沖縄に引っ越して来てから長いこと放置されているうちに基板が壊れていたPENTAX K10D。その修理から早くも2年になろうとしておりますが、相変わらず放置されておりました。えぇ、先月までは。
急に仕事の絡みで屋内現場の記録写真を担当することになり、初回は春先に気まぐれで買っていた HD DA15mm F4ED AL Limited と SMC A 35-105mm F3.5 の合わせ技で会場に向かったのですが…。いかんせん、Aズームで撮った写真が全体的に甘いわ部分的にボンヤリしてるわ。ちょーっとお話にならないので、急遽ズームレンズを購入することにしました。それが、DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM。
さりながら、新品購入する気はさらさらなく、さりとて玉数が少ないペンタの中古レンズを沖縄で探し出すなんて全く期待できず。よって、ハイリスクな方法論ではあるとはいえ、通販購入。たまたま東京で暮らしている間にちょくちょく通って何本か買ったことのある店で、高評価(ABクラス)のブツに巡り会えたのが幸いでした。
サイズ的には、フィルター径が同じφ67mm の A35-105(写真・右)より、ちょっと短くて、ちょっと太い。容積的には同じくらいな感じ。そして、結構軽くて、ちょっと安っぽい。
このレンズを選んだのは、K10D が ISO800 以上の品質が余りよろしくないという、まるで昔のフィルムを使っているような感覚のカメラであるため、室内撮影でF5.6 なんて暗いレンズは論外だし、かといって F2.8 の☆レンズは1本で済ますには望遠が短いし(ましてや高いし!)、という消去法でありました。
図体のデカイ K10D との重量バランスは良好。でも、標準ズームってか望遠ズームってサイズ感ですなぁ。あんまり持ち歩きたくない感じ。
70mm まで伸ばすと、コンデジのようにニョッキリ。このズームが世に出たとき、少しは関心があって現物を見に行ったんですけど、この姿を見て興が醒めたという過去があったりします。今回は、仕事で使うから、許す。
SDMのレンズは初めてだったので、最初駆動音が余りにも小さくて、モーターが弱っているんじゃないかと心配になりました(笑)。フォーカスリングはスカスカに軽いですが、マニュアルレンズ比重が大きい私的には、AFレンズはAFで使えばイイヤと考えているので微調整用と捉えればソンナモノかな、と割り切れております。
現場では一脚を併用して、F4開放+シェイクリダクション頼りのスローシャッター切りで耐えました。そんな状況下ではありましたが、絵的には昔のペンタ風の柔らかい印象。開放でもカリッカリの HD DA15mm リミよりも、私のような古いペンタユーザには受け入れ易い描写をするレンズかもしれませんね。
しっかし、レンズはさておき、本体もいい加減古くなってきたなぁ。たまたま昨日、量販店に行く機会があったので K-3 と K-5IIs と K-S1 を触り比べてきました。K-3 のフィット感もいいけれど、K-S1のサイズ感はイイですねー。買換えに踏み切れないのは、デジ一眼を持ち出す機会がめっきり減ったという、私自身の習慣上の問題、かな。