壁際吸音材を整える。

ミニコンポ DENON RCD-M41 を置いているスペースは部屋の隅っこ、太い柱と壁でL字になっている場所で、左スピーカー側面と柱との隙間が2センチくらい。その影響で、正面のほか、空いている右側にも反響音が抜けるアンバランスな環境でした。

そして4年前、スピーカーを自作した際に残った吸音材(東京防音 ESW-300)を両スピーカーの後ろに立てかけてみたら、音の向きが揃った!って感じで、正面で対峙した時の左右の音のセパレーションが改善したのです。以来、剥き出しのまんま、ずっと置きっぱ。

そして先日、小型スピーカーの自作内装に使うフェルトを探しているうちに、5mm 厚の発泡パネルを発掘。せっかくなので、剥き出しだった壁際の吸音材を整えてやることにしました。

といっても、吸音材の寸法を測り、適切なサイズに発泡パネルを切り、木工ボンドで箱状に貼り合わせ、吸音材を嵌めるだけ。発泡パネルが微妙に足りなくなって、1辺だけツギハギしたのが、唯一の工夫らしい工夫。

で、箱の出来上がり。

そして吸音材を箱に詰め、立てかけて、オシマイ。

これで少しは見栄えが良くなりましたよ、と。
気が向いたら、そのうちサランネットで包んであげようかな。

そう、そのうち。気が向いたら。

小型スピーカー自作:#5 スピーカーユニットの装着

作業時のスピーカー固定に、鉄製ブックエンドが活躍
(引き剥がす時、結構チカラが要りますけど)

内装作業を済ませたら、続いてスピーカーユニットに内部配線をハンダ付け。キット付属のスピーカーケーブルがもともと短めで、かてて加えて別手配した前背面パネルの厚み違いで筐体の前後長が 8mm 増した結果、すんごい狭いスペースでの熱くて細かい作業になってしまって、少しウキーッ!

ともあれハンダ付けが終わったら、音出し。
妙なノイズがないか、ケーブルを軽く揺すっても影響がないか、といったあたりを確認。問題なしと判断したら、スピーカーユニットとターミナルをネジで仮固定。

※MDF に開けたネジ山は崩れやすいので、取り外す可能性が高い間は、締めつけない様にしてました。

左右そろったところで、改めて音出し。
前述の確認事項に加え、左右で音量差が生じてないかを確認。そしてそのまま鳴らしっぱなしにしておく。

足元に NFJ のアルミ削り出しインシュレーター(φ20x10mm、各3点)を仮置き

2時間くらい鳴らし続けても、変なニオイがしたり白煙が上がったりはしなかったので、配線不良はなかろうと各部のネジを本締め。せっかくなので、キット付属のエンブレムを貼り付けて、小型スピーカーの製作、終了!です。

慣らし始めたばかりの現時点での音はどうかと言いますと。
ニアフィールドの真正面では、中高音は優しく、低音が元気ハツラツ。少し離れて角度がつくと、高音が控えめ、中音は少しモコモコ、低音が強めに響く傾向あり。総じて、いかにも「小型フルレンジ・バスレフ型」って感じです。

今のところセンタースピーカーとして使うつもりでいるのですけど、少なくとも「人の声」用には適当そう、なのかな。いずれにせよ、当面の間は仕事中の BGM 再生に利用してシェイクダウンしますわ。

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小型スピーカー自作:#4 吸音材と配線設置

キット付属のフェルトを2分割したものを計量

エンクロージャー自作キットには吸音材が1枚付属していて、2基のエンクロージャーで半分コして使うようになっています。一方、取説には「レファレンスモデルでは2枚使用(そちらがお薦め)」的な記述あり。だったら1枚分を手元にある百均のフェルトで賄ってみようかな、というケチな考えに至りました。

※このエンクロージャーキットは今回搭載するスピーカーユニットとは無関係な別製品用なので、レファレンスでそうだと言われても、どこまで当てはまるかは運任せ

キット付属フェルト(7.2g)は後工程で背面から垂らすものとして、百均フェルト(約9g)を天地両側面の4面に多用途ボンドで貼り付けることに。手探りでいっぺんに貼り付けるのは無理があったので、天面・側面用と底面用の2パーツに分け、最初に天面・側面用を中に入れて位置決めし、天面→片側面→別側面と接着、最後に底面用を接着しました。

してからに、キット付属の内部配線用スピーカーケーブルを背面から出し、ターミナルにハンダ付け。

手前の傷は、ハンダゴテで焼いちゃった跡…

バスレフダクトを多用途ボンドで接着。

キット付属フェルトに切れ込みを入れ、スピーカーケーブルを通し…

キット付属フェルトを背面パネルに接着して、ひと段落。
次は、スピーカーユニットの実装だ。

それにしても。手探り作業、面倒でした。今回は塗装を優先させるために先に箱を密封しましたが、組み立て手順としては、やはり説明書が正しいです。

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