Esbit

タブレット状の固形燃料と燃焼台座のキットです。野営するときや複数人で行動する場合には、もっぱら灯油コンロ(MANASURU 96)を持参するのですが、コンロをザックから取り出して、セッティングして、お湯沸かして、またしまって、というのは案外面倒(特に灯油は!)。そんなわけで、ちょっとコーヒーが飲みたいときとか、ちょっとカップ麺が食いたいときに重宝しています。燃料と台座のセットで¥800、燃料単体で¥400くらい。登山用品屋さんとかで売ってます。

写真は先日陣場山系に行ったときのもの。シェラカップを台座に載せてお湯を沸かし、これからコーヒーとタバコで一服、というシチュエーションですね。台座は2段階に開くので、シェラカップの様に底の狭いものはムの字、小型のコッフェルは全開にしてコの字にして使えます。左にある赤い箱が燃料。未使用時は畳んだ台座の中に収納されますから、携行というかハンドリングが楽です。

燃料タブレットは1×3cmくらいの大きさで、中央で二つに折れるように溝が入ってます。経験上、シェラカップで1個半(寒冷地では2個)、カップ麺レベルの水量で2〜3個、灯油コンロのプレヒートなら半分というところです。一箱20個入りなので、独りでちまちま使っているとナカナカ使いきれないのですが、防湿剤と一緒にしまっておけば、かなりの年数もちます。というか、もってました(笑)。

とにかく便利なグッズなので、キャンプ好きツーリング好きな人にお勧めしたいところ。
私ゃもう十数年使ってまして、しかも2個持ってます(笑)。
競合するのは、いたるところにあるコンビニくらいなものでしょう。

ケアンズ(豪)初日

今回のホテルの位置は、ケアンズ中心街から北側徒歩15分くらいのところ。ともかくも、海っぺりを目指す。エスプラネード(海岸通りとでも言いましょうか)を渡り、海岸沿いの公園でひと休み。朝8時といえど日差しが強烈。そんな中を健康オタクのオージー達がジョギングしている。一方、私の方はといえば、どうやらインフルエンザらしい。うぅ、久々の海外なのに・・・。などと少々凹みながらベンチでグターっとしていると、いきなり背後から「どこから来たんだね?」と話しかけられてきた。振り返ると、誠実そうな白人のオジサンが佇んでいた。日本からですけど、と答えたら、エホバの証人ガイドブック<日本語版>をくれた。おいおい。朝っぱらから、勧誘っすかぁー?

オジサンと別れて(正確には適当にあしらって)、再出発。今回は1週間まるまるケアンズに滞在するわけだから、街の地図を頭に叩き込んでおく必要がある(それに時間つぶしにもなる)。ケアンズの繁華街自体はそれほど大きいものではないし、道路も碁盤目状に通っているので、京都と同様、通りの名前を覚えてしまうと場所が特定できるので便利である。時折地図を出しながら使えそうな店をチェック。だらだら歩きながら、南のPIER(ヨットハーバーと公園のコアをなす建物)の方に向かい、昔馴染みの長距離バスターミナルでまたひと休み。

バスの待合室にある観光ツァーのパンフをつらつらと眺めながら、今後の行動を検討する。前回参加したグリーン島への日帰りヨット&ダイビングツァーは気持ち良かったから、今回も参加予定。また、乗馬も楽しかったので、これもまた候補。そのほか適当そうなパンフと、旅の後半で止まる安宿のガイドブックをデイパックに詰め込んで、外に出る。でも、まだ10時。先は長い・・・。

PIERの近くには、Lagoonという無料開放の公共プールがある。時間もありあまってるし、今のうちに軽く日焼けしておくことにする。急激に焼くと、行動不能に陥りますからね。更衣室で水着に着替え、荷物をコインロッカー(A$2/3h)に預けて芝生にゴロリ。ふぅ、ようやく落ち着ける〜。さすがにこの時間になると、日差しも強烈。合間に水につかりながら、片面40分の焼き時間。日曜ということもあり、それなりに人がいたのだけれど、混み過ぎず空き過ぎずという程よい加減でよろしゅうございました。水も芝生もキレイに管理されていて、こういう公共施設が身近にある社会というのは羨ましいもんですなぁ。

