PENTAX Q:ビミョーなときにビミョーなカメラだこと。

ist Dが発売された当時から、一部のペンタファンからずーっと妄想されていた超小型一眼Auto110のデジタル化。メーカーの答えはOptio I-10だったと思っていたのだけれど、ホントに製品化してしまったのね。PENTAX Q。

撮像素子のフォーマットのことはよー知らんけど、Qはクォーターの略なのかしらん。サイズ的にはコンデジの素子と同じかー。Auto110だって、感光面積の狭い(解像度の低い)110フィルムを使っていたんだもの、デジタル版だって同じ割り切りと言えますな。オトナのオモチャとして操作感を楽しめってことでしょうか。ちゃんとマニュアルモードがあって、レンズにちゃんとしたフォーカスリングがあるあたり、実直なペンタックスらしいですねぇ。

で、欲しいか?というと結構ビミョーだなぁ。

あのサイズなら何も考えずにすむコンデジの気軽さの方がちょうど合っているような気がするので。もっとも、実物に触れてしまったら心変わりする可能性も十分ありまするが(でも、ちょと高いかな)。

それにしても最近のペンタックスは吹っ切れたモノを作るようになったぁ、と思っていた矢先、ペンタが(いやHOYAのカメラ部門が)リコーに買収されるのかぁ。

二十数年来のペンタ・ユーザからしてみても、HOYAに身売りしたときから比べれば遥かにショックがないですね。なんせリコーだって昔は一眼レフを作っていたわけだし、しかもペンタと同じKマウントだったし。だもんだから高校の時はリコーXRユーザからズームレンズを借りた経験がありますし(笑)。そりゃ、個人的に心理的抵抗も少ないってもんですわ。

とはいえ、HOYAの中で揉まれた結果、面白い商品を作ることができて、他のカメラメーカーから買ってもらえるだけの存在感になれたんかなーと勝手に思うところがあるので、HOYAに対してどうのこうのという気分もないのですが(HOYAの本社が実家から近いからデフォルトで親近感を持ってましたしねぇ)。

ま、ペンタもリコーも真面目なカメラメーカーだから、一致団結して昔からのカメラ好きの琴線に響く様な光学精密機械を作り続けて欲しいなぁ、と、期待!

・・・そういや、エヴァのQはどうなってんだろ。

SUPER 8

なんとなく、やさぐれていたので、明らかに映像だけスゴクてオバカな映画に違いない「スカインライン」でも見てやろうかと思っていたのですが、たまたま上映開始時間が同じだった「SUPER 8」に方針転換。

ノッけから「Don’t Bring Me Down」が流れたあたり、E.L.O好きの私としてはツカミOK。家に8mm映写機があって、高校時代に8mm映画作りに参加してた私としても、序盤の映画作りシーンも懐かしく思えてOK。小学校4年生という主人公たちの心模様も、あぁそーゆー時もあったよねぇてな感じでOK。なんだけれど。ナゾの正体が分かったあたりから先の展開&ドラマは薄っぺらくも類型的な感じでございました。ノリだけ、みたいな。結構、あっけなく終了。

この映画のタイトル、日本映画だったら「SINGLE 8」ということになるんでしょうね。

・・・大林宣彦っぽい(笑)。

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