DAIHATSU NAKED:ドアミラーを塗る。

いかにも日にさらされ続けていた感が強かった、ネイキッドのドアミラーを塗装することにしました。

ミラーのマウント部は退色による色むらがヤな感じ。一方、ミラー本体はプラの生成り(未塗装)で劣化がそれほど目立ちはしないものの、なんとなーく古びたオーラが漂っておりました。

ドアミラーを外すには、まずフロントドア内側前方にあるカマボコ型の金属板を外します。金属板はプラネジ2箇所でドアに固定され、さらにシーリング剤(ブチルゴム?)で粘着されています。最初、気温が10度ソコソコの日に外そうとしたら、シーリング剤が硬くてビクともしませんでした。その1週間後、気温20度くらいのイイ陽気に作業したら、あっけなく外れてバンザイ! 金属板はエラク薄くてヤワなので、外す際には折り曲げ注意です。

ドアミラーは内側から六角ナット1ヵ所、外側からプラスネジ2ヵ所(上の写真参照)で固定されています。内側のナットは、金属板を外した穴のヤヤ上側にあります。少し深いのでエクステンションをつけたラチェットレンチが必要になるのですが、手持ちのエクステンションだと長過ぎて垂直に嵌ってくれませんでした。しかたないのでドアの中に落とさぬよう、かつナットの角を舐めぬよう、慎重作業。

ミラー部とマウントはロックタイト付きの六角ナットで固定されています。部品を分離する前に、ミラーとマウントを手で回転させて、その堅さ加減を覚えておきました。

分離してからは、ボルトの尻尾がミラーの内側に入り込まない様に要注意。中に落とし込むと、出すのに神社のおみくじ状態になります(けっこうイライラしました)。早めにワッシャーとスプリングとともにナットを戻して中に引っ込まないようにした方が安全でしょう。

ミラーのマウント部は退色による色むらが分離したあとは、中性洗剤で脱脂して、耐水ペーパー(#600)で表面粗シ。そしてまた洗って乾燥。

鏡面部はもちろんですが、ミラー部とマウント部の慴動部に塗装を付けるとロクなことがなさそうに思えたので、それぞれマスキング。

※同時にインパネ部品も塗っていたので、ドアミラーとは関係ないパーツも写ってます。

塗装に使ったのは、以下のスプレー塗料です。

◎ミラー部:染めQプライマー、Holts つや消し黒
◎マウント:染めQプライマー、Holts ブラキッシュカーキM(T-41)、Holts クリア(A-4)

ブラキッシュカーキMは昔のカリーナEDなどの車体色で、「黒っぽいカーキ」といってもほんのりカーキグリーン寄りの少しくすんだ感じのダークグレーメタリックでした。車体のオリーブドラブと馴染み、ミラーの黒に繋がる色として選択。染めQプライマーは、シートのバックパネルを塗ったときの残り物です。

塗り終わって組み付けたところ。ほんの少しだけ、#2000番の耐水ペーパーで表面を均しました。

ミラー部の質感は「成形したての黒プラスチック」みたいなイイ感じ。耐久性を考えると少しクリアを吹いておいた方が良かったのかもしれませんが。

取り外しと逆の手順で車体に取付けたところ。鈍い光沢を放つマウントの自己主張も適度です。実は作業終盤に陽が傾いてきてしまい、暮れきる前に車体に取付けようと表面研磨をホドホドに済ませてしまった、という裏事情はさておきますが(笑)。

なお。例のドア内側のナットは、外すときよりも取付けるときの方が厄介ですので、ご注意を。助手席側のナットをドアの中に落としてしまった人が言うのだから、間違いありません!

