魚心管理

先週末、5ヶ月の長きに渡って第三水槽に隔離していたミスジリュウキュウスズメダイ(大)を、クマノミ水槽(第2水槽)に解き放ちました。

そもそも何で大ミスジを隔離していたというと、第1水槽の中でランボーの極みに達していたから。だからといって、狭いサテライトボックスで飼い続けるのも精神衛生上よろしくない。ということで立ち上げたのが第2水槽だったのです。なので、ようやく計画が進んだというか。

解き放たれた大ミスジは、さすがにタマイタダキイソギンチャクの居る水槽の中では暴れ回るのを躊躇しているようで、この1週間、クマノミ達に直接的な被害はありませぬ。プレッシャーは与えていますけどね。クマノミ側もイソギンがあることで「あ、また暴れん坊が近寄って来たゾ」くらいの雰囲気で飄々と暮らしています。いやいや、こうも目論み通りに進んでくれると、嬉しいものですわい。

一方、同じく暴力性が原因で隔離していたミスジ(小)も、2ヶ月振りに第1水槽にご帰宅。水槽内での地位がリセットされ、ほかの住人達から新入り扱いされて若干大人しくしております。これもまた目論み通り。

そのクマノミ、オス化メス化。

立ち上げ&飼育から2ヶ月が過ぎた第2水槽:クマノミ水槽。

はじめのうちはクマノミタマイタダキイソギンチャクに近づくと大クマさんに追い払われていた小クマさんでしたが、いまでは同居生活が板について来た感じです(ときたま邪険にされていますけれど)。

導入した時点では二匹とも未成熟個体で、どちらも似た様な色彩をしておりましたが、タマイタ荘の主人たる大クマさんの尾ヒレの黄色味が薄まりつつなり、そして小クマさんは尾ビレの背側にすぅっとした白い縁取りが生じてきました(写真右上)。クマノミの♀の尾ビレはほぼ白色、♂の尾ビレは背腹両端が白くなって間が黄色らしいので、いずれも変化の過程にあるのでしょう。

ひとまずペアが完成しつつあるってことで、
まずは一安心といったところです。

まぶしすぎるぜ、クマノミ水槽。

立ち上げから3週間が過ぎた事務所の第2水槽。ここで住人達の紹介なぞ。

立ち上げ翌日に放流したクマノミ2匹、それに1週間後に投げ入れたタマイタダキイソギンチャク、いずれも元気です。移動式住居タマイタ荘の管理人は大クマさん。日曜日に買ったエイブリー・エンゼルのオマケでもらったテトラ・マリン・ジェル クリルをたらしてみたら、自ら食さずに、せっせとタマイタに給仕しておりました。エライやっちゃ。

片や小クマさんは、タマイタに入居できないばかりか、大クマさんに邪険にされて尾びれと背びれが傷んできています。ヒレも同族関係も良好になってもらわないと、独房入りのミスジリュウキュウスズメダイの隔離時間が延びるばかり・・・。

クリーナーとして導入したスカンク・シュリンプは、藻と新しいエサばかり喰って底に落ちたクマノミのエサには見向きもしない。しかたがないから、人間様が毎日スポイトで吸い出してます。でもまぁ、クマノミの身体は清掃してあげているようなので、全くの無駄メシ喰いではないか。

同じく底面クリーナーとして雇ったマガキガイは、やたらに体育会系。第1水槽にいるヤツは底面だけ彷徨っているのに、コイツはライブロックやガラス面によじ上りながらせっせと藻を喰い続けています。

立ち上げ直後ということもあり、珪藻の発生がひどかった時期がありました。そこで第1水槽から徴用したのが、タカラガイ。ライブロックの下に潜り込んでじっとしていたかと思えば活発に動き出したり、いたってマイペース。しっかし、こいつ、貝殻はキレイなくせに、外套膜で覆われると途端にフランケン的グロになるんだよなぁ。

あと写真には写ってませんが、窓ふきに雇ったシッタカは良く働いていくれてます。

照明は60cmLEDで全体を照らし、そこにスポットLEDを足して照度勾配を作っています。イソギンが好きな光量の場所を選べるようにしたつもり(当のタマイタは、なーも気にせずフラフラ移動しておりますが)。

その照明は、冬至の日の出/日の入り時間のウチガワ30分くらいでタイマー設定しています。と、思っていたのですが。本日、実は毎晩深夜0時にオン設定になっていたことが判明・・・。

つまり、3週間もの間、午前0時に日の出を迎え、夕方5時半に日の入り。
日照時間、17時間30分??

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