12時ころまでダラダラしてたところで、肌が少々ピリピリしてきたので、Lagoonをあとにする。宿に向けてちんたら歩いて、宿の近くにあるサンドイッチ屋さんで昼飯を済ませ、1時頃に再びホテルのフロントへ。折よく朝のオバチャンが働いていたので、まだ少し早いけど・・・ってんで調べてもらったら、OKとのこと。ふぅ。チェック・インを済ませ、ようやく安息の地を手に入れましたとさ。

|豪州2005:出発前夜出発到着初日
宿:サンシャインタワー宿:インターナショナル・ホステル
乗馬:スプリングマウント・ステーション

ケアンズ(豪)到着

ロクに眠れないまま、機内照明の朝を迎えた。機内の乾いた空気の影響で、ノドの状態はますます悪くなっていた。超軽食を済ませたところで、スチュワードにイミグレーション・カードをもらい、いそいそと記入する。このカード、ホントは夜の内に配るモノなのだけれど、私ゃ寝入っていたし、だからといって代わりに受け取ってくれるほど気配りのできる体育教師ではなかったらしい。それにしても。イミグレ・カードが日本語化されているのには驚いた。10年前も日本人が多かったけれど、最近はその傾向が強まったってことでしょうか。

朝6時前にケアンズ到着。団体さんに揉まれながらも、サクッと入国審査を済ませる。以前来たときは、シドニーに着いたと寝ぼけ頭で思い込んで入国審査を受けてしまうというヘマをしでかしたので、ケアンズでの入国審査はこれで2度目だったりする。預けておいたフレームザックに冬物をしまい込み、今度は荷物検査の方へ。係のオネーチャンは、私のあまり奇麗とはいえないザックをちらっと眺め、「OK、行っていいですよん」と中身も見ずに簡単に通してくれた。いい加減なんだか、日本人が信用されているんだか、それとも私からにじみ出る品位のせいなんだか。

そして早朝の到着ロビーに一番乗り。出た瞬間に「○○様」と書いたプラカードの群れに出くわして、少しひるむ。別に私を待っていてくれる人がいるわけでなし、そそくさと近くのベンチへ待避。また昔の話になるのだけれど、帰路の飛行機を予約するために10年前にもケアンズ空港に来たことがあります(従って、何故かココに来たのは都合3度目なのですね)。施設内は当時のまんま、なぁんにも変化なし。前に来たときに昼飯を食った2階にある軽食屋が営業中だったので、懐かしく思いつつ、出ない声でカプチーノとクロワッサン・サンドを頼んで、のんびりと朝食をしたためました。

さて。これからどうするか。表をだらだら歩いたり、成田の免税店で買ったタバコをプカプカふかして時間を潰しながら考えてみる。宿のチェックインは午後2時。でも今は午前7時。融通の効きまくったバックアッパー宿ならまだしも、ホテルだもんな。いくらなんでも早すぎるよなぁ。とはいえココに居てもしゃあないので、とりあえずタクシーでホテルに向かうことにする。人の良さそうな運ちゃんに「市内に向かって、サンシャイン・タワーで降ろしてください」と頼んだつもりだったのだけれど、久しぶりの英語でなおかつ声もまともに出ないもんだから、「街へ向かってサンシャイン・タワーで降ろしやがれ」くらいのトーンで話したのでないかと思うところ。いやはや。何様だろ、俺。

空港から10分くらいでホテルに到着(A$12)。なーんか、昔はキレイだったけど今は落ちぶれました温泉観光ホテルみたいな雰囲気。ちょっと引き気味になる。とはいえ今さらしかたがない。とっとと中に入り、フロントのオバチャンに話しかける。チェック・インできる? と聞いたら、「運が良ければねー」と調べてくれた。が、運が悪くて部屋がまだ開いてないらしい。ガーン。ノドだけではなく、洟をかむとボンドのような鼻水が出てくる状態だっただけに、休めないのはかなりショック。とはいえ今さら仕方がない。でかい荷物を預け、付近の地図をもらって町中を彷徨うことにした。

|豪州2005:出発前夜出発到着初日
宿:サンシャインタワー宿:インターナショナル・ホステル
乗馬:スプリングマウント・ステーション

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