サブウーファー自作:#5 エンクロージャーの組立と内部塗装

前面パネルの下穴開けが終わったところで、側面組立品と補強材を背面パネルの上に並べる。なお、補強材の形状やレイアウトは、理論ではなくゴーストの囁き任せ。

側面パネルと補強材の上辺にボンドを塗り、前面パネルを載せ、位置調整しつつ手持ちのウェイトを総動員して荷重がけ。接着剤の完全硬化まで 24 時間放置。

翌日の夜。気密性を高めるため、いつ何のために買ったか記憶にないウッドシールを開封し、ヘラで内角に塗り込む。シーラーが上塗り可能になるまで 24 時間放置。

その翌日の夜。オモテ側を水性塗料で塗装する予定なので、ウラ側も水性塗料で塗っておいた方が収縮バランスが良いだろうと、6年半前からちまちま出しては使いきれずにいた若草色の水性多用途塗料を塗布。見えないところで、塗りが雑。

ちなみに、DIY ショップで板材を眺めていた時、歪みというか曲がりのある集成材は、痩せてしまった木片とその接合部(接着部)とで蛇腹化している印象を受けてました。ならば樹脂(塗料)で一様にコーティングして保護しておいた方が無難かな、という考えに至っていた次第です。

さて、2時間ほど塗料を乾燥させてから、側面パネルと補強材にボンドを塗って背面パネルを接着。塗料の完全乾燥と接着剤の完全硬化まで 24 時間放置。

そしてまた翌日の夜。スピーカー開口部から手を突っ込んで、背面パネルの内角にウッドシーラーを塗り込む。例によって 24 時間放置。

しつこく翌日の夜、それはつまり昨夜のこと。再びスピーカー開口部から手を突っ込んで、未塗装範囲を塗りつぶす(めでたく塗料を使い切りました)。言わずもがなで 24 時間以上放置。そして、やすりがけ工程へ。

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サブウーファー自作:#4 エンクロージャー側面組立と前面パネル加工

続く接着工程に備え、今さらながら前/背面のパネルに部品配置図を記す。

そしておもむろに側面パネル(だけ)をボンドで接着。

2本の PP バンドで周囲を巻き、板の面を揃え、さらにテンションをかけようとしてバンドを引っ張ったのだけれど、滑りが悪くて締まらない。そこで、ふんっ!と力をかけたら、ガシャ!と板が崩れてしまう。

慌ててバンドを緩め、板を並べ直し、バンドが落ちない程度まで締め上げ、面を整え、そこそこのテンションで張れるまで手近にある部材をベルトと板の間に詰め込んだのでした。

びっくりしたなぁ、もう。
あとは接着剤が完全硬化するまでの 24 時間、放置。

翌日の夜。前面パネル接着前に、スピーカー取付ネジの下穴を開けておくことにする。ネジ位置を画鋲でマーキングし、下図を外して確認してみたら、やけにスピーカー本体を通す穴に近い。はて、と思って穴径を測ってみたら、φ180mm 指定のところ、φ185mm の穴が穿たれてましたよ、おいこら。いまさら、しょうがないけどね。

ドリル刃にテープが貼られているのは、非貫通穴を穿つ目安まで

さて、今回はスピーカーの固定に鬼目ナット(M4×10mm)を利用することにしたので、ナットメーカーの仕様書を参考に φ6mm の下穴開け。しばらく前に逆回転しなくなった電動ドライバーを廃棄していたため、新たに手動ドリルを購入したのだけれど、板が硬くて進んだり戻ったりを繰り返したものだから、精度が心配。

穴あけ作業後、スピーカーを載せて現物確認。だがしかし、リムに貼られたスポンジゴムが邪魔で、穴位置が許容範囲にあるのかどうか、よくわかりませぬ。

そうして、エンクロージャーの組立作業は続く

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サブウーファー自作:#3 木製部品の整形

11月中旬、小型スピーカーのエンクロージャー組み立てがひと段落したところで、放置していたサブウーファーに目を向けることにしました。まずは状態確認の意味で各部品の寸法を測定。図面で指定していた高さ 120mm に対し…

  • 長側面(穴無):118 – 119mm
  • 長側面(穴付):119 – 121 – 120mm
  • 短側面(2枚):120 – 120mm
  • 補強材(3枚):120 – 120mm
  • 補強材(1枚):119 – 120mm

DIYショップで示されていた作業上の加工誤差は ±2mm。隙間が目立っていた長側面(穴無)でも範囲内だから、まぁ致し方ないかなという感じ。前面/背面パネルにも歪みがあったので、部品の組み合わせの影響もありますからね。

状況を把握したところで、最も短い 118mm を目指してヤスっていく。当初は、試しにハンドリングの良い短側面・補強材から着手することにして、それらを束ねて手持ちの紙やすりブロックに荒目の布やすりを巻いて作業していました。しかしながら、スポンジ素材のブロックだと、変形して水平面を作りづらいことを実感したので、別の方法論に切り替え。

新たに購入した研削道具たち。今回のような作業なら「荒目」のドレッサーが適当なんですが、買い足すのが癪だったので「中目」で押し通しました。

まずは、短側面1枚と補強材2枚を縦一列に配置し、これを2セット横並びにする。その両脇を長側面で挟み、都合4列となった素材を紐で縛って一塊にする。

それから、摩擦面が硬いドレッサー(NT L-30P 中目)でガシガシ削って水平面を作りつつ、各部品の共通項である高さ 119mm を目指す。その後、荒目の紙やすり(#100, #120)をクリップ式ホルダー に取り付け、高さ 118mm を目指して削っていく。

ところどころ脱線しましたが、基本的には、そんな流れ。何せ音を出す作業なので、時間帯に配慮しながら1回の作業時間を短くし、期間に制限を設けず作業日を分散させました。かててくわえて、途中でサボっていた時期もあったので、ひと段落するまで3週間くらいかけたのかな。

おおよそ高さが揃ったところで、改めて仮組み。部品をひっくり返したり配置を入れ替えたりしながら、最もガタの少ない組み合わせを探り出す。構成が定まったら、間違えないように部品にマーキングし、その後は部品単位でヤスリがけして微調整。

向こうに見えるは、台まで完成した小型スピーカー

最後に各面をドレッサーで軽く整え、再度仮組み。
接着工程に備え、しばらくウェイトを載せて固定箇所を馴染ませましたとさ。

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