底砂のクリーナーを導入。出だしをハンドシェイクして排水するタイプ。

なんだけど、これがナカナカ難しい。いたずらに底に溜まったゴミを水槽の中にぶちまけただけなような・・・。こういう器具をシレっと使えるようになれると、尊敬の眼差しで見られるんだろうけどなぁ。家でタコヤキをキレイに作れる奴くらいには。

と、ちょっと残念な気持ちで器具を眺めていたら、なんか、スキマーに使えそうな形状をしていることに気づきました。ちょと考えてみっかな。

そして、今日の水換えついでに作業したのが水槽背面の色付きフィルム貼り。

本当は良くある透明度の低い青いフィルムの方が、中の魚も落ち着けるし魚の見栄えも良いんでしょうけれど、ウラ側に接客コーナーがあるので、そちらからも水槽の中が分かるようにしておきたい。そんな私が選んだのが、クルマの窓用フィルム。

なんとなく、海というより、淡水のような印象。黄砂でくすんだ春の空のようでもあります。藍藻発生を防ぐ意味でも多少の遮光性は期待していたんですけれど、UVカット60%!ほどには可視光はカットしてくれませなんだ。

ま、何もせんよりは良いでしょ、きっと。

オフィス海の立て直し

60cm水槽の魚がミスジリュウキュウスズメダイ2匹だけという、もの凄く寂しい状態に陥ってしまったので、水槽の環境立て直しと新魚の導入を図りました。以前の水槽の模様はこちらから

水槽には、上面フィルターとは別に底面フィルターを追加。水槽内の海水を半分くらいバケツに抜き、生物を移動。そして水槽から残った海水をおおかた排水。底面フィルター設置範囲(底面の約40%)の底砂を、残す底砂の嫌気層を崩さないように慎重にバケツに移植。淀んだ水を吸い出して、底面フィルターを敷き、その上にバクテリア定着用のリング状ブロックとウールフィルターを敷き、海水で洗った底砂を敷き詰め、既存の海水と新しく汲んで来た海水をブレンドして注入。底砂の移動に伴い撹拌されたであろうヨカラヌモノを抑えるために、テトラ「ナイトレイトマイナス」を加えて上面&下面フィルターのモーターをオン! 水の濁りが消えてしばらくしてから、外に避けていた魚達を戻しました。

新顔その1:エイブリーエンゼル
ヤッコの仲間。オレンジ色のゴーグルが可愛い♪ 将来、水槽の主になってくれれば、と期待。自分からは仕掛けないけど、やられたらやりかえす(でもしつこいと逃げる)、という割と混泳向きの性質(ホントか?)。導入から4日目に人工飼料の味を覚えてくれて、ひとまず安心。体長4センチ弱。

新顔その2:デバスズメ
一般的にスズメダイの中では大人しいヤツだそうで、コイツもそんな感じです。ミスジがエイブリーをいじめるので、高いエイブリー(2400円)の安い当て馬(200円)として急遽導入。最初からエサの食いつき方が池のコイのよう。ウチの水槽の中では、一番サカナらしいサカナかもしれません。体長5センチ弱。

新顔その3:ヤエヤマギンポ
ベントス系が欲しくって、ついでに底面掃除(主に藻類系)もしてくれるというので選択。イグアナっぽくてちょとカッコイイ。1週間経っても人工飼料には見向きもせず、ガラス面やライブロック(もどき)をしきりにハグハグしております。他の魚には関心がなく、やや人目を気にする感じ。体長約8センチ。

ミスジリュウキュウスズメダイ(大)
1年経ってもソンナに大きくなっていないのですが、なんとなく成魚になっていそうな気配。一番性格がキツイ。エイブリーと混泳させたら「クルルルルルゥ〜」と唸りながら攻撃的に追いかけ回すので、隔離。ひとまずギンポの餌付けが済むまではこのままにしておこうかと。体長3センチ強。

ミスジリュウキュウスズメダイ(小)
コイツも最初はエイブリーやデバを威嚇していたものの、いまや反撃に合う始末。同種間の争いが大きいという割には大ミスジとソコソコ仲が良い。体長2センチ強。

一緒に写っているウミキノコは、夏場になってから元気ないです・・・。

新顔その4:スカンクシュリンプ(二代目)
白点虫と床面掃除を担当。今度は長生きしてくれよー。
白点虫対策としては、その他に大きめのマクガイ2匹を導入しています。

マガキガイ
床面掃除を担当。いままで3回、延べ4匹のマガキを導入していたのですが、水槽立ち上げの早い段階から不思議とコイツだけが生き延びています。ナニカが違うんでしょうねぇ。以前は貝殻が藻場のようになっていたのが、ギンポにハグハグされてすっかりキレイになってしまいました。

さて。水槽環境入れ替えから一週間。餌付けのために多めのエサを撒いていたので、本日天然海水で40%程度の入れ替えと、一度も換えていなかった上面フィルターのウールを交換しました。ついでにナイトレイトマイナスを追加投入。ナイトレイマイナスの効果か、或はダブルフィルターの効果か、はてまたギンポの効果か、藍藻の発生はずいぶんと抑えられております。

このまま安定して過せると良いなぁ。

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