MOTTAINAI

私は台所にオフィスコーナーを設けています。

台所の床はフローリングパターンのビニール系マット。なにせ柔らかいので、イスや机を置いておくだけで簡単に凹みがついてしまいます。このため、床面保護目的で作業スペースと食卓兼打ち合わせスペースの範囲を50cm角のタイルカーペット(ニトリで300円弱)で敷き詰めました。

タイルカーペットの底面は、動かないようにゴムシートになってはいるものの、キャスター付きのイスを使っていると段々その周りのカーペットが微妙にズレて隙間が空いてくる。なーんか、そーゆーのが気になる性質なので、2〜3日に1度くらい、端の方からえいや!ずずい!と隙間を詰め直すのが習慣づいてしまいました。なんて面倒くさいものを買ってしまったんだろう、と少し後悔。

そんな日々を過ごしていた、あれはそう、2食続けて餃子を食べた昼下がりのこと。3食目となる夜の餃子に備えて昼は軽く済ませておこうかねぇ、と、取り出したのはカップ麺。パソコンに向かいながら食事していて、ふとマウスに手を伸ばそうとした瞬間、誤ってカップ麺の容器に触れ、半分くらい残っていた「日清・麺の達人(味噌)」がバシャー!と床にこぼれ落ちたのです。

幸いなことに、被害にあったカーペットは、ちょうど1枚分。そそくさと麺と具をティッシュでかき集めてゴミ箱に捨て、スープの染み込んだカーペットを抜き出して台所洗剤で洗浄し、そのままベランダで乾燥。今は何事もなかったかのように、定位置に戻っています。

いやぁ。タイルカーペットにはこんな利点があったのかー。例え取り返しのつかない汚れ方をしても、部分的に張り替えれば良いもんなぁ。多少、隙間が気になったとしても、まぁ、許してやろう。うん。

ちなみに。カーペットに染み行くスープと横たわる麺を見て最初に思ったのは・・・

「まだ半分も食べてないのに・・・」

まぁ、男なんて、そんなもんでしょう。

ギョーザ・カレー

先週、近くのスーパーで30個入りチルドギョーザを特売で買ってホクホクしていたのは良かったのだけれど、そのまま冷蔵庫に入れたまま時が過ぎ、賞味期限が昨日までだったことに気づいたのが昨日のこと。当然、昨夜の晩ご飯は焼餃子。ここでまず半分、15個消化。そして今朝も焼餃子。6個消化。残り9個。

私は餃子好きで短期間なら毎日でも続くのだが、さすがに毎食ともなるといささかゲンナリである。とはいえ食べ物を捨てるのはイヤなので、なんとしても使い切りたい。そんな葛藤の中、知人宅からもらった自家製カレーペーストの存在を思い出した。前述の通り、私は餃子が好きである。そして、カレーも好きである。よって、ギョーザ・カレーも好きになれるはずである。いや、ちょっと待て。子供たちが大好きなものを合体させたハンバーグ・カレーやスパゲッティ・ハンバーグのような成功例は確かにある。だが、ギョーザ・カレーに落とし穴はないだろうか? 私はここで思考実験を進めた。

1)カレー風味の餃子は成立するか?
YES。成立しそうである。水餃子なら如何にもありそうだ。ピリ辛がポイントになるであろう。

2)餃子とカレーの具材の親和性は高いか?
YES。豚肉/タマネギ/ニンニク/ショウガといった共通項がある。これらが他の食材のまとめ役になることが期待できる。

3)餃子の皮とカレーの親和性は高いか?
YES。餃子の皮の感覚はトルティーヤに近い。カレーとトルティーヤの組合わせは、カレーとナンには及ばずともそれなりに期待できそうである。故に、カレーと餃子の皮の相性に問題はないであろう。

どうやらギョーザ・カレーの妨げになる要素はなさそうだ。

知人宅には小さい子供がいるため、その自家製カレーペーストは少々甘めにできている。そこで餃子との親和性を高めるため、醤油を加え、ラー油替わりにガラム・マサラを少し多めに振る。餃子は、皮のパリパリ感を出すため、いつもよりも強めの火で焼く。そして、合体。あいにく我が家にはシチュー皿がないため、ギョーザ・カレー丼になってしまったが、それでもその姿はまるでカツカレーのようではないか! これは期待できそうである。

まずはカレーを一口。ふむ。醤油の風味も多めのガラム・マサラも良い感じである。続いて餃子をぱくん。口の中に餃子の汁が溢れる。もぐもぐ。なんだ、これ。妙に生臭くてイヤな味が・・・。

餃子はカレーの中で煮込まれた訳ではないので、当然、皮の中は普通の焼餃子のままである。最初のうち、皮はカレーと共存の道を歩んでいるのだが、噛み破られて現れる中の汁によってカレーの風味が洗い流され、そして水っぽくて味のない皮だけが口に残る。さらにカレーの強い刺激に曝された舌には餃子の具材の味が分かりづらくなり、結果、汁の中のニラの風味だけが自己主張を始めるのだ。そうだ、そうに違いない。ユーレカ!

そんなことを考えながら、夕食を終えた。なるほど、いつもと違う味覚で餃子を見事に使い切ったことで、ひとまず一定の成果を挙げたものとしよう。だが、なにか釈然としない。ニラのない餃子は、餃子として成立しない。ということは、ギョーザ・カレーに使うべきニラ抜きギョーザは、カレーに混ぜるただそのためだけに存在せねばならないのだ。これは不合理である。よって、このレシピは今日一日限りで頭の中のゴミ箱に投げ入れるとしよう。

・・・でも、ニラを入れず、汁を増やすタマネギを入れず、その代わりに溶けるチーズを入れ、揚げ餃子にすれば・・・ひょっとして・・・

うなとり

国道330号の我如古交差点を琉大病院方面に少し進んだところにある、お弁当屋さん「うなとり」。

琉球大学からは少し距離がありますが、安い割にソコソコ美味しいので学生時代によく利用していました(私がはじめて食べたゴーヤ料理はここの弁当じゃないかと)。さすがに今となっては学生時代に食事をしていた店の多くが消え失せている中、この店は数少ない生き残りのひとつです。大学近辺でほかに残っているのは、長田のキングタコスと沖国大前のパブロくらいじゃないかなー(ただしパブロは食事処から弁当屋に変わってしまった気配あり)。

ということで、本日二限目の公開授業を受けた帰り道、ふとデキゴコロを起こして立ち寄ってみました。お昼時には折詰めされた弁当や総菜やおにぎりなどが、ずら〜っと並べられているのは当時のまんま。軒先のテーブルで食事する事もできます。

さて、ひさびさに買ったのは、写真の通りゴーヤと揚げ物と煮付け大根のお弁当。
おかずの下にご飯が敷き詰められています。
これに一汁がついて、お値段据え置き、300円。

量はないけど、お買い得♪

(量の多い弁当もあるけど、ついこっちを選んでしまう貧乏性な私がいる)

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