日曜日の試し撮りで標準レンズの画角をなんとなーく思い出して来たので、デジタル一眼ではほとんど使う機会のなかった 50mm レンズ、Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 ZK を K-S2 に付けての撮影テストに切換えました。カメラの設定も、撮影の主旨も、液晶閉じての一発撮影もこれまで通りです。
以前から使いあぐねていたのが中望遠域。これがズームだったら、広角から寄ってって対象を絞り込むような使い方になるのでさほど気にならないのですが、単焦点だと最初の距離感を計りかねてストレスになるんですよね。そうして、デジタル一眼ではほとんど使わなくなった 50mm レンズ。
かてて加えて、このレンズは昨年の久々の出番で撮影前に落っことしていたので、まぁ、なんというか、今日は色んな意味での「テスト」となりました。結果、問題なさそうだよ、と。本体の質感も、フォーカス時のトルクも、そして描写も心地よいレンズですからね。心底、ほっ。
K10D からの乗り換えという世代ギャップはあるのかもしれませんが、K-S2 とこのレンズの組合わせで驚いたのは、暗闇での強さ。上と下の写真は完全にカメラ任せ(絞り優先・マルチ測光)で撮影していたので、明るめに振れることは予期していたものの、ここまでシャープに撮れて色ノリが良いとは思うだにしませんでした。
また、最後の写真はどうせ手ぶれしているんだろうと思っていたのに、そこそこ普通に撮れてる。シェイクリダクションの機能向上もありうる話だけど、K10D よりも心持ちミラーショックが少ない印象があるので、そこらへんも効いているのかな、と。同じシャッター速度で撮った、K10D + DA21mm リミの組合わせでは、ブレてモヤっとしてましたから。
三脚なしにここまで撮れるなら、学生時代、夜の写真をパチパチ撮っていたクセに、すっかり夜景撮影のコツを忘れきっているこの現状をどうにかせねば。そして、中望遠域を覚えなきゃ(笑)。




火曜にポチった K-S2 が本日届きました。ズームキットからキットズームを抜き取られた、ボディのみのアウトレット品です。
K-10D との大きさ比較。
ぜってぇ間違うと思ったのは、シャッターボタン周りのオン/オフスイッチ。K10Dは一番奥が「絞り込みプレビュー(&測光)」なのに対し、K-S2は「ビデオ」。これ、もう少しなんとかできなかったんでしょうかねぇ…。
ボディが小さいだけに、ちっこい DA21mm も K10D に付けたときほど見た目の違和感がありません。また、本体の幅が狭い分、左手の自由度が高いので、フォーカスリングにすっと指がかかります。K10D では指先でリングを探す感じでしたから、これはラッキー。
単玉で一番大きくて重い、Planar T* 1,4/50 ZK。直線基調のカメラ本体と合わせ、なかなかに良い雰囲気です。
一方、ボディが小さいだけに左手にカメラ底部が載る余地がないので、大きいレンズをつけたときの安定感はいまひとつ。
K10D で使っていた、拡大アイカップ(O-ME53)も使用可。ただ、これ付けてると外周部が見づらくなるので、K10D よりファインダーが改善されている K-S2 では要らんかな、と考えております。
ペンタで気に食わないものがあるとすれば、それは充電器。揃いも揃って、みなデカイー。カメラ以外も小型軽量化して欲しいものですわい。
前々回の投稿でも触れましたが
後日、心が安らいだところで改めてチェックしてみたら、どうも割れたのはプロテクターフィルターだけだったぽいぞ、先端から少し奥まった場所に位置する前玉には影響なさそうな気配だぞ、と。
フィルター枠を剥いたあと、細かいガラスの破片を慎重に吹き払い、まじまじと観察。前玉と後玉のコーティングは、おおよそ大丈夫(希望的観測含み)。何枚かテスト撮影した範囲では光軸ズレも、たぶん大丈夫(かなり希望的観測含み)。フィルター受けのネジ溝が使いものになるかどうかは、同径のフィルターがないので確認できず。といった塩梅でした。