QNAP TS-431P のセットアップ(に失敗する)

ちまちまと外付ハードディスクを分解して SATA600 / 2TB HDD をかき集めていたのは、新規 NAS 用ドライブの確保のためでした。これまでは、2ベイ(1TB ×2)仕様の Linkstation 2台で運用していたのを4ベイ仕様で一本化してやろうという算段です。

少数アカウントでミラーリング(Raid 1)して使う分には、2ベイの Linkstation でも十分なんですけどね。何せ2010年と2013年に購入したモノだから、さすがに仕様が古くさくなってきたのと、ミラーリングだとドライブが壊れたときにナンダカンダで復旧に丸1日費やされることもあり(過去に二度経験)、ぼちぼち Raid 5 以上で運用してみたいな、と思っていたのですよ。

新規 NAS に関しては、前述の通り必ずしもハイスペックでなくてよく、Raid 5 以上で運用できるならエントリーモデルでも十分。QNAP TS-431P にしたのは、安かったからってこともありますが、カタログ数値で比べる限り動作音が静かそうだったから、そしてファンが大きかったから、という理由もデカかったです。Linkstation の小径ファンは、「キ〜〜〜ン」と耳障りなときがありましたからね(のちに実際に耳にした TS-431P の動作音は「むぉ〜〜〜」て感じでした)。

つーことで、外付 HDD から抜き出した中古ドライブ3基と新品購入した Seagate IronWolf 2TB をカートリッジにネジ止め。

なんとなく年代順に格納することにして、#1: Barracuda(2013)、#2: Barracuda(2015)、#3: WD RED(2015)、#4: IronWolf(2018)と配置。

付属のセットアップガイドに従って、Mac に管理アプリをインストールし、NAS をネットワークに繋ぎ(管理アプリがハードを認識するまで結構待たされました)、ファームウェアをインストール&アップデートしてから、ドライブを挿入。諸条件を設定して(セットアップガイドの記述と微妙に異なる箇所あり)、あとは処理完了までイライラしながら待つのみ!

この NAS、起動や何やらのステップごとにビープ音が鳴る。やけに頻繁に、やけに長く。うるせぇなぁと思いつつ目をやったら、#4 ドライブの LED が赤点灯…。って、新品の IronWolf じゃん。五月蝿いビープ音とセットアップにやたら時間をかけている犯人は、あなたね!

セットアップ完了後に管理画面で #4 を確認してみたら「容量4TB」?? なんだそれ。気持ち悪かったので、いったん抜き出して Mac でフォーマットしてから QNAP でフォーマットし直してやろうと思い立ちました。そして USB 経由で Mac に繋いでみたところ、電源投入直後のスピンアップで「プー…プー…」と電話の通話中のような音がする。でもって、いろんなパターンで試してもフォーマットできない。ふとドライブ情報に目をやったら…

「容量4GB」?? 90年代のドライブか! …NAS の管理画面では単位を見間違えていたのですね。これはもう、明らかな不良品ですな。通販購入していたので、さっそく返品&交換手続き。ま、大量生産品だもの、しかたないやね。負のワン・オブ・サウザンドを引き当ててしまった、と。

これで年内業務で試運転する企みがおじゃん。この分じゃ、セットアップの続きは年末年始、かな。

LINKSTATION LS-WVL2.0TL/R1:ファン交換

動作音が耳につき始めたリンクステーション。先日の清掃と設置場所変更という暫定処置を済ませたわけですが。どうせなら、ファン交換まで済ませちまおうかい、と思い立ちました。

きっと、この手のファンは標準的な吊るしモノと同じだと思うのだけれど、コネクタや配線にヒトヒネリあったら面倒なので純正品(OP-FAN/LSW)を購入することにしました。このパーツ、私が使っている「LS-WVL」ではなく「LS-WXLシリーズ対応」と記されていたものの、続き世代で同じ筐体を使っているから(たぶん)大丈夫じゃねぇかと判断。ヨドバシの通販で2,000円弱、汎用品より数百円高いくらいですね。

マニュアルでは「指の爪で割ピンの芯を抜け」風のイラストが掲載されてましたが、あまりに硬かったのでラジペンで対応。芯だけじゃなく、ピンごとまるっと抜けてしまいました。

割ピン2本を抜いてカバーを外すと、ファンが出待ち。

嫌味なくらい、気高きホコリに溢れてました。

カバーは流しで水洗い。待つのイヤだったので、ドライヤーで強制乾燥。

新品ファンをコネクタに接続。コネクタの受けは少し奥まった箇所にあるので、ラジペンで仮止めして指先で圧入しました。

ファンを定位置にハメコミ、商品同梱の新しい割ピンでカバーを固定して、おしまい。

で、電源を入れてみると。

音が「ウィー」から「フィー」に変わった。そんな気がしないでもない。どうしたって磨滅が生じる回転モノなんて、新しいモノを使うに越したことはないので、信頼性が上がっただけでも善し。ま、いっか、であります。

LINKSTATION LS-WVL2.0TL/R1:静音対策

3年前に購入したリンクステーションの音が、近頃ミョーに気になってまいりました。ヴーという低周波の唸りに、ウィー系の軽い音が加わっているような感じ。

前者は、本体内部からの振動が棚板で増幅され、さらにそれが本体筐体に共振を与えている気配。後者は、HDD ではなくファン由来っぽい。ともあれ、棚の暗がりから下ろし、明るいところで観察してみたら、ゲッ、キタナッ

まずは筐体の外側からホコリを掃除機で吸い取り、続いて HDD を取り外してから内側のゴミを竹串で絡め取りました。もっとやるとなると、筐体からシャーシを抜き取らなくてはならないので、面倒だからココまで。

清掃後の清潔感あふるる姿。

エアフローが改善することで、ファンの稼動状況が落ち着いて静かになるかな、なんて淡い期待はモチロン期待はずれ。

で、あるならば、棚板側をどうにかしてくれよう。降りしきる雨の中、DIY 屋に出向いて購入したのは、3mm 厚のアルミ板と10mm 厚のスポンジ。

さっそく敷いてみる。軽い音が軽減し、全体的に音の出方がマイルドにはなったような気が、しなくもないような。筐体の共振を抑えることには成功したものの、棚板の共振を消すには至っていない感じでしょうか。

振動の発信源の位置を変えることで共振具合が変化することはママあることなので、設置場所を下から3番目から2番目の棚板に変更することにしました。結果としては、ずいぶんマシに。相変わらず唸りは生じているものの、ソコソコ減衰している印象。さらに、音の発生源が下に移ったことで、音が耳に直接入りづらくなったことも好影響を与えているのでしょう。ひとまず、これなら気にはなるけど耐えられなくはないレベル。残る改善ポイントは、冷却ファンの交換、か。ざざっと調べてみたら、バッファロー純正部品で約2千円でした。

ちなみに、エアコン嫌いの私の使用環境において、リンクステーションは3年ごとに壊れてました(今ので3代目)。今まで気にならなかった音が気になりだしたってことは、ぼちぼち買い替えても良い頃合いなのかも。改善するか新調するか、ちょっと悩ましいタイミングではありますな。ま、いずれにしても。保険で別の外付 HDD にデータをバックアップしておこうかな。いくら RAID 1(ミラーリング)で使っているとはいえ、HDD ではなく本体が壊れたら面倒ですものね。

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