HONDA MD90:春の大掃除#3 錆びてた部品を塗る。

さて、既に作業から2ヶ月近く前の話になりますが(!)、前回錆び落としに励んだ郵政カブの部品たちの塗装篇であります。

サンポール漬けでサビを除去したエアクリーナーカバーなんですが、部分的に残っている塗装やサビをはがそうと耐水ペーパーがけすると、一晩経たずにまたサビてくる。もう、血を吐きながら続ける哀しいマラソン状態でした。そこで、最後は磨いて乾燥させた上で紫外線硬化タイプのパテで表面をうっすらコーティングして、塗装までのあいだ保管。

4月4日。耐水ペーパーでパテを均してからプラサフ塗装。

4月5日。事務所近くのDIY屋で叩き売りされていたSoft99の自動車用スプレー塗料を買い込んで、いざ塗装。

エアクリーナーカバーには、N202日産用ホワイト。ごくごくフツーのソリッドな白であります。4〜5回に分けて、たっぷりと塗り込んでやりました。クリアは吹いてません。

足カバー留めのバンドには、これまた日産車用のN278 チタニウム・シルバーM。色自体は薄めの3回塗りで、その上からクリアを厚塗り。

「サビ避けになれば善し、ついでに見栄えが改善されれば猶善し」という基本方針だったので、余り細かいところに気を使うことはしませんでした。よってクリアの磨き上げもなし、です。もっとも仕事の合間に作業してたから、そこまで手をかけられなかったという裏事情もありますが。

そんなことしてる合間に腹が減ったからピザでも焼こう♪としているわけではなく、こちらはマフラーステーに塗った耐熱塗料の焼き付けをしているところ。

加熱中、鼻の奥に残るような臭気が漂いました。家の台所ではやらない方が良いかもしれませんねー。

そして焼き上がったマフラーステー。使用したのは KURE 耐熱ブラック。なるほど、スクーターのマフラーでよく見る風合いだー。

4月13日。塗ってから放置していた部品に surluster の Zero Water を塗り込んで、おしまい。写真を取り損ねていましたが、ステップ周りは Holts のブラックを直掛けして済ませてしまいましたとさ。

次はマフラーを塗る、の巻。

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HONDA MD90:春の大清掃#2 サビ退治サービ退治♪(森高風)

3月末にサビた部品を取り外したその日の内に、クルマ用洗剤につけたボンスターで汚れを落としつつ、軽く錆び落とし。

マフラーステーとエアクリーナーカバーは、一晩サンポール漬け。

ボルト類は小型容器で2時間ほどサンポール漬け。

翌朝引き上げ、中性洗剤でゴシゴシ洗ったステーとカバー。

完全にではないにせよ塗膜がペロリと剥け、サビもソコソコ剝がれてました。サンポールだけでサビを完全に落とそうとしたら、もっと長く漬込む必要がありそうです。しかしながら、酸はサビを選択的に落とすのではなく金属表面を溶かしているので、私ゃホドホドで済ませた次第。

そのまま放っておくと簡単に錆びてくるので、#600でペーパーがけしたあと、WD40(内地ならCRC/556が定番ですね)を大量にぶっかけて保管しました。

ボンスターと中性洗剤で洗ったステップ周りには、HoltsのRust Remover を試してみました。浮きサビには有効なのですが、まとまったサビにはいささか力不足。

そこで、#180相当のサビ落とし用ナイロンたわしにポッカレモンを染み込ませ、流しでゴッシゴシ。なかなか良く落ちてくれます。

ポッカレモンは(サンポールほど強くない)酸性の液体として購入したものです。別に薬局でクエン酸を買っても良かったんですけどね。残っても調味料として使い回せる点が、ヒジョーに魅力的でして(笑)。

パッと見キレイになったところで乾燥させ、Holts のサビチェンジャーで黒サビ安定化。

サビの固まりと化したマフラーは、Rust Remover のあと #320耐水ペーパーで2日ほど研いでみたものの、ラチが開かない。そこでインパクトレンチ(BOSH PDR14,4V/N)を使うことにしました。

使用したアタッチメントは、YANASE の軸付ユニロンブラック。サビに触れた途端、粉と散って気持ち良かったです。なんだけど、屋内で使ったら床がサビ粉だらけに。鼻の奥までサビつきました。

インパクトを10分くらい回すと全体的にスベスベに。地金が広範囲に膨れ上がっている箇所は、無理して均すと強度が落ちたり穴が開いたりする恐れがあるので、ホドホドに抑えました。

#600でペーパー掛けして全体を均しつつ表面の状態を確認したのち、またしてもサビチェンジャー(どんだけ使ってるのやら)。

…なんてまとめると順調に作業が進んでいる様ですが、実は4月に入って直ぐに仕事が忙しくなってしまい、出勤前の30分とか、帰宅後から深夜前までの1時間とか、チマチマとした時間のやりくりをしておりましたとさ。

さて、次回は、カバーとステーとステップを塗るの巻、かな。

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HONDA MD90:春の大清掃#1 サビた部品の取り外し

3月中旬、MDのミラーを交換してイイ気分になっていたところへ水を差していたのが、錆。サビたバイクなのか、サビがバイクなのか良く分からない姿をさらしていましたから…。

ということで、3月末、思い切ってサビ退治に励むことにしました。

まずはエアクリーナーカバー。

表側は「ちょっと傷んできたかな」くらいでしたが、ウラ側はサビサビでした。

マフラーは、外側の手が届きやすい範囲を除いて、サビで覆い尽くされていました。エンジン側のエキパイは、指でこすっただけでサビがボロボロ落ちてくる始末。さらにそのメッキカバーは、ボルトもバンドもサビで固着して完全に融合しておりました。

ステップもサビで溢れてボロボロ。

本当は、目につき易いエアクリーナーカバーとステップだけキレイにしてやるつもりだったんですけどね。コイツを外すのに、マフラーを取り外す必要があったと。

と、いったあたりのサビ落としをしているうちに、せっかく邪魔なマフラーがない状態なので、ついでに後輪やチェーン&スプロケ周りも整備してやろうかなと思い立ったのが翌週末。

リア側クランクケースは、塗装がブックブク状態。またしても鉄サビかと思いきや、実はアルミ製。金属表面から塗膜が浮いてきていた模様。地肌が露出している箇所は、盛大に粉を吹いていました。

そしていざ後輪を取り外そうとしたら、ブレーキ周りのナットが全く回らず。しかたがないので、そのまま車軸を抜いて、後輪を傾けながらファイナルドリブンだけ引っこ抜きました。かなり無理矢理というか、ヤケを起こしましたですはい。

そして、これまた固着したスプロケのナットを外すのに試行錯誤すること4日間。無事外れたときのスッキリ感は格別なものでありました。

てな感じで、次回は錆び落としの巻

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