DAIHATSU NAKED:リアワイパーを塗る。

まだネイキッドを買い替えるか否か悩んでいた3月初めのこと。乗り続けるにしたって、下取りに出すにしたって、金をかけないで済む範囲からキレイにしておこうかね、と思い立ちました。まずは作業が簡単そうなワイパー、それも人目につきづらいリアワイパーから手を付けることに。

そのリアワイパーの状態はといいますと、アーム上面にはサビが広がっていて、根本の塗装はカラカラのハゲハゲ。

まずはマイナスドライバーを使ってゴシゴシと根本の古い塗装をこそぎ落とし。あっけなくパリパリ剝がれていくあたり、哀しくもあり、楽しくもありました。

・・・なんか骨みたい。

サビた範囲はサビ取り剤攻撃。塗装と一緒にサビがゴソッと落ちました。その後耐水ペーパー(#600)で劣化部をこそいで、更に塗装面全体の表面粗し。どうせ黒を塗る訳ですし、古い黒塗装を完全に落とす手間はかけませんでした。

塗装を完全に落とした根本部分には、錆び止めを重ねる意味でHoltsの金属用プライマー(グレー)を塗布。可動部を部分的にスプレーがけするためにマスキングをかけています。

なお。「新品の様にキレイにする」のではなく「それなりにキレイになって、劣化の進行が遅らせる」という基本方針なので、全般に作業は荒いです!

根本にプライマーを二度塗りして、耐水ペーパーで表面を整えてから、残り物のシャーシーブラックで二度塗り。それからマスキングを外し、適当に加減しながらアーム全体をスプレー掛け×2。

本当は光沢のあるシャーシーブラックではなく、つや消し黒にしたいところでしたが、もったいないんで(笑)。その代わり、磨きあげないで済ませた結果、セミグロスっぽい風合いになりました。

塗料が乾くまでの間は、クルマに戻ってワイパー軸のサビ落とし。でも全然落ちてくれないので、表面をコンパウンドで軽く磨いてからグリースを塗りたくってお終いにしてしまいました。

そして合体! 艶が入った分だけプラのカバーと明らかに異質な出来上がりになってしまいましたが、ハナからこんなモノだったと思えば別に気にもならず。

少し後悔したのは、アームの根本のサビを落とした範囲。古い塗装を残したまま再塗装したため、サビ取りで金属面が露出していた部分とそうでない部分で段差が生じてました。しかもなんとなーく、ソコだけ風合いが違うし。ちゃんと塗装面全体をプライマーで整えておけば良かったかな、と。

とはいえ。目立たないリアだからOKです。その証拠に、作業から1ヶ月経った今、全然気にしてませんもの(笑)。

そうそう。ついでにリアガラスに年輪を描いていたブレードを新品交換しました。リアワイパーって使用頻度が低いから、つくづく存在が薄いんですよねぇ。

【追記】それから1年半。ようやくフロントワイパーを塗装しました。

DAIHATSU NAKED:乗り続けましょうかね。

走行15万キロを超えたH12年式の我がネイキッド。夏の車検を通すか買い替えるか、年末ころからアレコレ頭を悩ましていたことは既報の通り

その後、コレ!というクルマに巡りあうこともなく、一方で、もろもろの整備一式が想像していたよりも安く済みそうな気配が出てきたので、もうしばらく乗り続けてやろうと決心しました。経年劣化に不安はあれど、使い勝手に不満のないクルマでありますから。

そんな風にグズグズと考えている間に、気晴らしがてら一旦は忘れることにしていた修繕作業の残りを再開。

で、リアワイパーを補修したり・・・

ドアミラーやら灰皿やらセンターコンソールのベゼルやら・・・

グローブボックスのフタやら・・・

エンブレムやらグリルやらを塗りたくっておりました。

いやあ、スプレーを使い始めたら色々塗りたくなっちゃって(笑)。
ここらへんの作業内容は追ってまた。

そんでもって、乗り続けることを決めたから、ショックも注文♪

今回の整備では、タイミングベルト&補機ベルト&ウォーターポンプ/ショック&ブッシュ類/クラッチディスク/エンジン周りのシーリングをゴソっと交換しようかと企んでおりまする。

実際どこまでやるかは、週末、修理工場に実車を持ち込んでの見積もり結果次第ですけどね。

Copyright ©2024 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.