シートの張り替え作業が終わり、あとは車体に取り付けるだけ。なんだけど、センタースタンドの上げ下げで腰骨が砕け、洗車の姿勢で腰回りの筋肉が悲鳴を上げる、そんな悪いイメージしか頭に浮かばなかったものだから、本日は腰休め。ついでなので、取り外した古いシートの話題なぞ。
当初、せっかくだから部屋で使う座布団にでもしようかなーと企んでいたのです。そこでカビキラーでシートカバー裏面に茂った黒カビ退治。その後、カビキラーを洗い流さぬままバケツに移し、水で希釈してカバー全体を漂白、してからに乾燥。
一方、雨水を盛大に吸ったアンコは、ベランダで陰干し。ここしばらくの沖縄は雨天続きだったせいも大きいのでしょうが、10日経っても完全には乾燥しませんでした。それに、カサブタの様にアンコにこびりついたシートフレームのサビの固まりよ…。指でつまんでも簡単に取れないくせに、触っているとサビ小片がポロポロ落ちてくる。かてて加えて、右側面を広範囲に渡って浸食していたカビの存在は、乾いた後でも如何ともしがたく…。
そんな次第で、再利用は断念。廃棄することにしました。
アンコはそうそう乾燥するものではないし、カビやすくもあるので、シート表皮に穴や亀裂が生じたら、速やかにシートを張り替えること。そんな教訓を残してくれましたよ、と。

本来はカバーをツメにグサッと突き通していくのでしょうが、いかんせん劣化したツメではそうもいかず。カバーを引き伸ばしてツメが当たる位置を確認し、カッターで切れ目を入れ、ツメに通し、ラジペンでツメを押し倒していくことにする。
そうして続いたカバーがけの作業は、とことんチカラ技。親指がバカになります。まして、腰が痛いときにはやらん方が良いです(キッパリ)。
でも裏側は…。ツメ周辺のゴムの切れ目がイヤな感じ。
両モールの太さは似たようなものだったのですけど、もともとついていたモールの断面が「U」型だったのに対し、ドアモールは「J」型。そこで、長辺をシートフレームの背側にして囲って行ったところ、前方の2つの角で波打ちが目立ったので、ソコだけハサミで細くして対応しました。
してからに、アンコを包んでいたビニール包装を、ハサミで切り開いて平面化。あいにく何カ所が穴が空いていたため、その穴がシート上面に当たらないようにレイアウトしてから、適当なサイズにビニールを裁断。シート壁面に位置することになった穴には、梱包用クリアテープでウラから目止め。
念のため、というか、気分的に、シートフレームの表面保護の意味合いでシリコン・スプレーを吹いておきました。
そして、シートカバー、ビニール、アンコ、シートフレームを重ね合わせ、カバーを引っ張り上げながらグイグイ包んでいく。