60cm水槽:大掃除

まだ暖かかった10月あたりからだったか、事務所の60cm海水魚水槽に藻が繁茂するようになってきました。ガラス面にガッチリ張り付く緑色したヤツラと、茶色いトロロ状のヤツラです。外部フィルター(EHEIM 2215)をキレイにしたり、水交換をマメにしたり、スクレーパーで対抗したりしていたのですが、さいきんでは週末にキレイにしても週の半ばにはガラスが藻に覆われてくる始末。写真は膜を張ったような水面であります。これは大掛かりにドウニカしてやらないとマズイレベルぽい。

実は1年前も同じ状態に陥り、1日でドウニカしたら水環境がドウニカなってしまった経験を踏まえ、今回は少し腰を据えて対応することにしました。

まずはホコリを被っていた60cmスリム水槽とヒーターとスキマーを持ち出して、生体の避難小屋の準備。比較的キレイと思われる稼働中の水槽の中層から汲み出した海水と人工海水を2:1くらいの割合でブレンドして注水。さらに、エーハイムをそのまま引っ越して、元水槽と同じような水質を維持できる様にしました。

水が温まった所で、手早くキレイにしたライブロックをドカドカと投入。そして、生体を移植。

もっとも、生体と言っても、リュウキュウミスジスズメダイ(飼育4年)とクマノミ(同3年)のほかは、クリーナーの貝くらいしか居ないのですが…。クマノミとセット導入したタマイタダキイソギンチャクは縮小に縮小を重ね、つい最近、どこかに消え失せてしまいました。そうした状況が、環境を激変させてしまう恐れのある大掃除に踏み切れた背景にあったりします。

空になった本水槽。ガラスはキレイな緑色、底砂はドヨドヨ。なんとなーく呆然としつつ、こっから先の手順を考えながら、しばし一服。

まずはガラス面をキレイにすることにしました。用意したのは、コトブキのセリウムスポンジ。流し用のスコッチブライトと何が違うのか良く分かりませんが、間違えて食器を洗わない様にする意味も込めて専用品を買っていたのでした。一般の柔らかスポンジの色は黄色いけど、コレは白色してます。

緑色した藻は、なかなかの強敵。結構長いこと、ガラス面をガシガシゴシゴシ洗ってました。結果、ガラスぴかぴか水青汁。この後、底砂を手で軽く撹拌しながらサイフォン排水。さらに人工海水を足して撹拌して排水すること3〜4回。

一昨年の秋に水槽をリセットした際、厚目に敷いた底砂の上に鉢底ネットを被せ、さらに底砂を敷くような構造にしていました。そこで、鉢底ネット上の底砂を半分くらいバケツに取り出して、おおよそ澱みがなくなるまで人工海水で洗浄。水槽側では、注水→ネットより上の砂だけ撹拌→排水、を何度か繰り返し、最後に均した上からバケツでキレイにした底砂で覆いかぶせるようにしました。

底砂の準備が整ったところで、人工海水を注水し、パワーヘッドとヒーターとスキマーを稼働。あとはしばらく放置したのち、適当と思われるタイミングで外部フィルターを戻し、ライブロックを戻し、生体を戻してオシマイということになります。

ただし。今回の作戦は、鉢底ネットよりも下からイヤナモノが大量に流出していないこと、そして、ブ厚い底砂に潜んでいるであろう魑魅魍魎たちに全換水した人工海水の熟成を当面の間任せられることにかかっています。まぁ、ロジックとしては間違っていないような気がするんですけれど、実際のところ、どうなることやら。しばらく様子見です。

|60cm水槽 大掃除:#1, #2, #3

60cm海水魚水槽リブート:#7 生体移植(魚2)

前回からの経過なぞ。

■9/27(再立ち上げから27日目)
9/22に移植したニセモチノウオが行方不明(イソギンに食われた可能性・大)。

■9/28(28日目)
クマノミ2匹を移植。

■10/5(35日目)
ミスジリュウキュウスズメダイを移植。

これにて全作業、完了! あー、長かった。 

現在、60cm規格水槽の主な住人は以下の通りです。
・ミスジリュウキュウスズメダイ(25ヶ月)
・デバスズメ(13ヶ月)
・クマノミ♀?(11ヶ月)
・クマノミ♂?(11ヶ月)
・タマイタダキイソギンチャク(11ヶ月・分離2個体)
・スカンクシュリンプ(11ヶ月)
・イシガキカエルウオ(2週間)

しっかし、すっかり、スズメのお宿・・・。水槽内の地位を高めてやろうと先行移住させたデバは、クマノミよりも上位におりましたが、暴君ミスジが入って来た瞬間にスズメ社会の最下層に転落いたしました。いまや、オドオドと隠れがちに。それでも移植当日(2日前)に比べれば関係が改善している、ような気がしなくもなくもないです。ニセモチが不在になってしまいましたが、全員揃ってみれば少々手狭感があるので、魚類の追加はもうなし、のつもり。またミスジを隔離するの、面倒くさいし。

そうそう、9/8に入れたキャメルシュリンプは、コサボテングサ2本を食い荒らした挙げ句、導入10日目にスカンクシュリンプに食われました。イシガキカエルウオは、スズメたちにチョッカイ出されつつもノホホンと暮らしております。

そして第2水槽(クマノミ水槽)跡地には、鏡餅がお供えされましたとさ。

あとは、使わなくなった水槽5台をどうにかしなくちゃ(笑)。

60cm水槽リブート:#1, #2, #3, #4, #5, #6, #7

60cm海水魚水槽リブート:#6 新魚導入

別水槽で待機中の魚を移植するにせよ、新魚を導入するにせよ、来週末かなと昨日投稿したばかりだというのに。舌の根が乾かぬうちに新魚を入れてしまいました。イシガキカエルウオです。店の水槽で目を合わせてしまったのが間違い・・・。

全長5cm強。でも細いから、水槽内でも嵩張らない感じ。先行移住させたデバスズメとニセモノチウオの関心が薄いせいもあるのか、入れてすぐだというのにノホホンとしています。ただ、クマノミに続いて暴君ミスジリュウキュウスズメダイが移植の順番待ちしてますからね。顔を合わせたときに、のんびりとしていられるのか。

ちなみに、これまでウチの水槽には、ヤエヤマギンポやミズタマハゼといったベントス系の魚類が居たのですが、残念ながらいずれも短命に終わりました。草むしりに勤しんで、元気に育って欲しいところです。

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