前方上角の内側がサビで損壊し、洗車機に入れると盛大に浸水していた右後部ドア。2ヶ月前に赤錆転換剤を塗って梅雨をやり過ごしたわけですが、その後、風向きによっては降雨でも浸水することが判明しました。
いつも車検を頼んでいる店で確認してもらったら、修理ではなくドアごと交換が妥当とのこと。よって、適当な中古のドアが見つかれば交換、見つからなければ9月の車検を通さずに車両の買い替えかな、と。で、目下ドア探索結果の連絡待ちなのですが、どうやら難航している様子。判断材料が整うまで、しばらく現状まま乗り続けることになりそう。ということで、当面の期間をシノグための対策を講じようかと、患部を診察し直すことにいたしました。
改めて眺めてみると、やっぱりサビかたがヒドイ。サビを一掃しようとしたら、大穴が空くのは必至。そこで、余り薄くなりすぎない範囲で金属ヤスリでウロコ状のサビをコソぎ落し、100番の耐水ペーパーでできるだけ平滑化しました。それからブレーキクリーナーを軽く吹いてウェスで清掃し、希釈したサビキラーを筆塗り。
ウェザーストリップが触れたり、ドアを締めたときの圧がかかったりしても、サビ転換中の塗装面への影響が少なくなるよう、できるだけ長く乾燥させた方が良いので、ドアを開いたまま他の作業で時間つぶし。まずは、ドアとウェザーストリップ(引いては再構築予定の破損部)にかかる圧を下げる目的で、6年前に貼付けていたエーモンの「風切り音防止テープ」剥がし。
剥離作業は比較的淡々と進められたものの、さすがに屋外用の強力両面テープ。ところどころ、イヤな感じでカスが残ったので、ここは塗装面に使うのはマズイかもしれない両面テープ剥がし剤の力を借りる。
テープ剥がし前。
ウェザーストリップの上辺が顔を覗かせています。
テープ剥がし後。
全体に数ミリ、セットバックしている感じ。これはこれでウェザーストリップ上面からの雨水進入を抑えられそう。ドアを締めたときの音が、如何にも軽自動車なバンッて音に戻っちゃいましたけど、何が優先されるかは言わずもがなですし、かてて加えて半ドア率も激減することでありましょう。どうせだから、こんど反対側も剥がしちゃおうかな。
そして、ウェザーストリップなど各部のゴム部品(ただしパテ盛り予定範囲を除く)に新たに購入したラバープロテクタントを塗り付けて、機能改善を願ってみる。いや、今更ながら感アリアリで、思えば中古車購入時から心がけとけよ、って保守作業なんですけどね。
さて、あとはサビキラー塗布から24時間以上おいてから、患部にパテ盛りしつつ、ウェザーストリップを固定する構造部の再構築、か。結構、複雑な構造してるんですよね。どうしたもの、かな…。
時を少し遡った、春先の話。泥やら犬の毛やらで汚れてきたネイキッド車内を清掃してくれようと思い立ち、運転席のゴム製トレイマットを持ち上げてみれば、運転席下から右後部座席足下にかけて、ゴム製フロアに結構な量の水たまり。以前から、運転席のドアバイザーの内側から雨水がしたたるようになってはいたものの、それにしては量が多い。となると、1ヶ月ほど前の機械洗車のときに半ドアだったのかもしれないなーと考えつつ、後始末いたしました。
なんだけど、二回続けて半ドアが原因で浸水するか?という疑問が浮かんで、ドアのウェザーストリップを確認してみたら、右後部ドア上辺前方が広くサビっサビ。ウェザーストリップとドアとの間に、サビた金属片が大量に堆積しているじゃあ、ないですか。
サビ片を除去してから状態確認。ウェザーストリップを固定するための内外のレール状の突起構造が破断され、サビ平原が広がっておりました。この突起は防波堤の役割も担っているでしょうから、ゴムが歪んだ状態で、横から洗車機の高水圧を受けた日にゃ、そりゃ車内に水がまき散らされるのも道理ってもんです。
しっかし、これ、解決策が複雑な、どうしたって対処に時間がかかる案件。しかも、梅雨。
フツーに雨に降られる分には問題なさそうなので、暫定処置として、サビた範囲をサンドペーパーでザザッと均し、赤サビ置換剤を塗っておきました。