放流。

事務所に犬が入り、瞬間猫が入り、そして海水魚が入り、と怒濤の動物ラッシュの中で既に忘れ去られている感があるヨシノボリたち。海水水槽設置のタイミングで、事務所に置いていたヨシノボリ水槽を持ち帰ったのですが、そこにはもうひとつ、ヨシノボリ水槽が・・・。

なにぶん犬と海水魚の相手で手一杯になりはじめているので、淡水水槽を1つにまとめるべく、ペアになる見込みの高そうな1組を残して採集場所に帰すことにしました。

迷惑にも、片道1時間のドライブに付き合わされたのが、ルチャ。ま、フィールドを楽しんでいたから、いっしょ。

放すことにしたのは、暴君ジャイコ(♀)の下で細々と暮らしていたスネオ(♂)と、暴力的な白子さん(♂)のおかげで家庭内別居を余儀なくされていた黒子さん(♀)。

黒子さんは誰からもいじめられる存在なので、文句なしに放流候補筆頭。スネオはジャイコと共存していた時間が長かったのだけれど、今後恋愛(?)に発展しそうな気配がまったくない。そこで、野生味あふれる白子さんに賭けることにしたのです。

このヨシノボリは(特にオスは)、岩の下の砂を掘って潜り込む習性があります。空いた水槽で使っていた分を追加して厚めに底砂を敷き直し。さぁ、新居の完成です!

と、思ったら、さっそく白子とジャイコの威嚇合戦。
いまや白子は壁の花になっております。

・・・あぁ。なんか虚しい。

水汲み男

事務所の60cm水槽は、毎週10Lづつ天然海水と入れ替えております。が、先週サボったことも影響が大きいのでしょう。気を抜いているうちに珪藻がハビこってしまいました。

そこで今日は、いつもの干潟っぽいアラハビーチよりも足を伸ばし、より新鮮っぽい海水を汲むことにし、さらに20Lのポリタンも追加しました(だいたいこれで水槽の半分くらい)。その帰り道、水屋さんに寄って飲料水を4ガロン(約20L)買ってから事務所へ向かった私。

都合、50L。
それだけの水を一度に運ぶ日が来ようとは・・・。

人気者

オフィス海の住人のひとり、シマキンチャクフグくん。

横から見るとお間抜けで、正面から見ると冗談みたいな姿と動きが事務所を訪れるに方にウケております。

つーか、この写真だと古き善きオバケみたいな・・・。

一方、魚たちに人気なのが、スカンクシュリンプくん。

もともと大きかったのが、2度の脱皮を経て身体も態度もお代官様。が、ついこないだ、最後の脱皮が巧く行かなくなったようで、ムチのような長い触覚の1本が真ん中へんで折れていました。それからというもの、フグを除く魚たちに触覚をついばまれるようになり、往事の1/4くらいまで刈り込まれる始末。態度もコソコソと町人化してしまいました。

ヨシノボリに食われたヌマエビのお値段は牛丼クラスですが、
特売とはいえスカンク・シュリンプはステーキクラス。

あんまり気軽に食べてほしくないなぁ。

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